3000万円の貯金を築くには時間が掛かりますよね。
1000万円、2000万円の貯金の時点で運用していたのであれば別ですが、
普通の会社員であれば、コツコツお金を貯めて50代くらいになれば貯まる水準なのではないでしょうか。
もしかしたら、退職金を手にした時に達成する金額なのかもしれません。
3000万円といえば、日本でいえば「アッパーマス層」と呼ばれる領域にいます。
一般的なサラリーマンとしては相当な資産を持っている水準ですが、
3000万円で老後の生活と諸経費を賄いきれるのかというと、実はそうでもないのです。
現状年金はマクロ経済スライドで調整され、実質的に減額されていき、
長年一生懸命会社に勤めて、リタイア後はのんびりと暮らせるかと思っても、
現実は慎ましい生活を送ることになるのです。
これは労働収入と貯金だけでは「安心」が手に入らないことがわかりますよね。
どんなにサラリーマンとしての給料を増やしても累進課税で所得税の支払いが大きくなり、
また家族を養う費用も膨大です。
解決策としては「お金に働いてもらう」しかないのです。
莫大な資産を構築した富裕層は皆「お金に働いてもらう」ことを実践してきているのです。
しかし、リスクのない投資は存在せず、
そのリスクを怖がって資産運用をしないという選択肢を選ぶ人もいますが、
投資先の選定さえ間違えなければ問題ないのです。
しかし、その選定には労力が掛かりますし、会社で働いた後に勉強するのは疲れてしまいますよね。
そんなあなたのために、今回は私がおすすめする投資先を紹介していきたいと思います。
私自身が運用している先でもありますし、実際にリターンは出ている実績があり、
投資信託など公募でとにかくお金を集めるような類の運用先ではありません。
もくじ
資産運用は本当に労力がかかる
資産運用を考えるにも、やはり投資先の選定は勉強し始めるとくたびれてしまいます。
そもそも資産運用の種類が多すぎるのです。
株式投資、FX、投資信託、保険積立、NISA、不動産、ETF、
まだまだあります。
それを一つずつ、リターンを計算して、手数料を計算して、
周りの評判をリサーチして、
といつまでも投資する気になれません。
最後には「友人がやっているから」という金融商品にポンっと投資し、
結果的に資産を減らしてしまう例も少なくありません。
結局は「資産運用はいいや、貯金でなんとかする」と資産運用自体を諦めてしまう人も多いのです。
しかし、資産運用はかなり勉強をした上で、投資をし、学んだ先に投資における「選球眼」のようなものが身につきます。
そして、その「選球眼」を持った人の資産運用の真似をするのが実は一番労力が掛からず、
リターンを見込めるのです。
3000万円の資産を減らさず、増やしていくには資産運用の選球眼を持った人を探しましょう。
資産運用の「選球眼」を持った人はどこにいるのか?
少なくとも会社員の人たちの中で金融機関に勤めており、リターンも着実に出している人以外で、
この選球眼を持っている人は多くないのが実態です。
会社員は忙しいですから、やはり大々的に宣伝されている投資信託や保険で資産運用をする傾向があり、
大多数がそのような資産運用をしてしまっているのでそれが「正解」という空気さえ漂ってしまっています。
結果的に、投資先を選ぶ選球眼を持っている人たちは富裕層に限られてしまっている状況です。
ということは、富裕層の真似をするのがてっとり早いということです。
富裕層はどこで資産運用をしているのか?
富裕層の投資先として有名なのが、株やオルタナティブ投資が代表的です。
オルタナティブ投資とは、上場株式や債券といった伝統的資産と呼ばれるもの以外の新しい投資対象や投資手法のことをいいます。オルタナティブ(alternative)は直訳すると「代わりの」「代替の」という意味です。
具体的な投資対象としては、農産物・鉱物、不動産などの商品、未公開株や金融技術が駆使された先物、オプション、スワップなどの取引が挙げられます。
(引用:オルタナティブ投資)
株に関しては通常の上場株式銘柄などの取引もありますが、
その他にもIPO銘柄(実際にはこちらもオルタナティブ投資)など、富裕層が独自に持ったコネクションから上場前のベンチャー株などを保有し、
高いリターンを得るもので、こちらは一般的には投資に関与すること自体が非常に難しいです。
しかしオルタナティブ投資は、以下のような投資先があります。
- 不動産投資
- コモディティ投資
- ベンチャーキャピタル
- ヘッジファンド
この中で、不動産投資はかなり身近なのではないでしょうか?
しかし、昨今の不動産市況では、手間の割にリターンが低く、
会社員をやりながらではかなり厳しく、環境が理想的ではありません。
不動産投資は事業性が強く、副業で起業するようなものなのです。
コモディティ投資もその商品に関する職種で働いており知識があれば良いかもしれませんが、
それでも投資においてはやはり膨大な勉強量を要します。
ベンチャーキャピタルもベンチャー上場を狙ってのキャピタルゲインを見込むことになりますが、
ベンチャー企業が上場するというのは非常に低い確率です。
そもそもベンチャーキャピタルの出資比率が高くなることはなかなかなく、
キャピタルゲインで得た利益をベンチャーキャピタル、
その他出資者で分割していくことになりますので、
取り分は正直に申し上げると大きくなることは稀なのではないかと思います。
最後にヘッジファンドですが、こちらはプロに運用してもらいますので、
一度出資すればあとは任せきりにすることができ、徹底的に収益を狙っていくスタイルを取っているので、
手軽でリターンを着実に見込むことができます。
欧米では普通の資産運用方法となりますが、日本ではヘッジファンドは公に宣伝ができないため(その代わり自由度の高い運用でリターンが見込める)、
富裕層だけのお得意投資先となってしまっているのが通常です。
ヘッジファンド(私募ファンド)とは?
ヘッジファンドとは私募ファンドであり、
投資信託など公募ファンドとは異なる形態にあります。
公募ファンド |
・証券会社、銀行、保険会社などの店頭や金融機関のHPで「不特定多数」の投資家に対して販売。 ・テレビ・新聞・雑誌において宣伝されているファンドも公募ファンドだけです。 ・主に「個人投資家」(一般人)を対象に募集している。 ・一定の法規制があり、デリバティブ、為替予約、その他オルタナティブ投資等について制限がかけられているので柔軟性に欠ける。 |
私募ファンド |
・私的募集により投資家から資金を集めるファンド。・機関投資家など「専門知識を持つ投資家」や「富裕層」を対象。 ・私募ファンドは専門知識を持つ投資家を対象としており、法制限がほとんど存在しないので環境に応じた柔軟な投資が可能。 ・私募ファンドは、企業HPやテレビなどを利用した宣伝活動は行われない。 |
→ 投資信託とヘッジファンド(HF)は何が違う?網羅的に徹底解説!1000万円以上を運用する人はHFも検討事項。
→ ヘッジファンドとは何者?私募(プライベート)ファンド・公募ファンドの違いを理解しよう!
公に宣伝しない代わりに、柔軟に市場にあった投資手法を選択でき、
リターンを最大化する戦略を取っています。
これは投資家にとっては嬉しい限りですよね。
富裕層が好む理由もわかります。
そして、手数料体系も、投資信託は毎年「信託手数料」が損が出た場合でも徴収されるにも関わらず、
ヘッジファンドは「収益が出たとき」にしか徴収されません。
つまり、成果型であり、それだけリターンをとるのに本気だという意識の差が見て取れます。
→ ヘッジファンドの手数料体系について解説。成果報酬/管理手数料/ハイウォーター・マーク方式
3000万円という資産を預けるのですから、
損失を出されて信託手数料を取られてしまう投資信託よりも、
しっかり結果を出してくれるヘッジファンドの方が良いでしょう。
ちなみにヘッジファンドに出資するには、欧米では1億円が最低出資額とすることも多いですが、
日本では500万円や1000万円単位で出資可能となります。
3000万円の資産を持っているのであれば、この点は全く問題ないですよね。
信頼できるヘッジファンドはどこ?
私が出資しているヘッジファンドは、BMキャピタルです。
BMキャピタルに関しては、バリュー投資株戦略でコンスタントに毎年利回り10%を超える運用益を出しており、
なんと創設以来マイナス運用を出しておりません。
伝統的かつ本格的なバリュー株投資を中心としながらも相場の局面に応じて適切なヘッジ並びに資産に投資を行なっています。
→ ネットネット株への投資だけではない!マルチストラテジー型ヘッジファンド「BMキャピタル」の運用手法とは?
以下でBMキャピタルについては網羅的にお伝えしていますのでご覧いただければと思います。
「守りながら着実に資産を増やす」ことを理念に置いており、
3000万円という資産を預け入れるのであればそれくらいの慎重さも欲しいところですよね。
3000万円の資産運用・投資ポートフォリオはどのように組成するか?
私であれば、3000万円の資産を今手元に保有しているのであれば、
2000万円をBMキャピタルで安定的に資産を増やしていきます。
残りの1000万円に関しては、まず500万円を現金資産として残しておき株価暴落局面の追加の投資資金としておきます。
そして、残りの500万円に関しては金へと投資を行います。
現在、米国をはじめとした先進諸国の金融緩和で通貨供給量が急上昇しています。
金の価値は一定となりますので、相対的に金の価格は今後も上昇していくことが見込まれます。
金でインフレをヘッジしながら、安定したリターンを狙っていきましょう!