2000万円という数字は、老後2000万円問題の影響もあり(内容はともかく)一区切りといえる金額なのではないでしょうか?
大手企業に勤めるサラリーマンであれば、35歳〜45歳くらいで、浪費をせずにコツコツとお金を貯めていれば、手にできる数字かと思います。
十分にまとまった資金と言える数字でしょう。
統計では、2000万円を持っている層は20代が1.2%、30代は8.7%、40代で11.3%、50代で18%です。
(出所:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 平成29年調査結果)
20代で構築している人たちは、貯金だけではなく、起業をしているか、資産運用も若くしてしっかりやっている人なのではないかなと想像します。
それぞれの年代の中には、親の相続で資産が大きくなったという人も存在しそうです。
この記事では、令和の時代では一区切りとされる資産2000万円があったら何ができるのか。
また、さらなる資産形成を志す人が、2000万円の資産を3000万円にするための近道について紹介していきます。
もくじ
資産が2000万円あったら何ができる?
2000万円という資産を使って、つまりお金に働かせてさらなる資産を築こうと考えている人の方が多いでしょう。
しかし、この2000万円というお金。どれくらいのインパクトがあるのでしょう?
老後の心配をせずに、2000万円一気に物を買ったり、使ってみるとなんだか人生が変わりそうです。
また、2000万円でできることを理解することで、「私はこんなこともできるのか」と自信になりそうです。
個人的にも2000万円というお金を散財ではないですが、一気に使うと何が起きるのかを調べてみました(個人的嗜好含みます笑)
まずは物欲!どんな車が買える?
Porsche 911 Carrera 4S Cabrioletが買えます。

https://www.porsche.com/japan/jp/models/911/911-models/carrera-4s-cabriolet/
めちゃくちゃカッコ良いですね。
最近の20代〜30代の人たちは車に興味がないみたいですけど、それは間違いなく日本の若年層の手取り収入が減っていることが原因でしょう。
お金があったらこんなカッコいいマシンを買わないわけがありませんから。
ポルシェはちょっとチャラい、という人はベンツのGクラスも価格レンジが1,237〜1,685万円なので選択肢に入ってきますね。

https://kakaku.com/item/70101310243/
意外と、学生時代に「こんな車買えることなんてないんだろうな」と思っていたような車が買えてしまうのが2000万円ですね。
プレミアムな体験を2000万円でするとしたら?
2000万円でできることってなんでしょう。私がまず思いつくのは世界一周です。
もう自分があと1年で死ぬのであれば、2000万円を使いフルに1年を使い世界一周します。
今まで検討したことがなかったですが、これを機に調べてみました。すると・・・以下のレンジが最も多い意見でした。
【一年間】
平均費用:150~200万
1年をかけて20カ国以上の国を約200万円ということは、2000万円あれば10周できてしまいます。
これは一般的な費用であり、2000万円が使いたい場合はさらに高級な世界一周プランなどが存在するのでしょうか?
「フォーシーズンズの9つのリゾートホテルを1ヵ月で周る旅」を使えば1207万円を使って世界を回れます。

https://www.fourseasons.com/privatejet/journeys/world-of-adventures-2021/
こちらは世界の隅々まで見れるわけではなく、リゾートを周り溶けるような生活をしたい人向けですね。
「フォーシーズンズ・プライベートジェットの旅」と名付けられたこのツアーは、出発地のロサンゼルスで、フォーシーズンズの新型プライベートジェットに搭乗し(もちろん、Wi-Fi設備とグルメ料理付きだ)、ボラボラ島、バリ島、インド、イギリスなど世界中にある9つのリゾート地を足早に駆け巡る。
出所:https://www.huffingtonpost.jp/2014/05/15/most-expensive-vacations_n_5328533.html
1200万円で、なんだかんだ高級飲食をして、1300〜1400万円程度に収まるでしょう。
残りの600万円で、平均費用200万円程度の世界を一年かけて周る旅で少し贅沢を楽しみながら、過ごすと良い気がします。
体験に2000万円を使うというのは、やはり難しいですね。
と、思ったんですが、地球で考えるのではなく宇宙に行くとどれくらいかかるのかも調べてみました。
弾丸旅行による無重力を体験する宇宙旅行の費用は約1050万円〜3300万円。ロケットによる国際宇宙ステーション滞在型の宇宙旅行の費用は約22億円。そして、月周回旅行の料金は未発表でした。
出所:宇宙旅行の値段
約1050万円〜3300万円で弾丸旅行にいけます。滞在型は約22億円・・・。
さて、2000万円があったら何ができるかをみてきましたが、やはり2000万円というお金に働いてもらって、さらに資産を大きくして、労働から解き放たれ、人生を作っていくことの方が価値があるように思います。
車や旅行は、最悪老後でも良い気がしますね。
若者の間で持って得られるものは、女性にモテるとかステータスになるでしょうが、そこを我慢して、資産を大きくしていくことで十年後には大きな差がつきます。
2000万円の次は3000万円。どうやって達成していくべきでしょうか?
早期に3000万円へ到達させるには?投資先をそれぞれ吟味
再現性を考えたところ、私は現在資産5000万円ほどありますが、2000万円の時点でどんな運用をしてきたかを記載した方が良さそうです。
私が選択肢として考えたのは株式投資、投資信託、ヘッジファンドの三つです。
株式投資の場合
まずは、株の個別株投資です。
2000万円を持った段階で、時間を使って着実に資産を大きくする方針の私からすると、小型・中型株への投資はあり得ません。
大型株投資を考えましたが、私自身、それでも2008年にリーマンショックを学生時代に経験し、少しの資金ですがあっという間にお金が溶けてしまう感覚がトラウマで、結局個別株への投資はやめました。
何よりも、サラリーマンですので、十分に企業分析できずに投資をして損失を被ってしまっては元も子もありません。
高配当株も考えましたが、本質を辿れば高配当株とは成長が終わった企業が内部留保を株主に分配し、支えてもらう施策です。
長期的には、産業構造がどんどん変わっていく現代では未来がないものと判断しました。
実際に、コロナショック前から高配当株で有名なJT(日本たばこ産業)は株価がひどい有様ですね。

日本たばこ産業 (2914)
一攫千金も目指したいところですが、個別株はやらない、と決断しました。次に考えたのが、公募の投資信託です。
投資信託は大手金融機関が販売し、プロのファンドマネジャーが運用しているとのことで、信頼できるのではと考えたのです。
投資信託の場合
投資信託は色々と目論見書を漁ってみましたが、なかなか思わしい成績をあげているファンドは少ないものでした。
投資信託にはアクティブファンドとインデックスファンドの2種類があります。成績が悪いのは、アクティブファンドです。
インデックスファンドに関しては、株価指数に連動するようパフォーマンスを出す商品ですので、こちらはコツコツと資産を増やしたい人には普通におすすめです。
しかし、株価指数を超えるリターンを狙うアクティブファンドは失敗ばかりしています。
これは以下の記事でも述べています。
大人しく、まずはインデックスファンドで運用をしながら、別の選択肢を模索しました。
世界に分散投資ができる、世界の株式市場が成長すればリターンが獲得できるバンガード・トータル・ワールド・ストックETFを購入しました。
こちらは投資信託ではなくETFです。ETFとは上場投資信託(個別株のように売買可能)と言います。
バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(Vanguard Total World Stock Index Fund ETF)は、米国を含む全世界の先進国株式市場および新興国株式市場を投資対象とし、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(同インデックス)に連動した投資成果を目指す。同インデックスは全世界の大型、中型、小型株の市場パフォーマンスを測定し、先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄で構成されている。
10年のチャートをみても右肩上がりですので、信頼が置けます。
トータルリターンも設定来6%となっており、恐怖を覚えながら個別株に投資したり、アクティブファンドでマイナスリターンを取られながら、信託報酬まで取られるくらいなら、間違いなくこちらでの運用が正解です。

https://www.vanguardjapan.co.jp/retail/investment-products/funds/detailview/etf/3141/equity/overview/us
トータルリターン(Total Return)とは、一定期間内に投資商品への投資から得られる総合収益を指します。これにはキャピタルゲイン(譲渡益)だけでなく、再投資された分配金(インカムゲイン)などが含まれます。こうした利益の合計額を投資コスト(購入価格)で割ってパーセンテージで表すことが多く、総収益率ともいいます。
トータルリターンは、投資信託の運用成績を表す際に用いられます。分配金を全て再投資したと仮定し、ある一定期間の分配金込みの基準価額の騰落率を年率で表します。
しばらくは、VTでコツコツ運用していましたが、他の選択肢をずっと探していたところで出会ったのがヘッジファンドでした。
ヘッジファンドの場合
ヘッジファンドは、少し遠い世界でした。
しかし、私の会社の同僚の繋がりでヘッジファンドのマネジャーと知り合い、しばらく経ってから、つまり2000万円をVTでコツコツ運用している時に興味を持ち、自分から担当者にコンタクトを取りました。
やはり上昇相場、下落相場でも結果を出してくれるアクティブファンドを諦めきれず、安全でVTなどを上回るリターンを出してくれるファンドを探しました。
複数のヘッジファンドを見てきましたが、私がファンド選びで軸にしていたポイントは
- 投資戦略
- 実績
- ファンドメンバーの経歴と印象
の3つです。
詳しくは上記の記事でも書いていますが、私が最終的に投資を実行したのはBMキャピタルです。
BMキャピタルは実績としては以下の通りで、ファンドマネジャーの経歴、また、面談で説明してくれた担当者の経歴も素晴らしいもので、話から知的な印象を強く受けました。
滲み出る、エリート感があります。
運用後も、たまにコンタクトを取っていますが、物腰柔らかに説明をしてくれます。
BMキャピタルの詳細は以下です。
→ 老舗国内ヘッジファンド・BMキャピタルを徹底的に暴く。社長の経歴/利回り/問い合わせ方法/契約・解約方法/解散した場合/コロナショックの影響/bmcapitalの本当の評判
例えば2000万円で資産3000万円を目指すのであれば、年利10%(ヘッジファンドではそれ以上を狙っていきます)を複利運用すると、5年間の運用で達成できます。
10年程度で2000万円が約4700万円にジャンプアップ、約2.35倍になりますね。
ポートフォリオを組むのもアリ
私は上記の検討を経て、まずは1000万円をBMキャピタルに預け、結果が出ることがわかった段階でもう1000万円を投資しました。
合計2000万円で、それ以降に給料などで貯まっていくお金はまたインデックスファンドに入れています。
私のように、1000万円はヘッジファンド、もう1000万円はインデックスファンドというようにポートフォリオを組んでも良いかもしれませんね。
人生設計によりますが、早くリタイアをしたい、インデックスファンドよりも大きく増やしたいという方は、ヘッジファンド1点投資でも良いかもしれません。
利回り10%以上、それを複利で回すインパクトは凄まじいものですから。
まとめ
2000万円あったら何ができるのか、3000万円への資産アップの方法を紹介しました。
資産2000万円までくれば、複利をうまく活用し、着実に運用していけば、大きく資産は育っていきます。
ここで浪費をするのではなく、さらなる人生の幅を持たせるべく、資産運用を頑張っていきましょう。