3000万円以上資産運用

30代で貯金3000万円ある人の割合や中央値はどれくらい?少ない?独身の場合や子持ち夫婦の場合も含めて、今後の資産運用方針について解説

2021年10月25日

30代で貯金3000万円ある人の割合はどれくらい?少ないはずはないが・・・?投機ではなく複利を活用した投資・運用で着実に資産を増やしていこう

2020年からの米国発異次元金融緩和の影響により、株式投資、仮想通貨バブルなどで突然資産が増えてしまった人は今時多々いるのではないでしょうか。

また、FIREムーブメントの流行により、20代からコツコツと貯金・節約に努め、比較的大きな資産を築いてきたという方も多いでしょう。

 

30代で資産が1億円あるという人もチラホラと聞きます。

なんだかワープしていますよね。時空が歪んでいるように感じます。1億ほどではありませんが特に聞くのが3000万円に資産が到達した、3500万円突破、などです。

 

日本バブル崩壊以降はそんなワープは起きなかったように思いますが、ここ5年程度は凄まじい地殻変動が起きているように思います。

筆者も30代ですが、この年代の資産形成はどれくらい進んでいるのでしょうか?

30代の人は自分の資産額が世間で同じ世代の中ではどれくらいの位置にあるのかどうかを確認できるように、今回は執筆してみたいと思います。

 

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まずは年齢は関係なく日本の資産額分布はどうなっているのか?

もうお馴染みになってしまいましたが野村総研のデータを貼ります。

日本の各世帯の資産はどのような分布になっているのでしょうか?

世帯の純資産の分布

 

年齢別は関係なく、5億円以上は8.7万世帯、1億円以上は124万世帯、5000万円以上は341.8万世帯、3000万円以上は712.1万世帯、マス層は4,215.7万世帯となっています。

わかりやすく表にまとめたものが以下となります。

 

階層 世帯(万) 割合 備考
超富裕層 8.7 0.16% 5億円以上
富裕層 124 2.30% 1億円以上5億円未満
準富裕層 341.8 6.33% 5000万円以上1億円未満
アッパーマス層 712.1 13.18% 3000万円以上5000万円以下
マス 4215.7 78.04% 3000万円未満
合計 5402.3 100% -

 

3000万円を保有しているだけですでにアッパーマス層として頭一個抜け出しています。

 

5億円以上の超富裕層は0.16%ですか。筆者の通っていた小学校は全学年千人ちょっとだったので、あの中に一人いるかどうかなのですね。

富裕層は2.3%と100人いれば2人程度。これは頑張ったら到達する水準です。実際筆者ももうすぐ1億円を達成します。

3000万円達成してから1億円を目指す現在までは僅か5年程度でした。3000万円形成できたら資産形成は加速していくのです。

 

3000万円を1億円(富裕層へ)に増やすおすすめ資産運用・投資ポートフォリオを紹介〜リタイア・セミリタイア(FIRE)するには早すぎる〜

 

準富裕層、つまり5000万円以上、1億円未満の資産保有の方は6.3%。100人いたら6人。

超富裕層の5億円以上は何か商才があったり、プロスポーツ選手として一流とか、難易度が非常に高そうです。

千人に一人とはその水準だと思います。準富裕層や富裕層といった水準は頑張ったら到達可能な水準ではあります。

 

30代で3000万円あるとしたら、アッパーマス層ということです。

さてここからは30代でアッパーマス層はどれくらいのステージにいるのかどうかを検証していきたいと思います。

 

30代の平均貯蓄額はどれくらいなのか?

では30代の平均貯蓄額や中央値をみていきたいと思います、

全体としての平均貯蓄額は530万円

厚生労働省が出しているデータになります。

世帯主の年齢別にみた1世帯あたりの平均貯蓄額

 

30代の世帯当たり貯蓄額は530万円となっています。一方、車や住宅ローンによって借金は1071万円となっています。

純金融資産ではマイナス500万円程度ということになります。

30代で3000万円も資産を保有しているというのはかなり高水準であることが推察されます。

 

ただし、30代にも色々な環境、家族背景があります。子供を何人産んでいるかによっても変わります。独身で節約を頑張っているのかどうかなどで大きな差が出ます。

 

30代で独身の貯蓄額の平均値と中央値

まずは独身のケースについてみていきましょう。

因みに別の金融広報中央委員会の調査によると、30代の貯蓄の平均値は606万円、中央値は56万円とされています。

平均 606万円
中央値 56万円
3000万円以上の割合 3.6%

 

平均値と中央値に大きな乖離があります。

平均値というのは全体の貯蓄額を人数で割ったものです。一方、中央値というのは100人いたら50人目の貯蓄額ということになります。

 

つまり一部の富裕層が引き上げているだけで殆どの人は貯蓄がないという状態だということですね。

3000万円を保有している方は全体の3.6%と、クラスで1人のレベルになります。

 

二人以上世帯の場合の貯蓄額の平均値と中央値

2人以上世帯の場合は以下のようになります。つまり結婚している方ということです。(子持ちかどうかまでは分かりません)

 

平均 752万円
中央値 238万円
3000万円以上の割合 3.3%

 

結婚しているので二人の合計ということになります。中央値は高くなっていますが、平均値は2倍にはなっていません。

世帯合計で3000万円以上の割合も全体の3.3%と独身の場合とはあまり変わらない結果となっています。

 

コラム:年収別はどうなっているのか?

今までは資産の話をしてきましたが、年収はどうなっているのでしょうか?

以下は30代全体の年収分布です。

30代の年収分布

 

中央値は400万円から500万円となっていますが平均値は以下の通りとなっています。

 

全体 男性 女性
平均年収 497万円 558万円 423万円

 

日本人に限らず、世界中の大多数の人が「年収を上げれば貯蓄は増える」と信じています。

確かに増えるのですが、その資産の増加スピードは非常に緩やかです。

 

年収が大きければ大きいほど資産は増えますが、その分支払う税金もさらなるスピードで税率がアップしていきます。

収入を上げるという手段はどんどんパフォーマンスが悪くなっていきます。

 

No.2260 所得税の税率

No.2260 所得税の税率

 

これに加えて住民税が課税所得に10%(最高税率が55%と言われる所以)、加えて社会保険も最大で100万円ほど年間にかかってきます。

年収が1億円を超える水準であれば税率は気にしなくて良いフェーズですが、なかなかそんなに稼げる人もいないですよね。

 

もっと現実的な方法を考えた方が良いです。

 

3000万円あったら何年暮らせる?セミリタイアは可能か?

何年暮らせるかは気になるところですよね。なんとなく、この何年生き延びることができるのかがお金の本来のパワーな気がします。

 

ちなみに、3000万円は筆者もどれくらい生き残れるのだろうかと今回計算してみました。

筆者は子持ち夫婦世帯の東京住みで、住宅ローンを都内のマンションで組んでいます。

 

この住宅ローンの返済も含め、月間の生活費は平均78万円でした。賃貸ですともっと高いと思います。78万円を年間の直すと936万円です。

3000万円を取り崩して生活してしまうと、3.2年で溶けて消えてしまいます。無惨ですね。

3000万円もあるのに、なんでこんなことに・・・と思います。

 

上記は筆者の場合ですが、全国平均も見ていきましょう。

以下は以前筆者が算定した都内で子供2人の4人家族で発生する生活費の試算です。住居は住宅ローン返済の金額、賃貸でもあり得る金額に修正しています。元データは総務省のデータです。

 

総務省 修正版
食費 82,044 120,000
住居 21,464 150,000
光熱・水道費 30,566 30,000
家具・家事用品 13,109 13,000
被服費 13,813 13,000
保険医療費 14,090 14,000
交通・通信費 57,471 57,000
教育 20,567 100,000
教養娯楽 31,604 32,000
その他消費支出 58,958 70,000
非消費支出 90,308 30,000
合計 433,994 629,000

 

月々629,000円くらいの生活費ですね。年間で7,548,000円です。

3000万円は4年で無くなってしまいます。表現が悪いですね。4年間仕事をしなくても生き延びることができます。

独身であれば月30万円あれば十分でしょうから、その場合は年間360万円、貯金を取り崩せば8.3年生き延びることができます。

 

さて、そもそもセミリタイアとはなんだったでしょうか?

ある程度働きつつ、資産の運用収益と併せて生活を成り立たせていくものだったはずです。完全リタイアとは異なる考え方です。

 

一般的には4%ルールがリタイアを考える時に用いられる考え方です。4%の運用収益であれば現実的であるという考え方です。米トリニティ大学によって発表された考え方ですが、1998年のものなので、少し古くはありますがここでは採用します。

 

「4%ルール」は1998年に米トリニティ大学のグループによって発表された資産運用に関する研究から導かれたものです。これは、毎年、資産運用額の4%未満を生活費として切り崩していれば、30年以上が経過しても資産が尽きる確率は非常に低いという内容です。

どのようなポートフォリオ(資産構成)にするかなどによって数字は変わってきますが、おおむねこのような意味になります。この4%ルールは、アメリカの一般的な株価の成長率(7%)から物価上昇率(3%)を差し引いて計算されたもので、要は投資で得られる利益の範囲内で生活を続ければ、半永久的に資産が目減りすることなく生活ができるという考え方です。

そして資産運用額の4%を1年間分の生活費として切り崩すということは、逆算すれば、元となる資産は1年間の支出の25倍が必要になるということになります。

MUFG

 

さて、セミリタイアの場合は運用収益から自分がどれくらい稼げば良いのかを逆算すれば良いですね。

例えば、3000万円であれば年間の運用益は120万円です(単純計算)。税後で96万円です。

 

生活費が上記の7,548,000円/年かかるとすれば、7,548,000-960,000円=6,588,000円

660万円くらいを稼げば問題ないとわかりましたが、平均年収が400万円の中これだけ稼がなければならないのは、果たしてセミリタイアと呼べるのでしょうかという感想です。

 

もはや、セミリタイアなどせずに普通に働いて、3000万円の資産は運用に回して複利効果でどんどんお金を増やした方がいいのではないでしょうか?

例えば、3000万円を上記の4%運用をすると以下のインパクトがあります。実現益を出すわけでもないので、税メリットも大きいです。毎年運用益を取り崩すとその度に20%の税金がかかります。

 

投資元本 運用益
0 30,000,000 1,200,000
1 31,200,000 1,248,000
2 32,448,000 1,297,920
3 33,745,920 1,349,837
4 35,095,757 1,403,830
5 36,499,587 1,459,983
6 37,959,571 1,518,383
7 39,477,953 1,579,118
8 41,057,072 1,642,283
9 42,699,354 1,707,974
10 44,407,329 1,776,293

 

10年で4400万円になります。独身であれば追加投資をしていきたいです。年間200万円くらい捻出して追加していくと以下の通りになります。まさにスノーボール(雪玉)のように資産が大きくなっていくのを感じます。

 

年数 投資元本 運用益 追加投資
0 30,000,000 1,200,000 -
1 31,200,000 1,248,000 2,000,000
2 34,448,000 1,377,920 2,000,000
3 37,825,920 1,513,037 2,000,000
4 41,338,957 1,653,558 2,000,000
5 44,992,515 1,799,701 2,000,000
6 48,792,216 1,951,689 2,000,000
7 52,743,904 2,109,756 2,000,000
8 56,853,660 2,274,146 2,000,000
9 61,127,807 2,445,112 2,000,000
10 65,572,919 2,622,917 2,000,000

 

4%利回り(追加投資あり)

 

投資の醍醐味は後半になればなるほど複利が効いて運用収益が大きくなっていくことです。

このダイナミズムを感じるまでは、筆者はリタイアするべき時ではないと考えています。あと、労働は資産運用の一つです。我々の身体が運用収益を生み出していますので、仕事が嫌でも職場を変えるなどして、労働は続けた方がいいと思います。

 

 

資産3000万円超えたら、20年以上待てる前提で長期投資が最適?

すでに一般的に30代で3000万円の資産を保有しているというのは、とんでもない快挙であることがわかりました。

そして、同時にとてつもなく大きな武器を持っているとも言えるでしょう。

 

なぜなら、資産運用とは「スノーボール」と言われるように、元本が大きくなればなるほど大きくなるスピードが上がっていくからです。

既に上記で、その複利インパクトのグラフを見せましたが、ここでもバフェット氏の言葉を見ておきましょう。

 

バフェットのお好みの言葉に、「株式投資の真髄は雪だるま(スノーボール)」というのがある。

雪だるまは転がしていくだけで大きくなる。株式投資も長期に値上がりする株式を選んでじっと保有していれば雪だるまのように大きくなっていく。

彼はバークシア・ハザウェイという繊維会社を傘下に収め経営し、コングロマリット形式の投資会社の母体にしたのは1965年(昭和40年)であった。当時の1株当り純資産はその後、飛躍的に膨れ上がり2015年には+159万8284%になった。荒っぽい計算だが100万円投資していたら250億円以上になった。(対ドルでの換算を無視した概算数値)。

バフェットは先にも書いたように、長期的に成長する株を買って10年〜20年保有していれば小さな手のひらにはいるようなスノーボールが、転がしていくだけで大きな雪だるまのボールになるという。子供のときに経験したことを株式投資の成果の表現に置き換える。

引用元:バフェットの言葉「株式投資はスノーボール」の真意とは?

 

100万円を持っている人がとある投資をして利回り10%を出しても10万円のリターンですが、3000万円の人が同じ投資をしたら300万円です。

100万円の人がどんなに頑張ってリターンを出しても、奇跡を5回くらい起こさないと3000万円の人には追いつけないと思います。

 

さて、3000万円あるのであれば、このスノーボール理論を存分に活用していくべきです。

株式投資も良いのですが、長期投資で複利をうまく使っていきましょう。

 

複利を活用していく!利益を確定しない限り税金は発生しない

複利を活用していくというのは、例えばウォーレン・バフェット氏のようにアップルの株を購入するとします。

AAPL株価

 

現在2022年9月末時点でのアップルの株価は152.37ドルです。

例えばアップルの株を2015年に30ドル、3000万円分を購入したとしましょう。1,000,000株ですね。

2015年のリターンは8%でした。240万円の含み益です。ここで利確はしません。

 

2016年のリターンは14%でした。259万円の利益です。2017年のリターンは18%でした。含み益は629万円になっているはずです。

利益を確定せずに、毎年成長する株にまとまった金額を入れると雪玉のごとく複利が効いて資産増加スピードが凄まじいことになることに気づくと思います。

 

しかし、上記は理想論です。

実際にアップルのような株でもリーマンショックなどが起きて、暴落し、その間にトレンドも変わってしまい、二度と元の株価に戻らないこともあり得ます。それくらい、株式投資というのは難しいのです。

実際にアップルは2022年に-16%の下落となっており、しばらく上昇しないのではないかという話もあるくらいです。

Apple株価

 

ではどうすれば良いかというと、投資信託やヘッジファンドが選択肢になってくると思います。

 

投資信託(アクティブファンド・インデックスファンド)

個別株は難しすぎるので投資信託、というところまでたどり着いている人は、堅実であり冷静な投資家だと筆者は思います。

普通の人は株式投資を始めて、投資をしているうちに博打のようにのめり込み、運用リターンのことを忘れてしまう人がほとんどです。

 

しかし、投資・資産運用とはお金を増やすためにするべきであり、運用が面白いから取り組むとか、そういったものではないはずです。面白いことをする、というのは基本的にお金がかかるものです。

運用リターンを得るために、冷静な投資をする必要があります。

 

そして、株式市場、世界中のマーケットで面白い点が、我々個人投資家は投資のプロに運用を任せることができる点です。

これは素晴らしいことで、例えば我々はイチローがメジャーに挑戦した際に、イチローに1000万円を投資して、イチローが活躍年俸が急上昇し、リターンとして一部を受け取るといったことはできません。

 

しかし、投資の世界では、投資界のイチローに資金を出すことで、リターンを獲得できるのです。

その一つ目のイチローですが、投資信託が大人気ですね。

 

投資信託にはインデックスファンドとアクティブファンドの2つがあります。

インデックスファンドは代表株価指数に連動するパフォーマンスを目指し、アクティブファンドはインデックスのアウトパフォームを目指します。

インデックスは株式市場次第ですので、その株式市場が存在する国の経済成長次第でリターンが決まってきたりします。世界一の経済大国であるアメリカの株式市場の代表株価指数であるS&P500は長年、暴落を経験しつつも右肩上がりを継続し、平均利回りは7%程度となっています。

 

新興国のインデックスなんかも急上昇があり得ますが、個人投資家としてはタイミングを見極めるのが難しすぎますね。個別株に投資するのと変わりません。

 

アクティブファンドはインデックスを超えるリターンを目指す、ということで、まさにプロの投資家なわけですが、その運用成績は目も当てられない状況で、金融庁ですら警告しています。

アクティブ運用型とパッシブ運用型の投資信託のどちらが優れているのか徹底比較!インデックス投資は本当に最強なのか?

 

全てにおいてインデックスを下回っています。

分類 平均5年累積リターン
パッシブ型全ファンド 22.60%
アクティブ型全ファンド 9.70%
パッシブ型日本株ファンド 40.00%
アクティブ型日本株ファンド 30.90%
パッシブ型先進国株ファンド 37.00%
アクティブ型先進国株ファンド 12.00%
パッシブ型新興国株ファンド 15.20%
アクティブ型新興国株ファンド 12.80%
パッシブ型グローバル株ファンド 32.60%
アクティブ型グローバル株ファンド 8.20%

 

投資信託に投資するのであれば、インデックスファンドで良いのではないかと思います。

しかし、これは欧米の機関投資家、富裕層の間では当然の事実ですが、インデックスファンドを超える成績を出しているヘッジファンドという選択肢が存在します。

 

ヘッジファンドという選択肢

ヘッジファンドとは、日本ではなかなか馴染みのない名前のファンドかと思います。

むしろ、アジア通貨危機などで暗躍したことや、ドラマ・ハゲタカなどの影響で悪いイメージすらあるのではないかと思います(ハゲタカはたしかエクイティ・ファンドでしたね)。

 

ヘッジファンドとは、投資家より資金を集めて市場で運用する、という点は投資信託と変わりません。同じです。

しかし、大きく違う点があります。それはファンドマネジャーの質、リターンの高さ、報酬体系の違いです。

 

まず、ファンドマネジャー(本来はポートフォリオマネジャーと言います)の質が異なる、というのは相場への向き合い方が投資信託のファンドマネジャーとは大きく異なるからです。

例えば、ヘッジファンドは運用リターンの20-50%程度がファンドマネジャーの成功報酬として分配されます。20%のリターンを出せば、4-10%のリターンはファンドマネジャーのものです。

 

運用規模が100億円、1000億円で4-10%のリターンというと、100億円の場合ですと4-10億円です。1000億円の場合はその10倍です。

すごい報酬ですよね。Forebsの長者番付でも上位にファンドマネジャーがランクインするのはこの成功報酬が要因となっています。こんな報酬が入るのですから、ファンドマネジャーは血眼になって相場に向き合うわけです。結果も自ずと出てきます。

ヘッジファンドは下落を抑制しながら市場平均より高いリターン

 

投資信託のファンドマネジャーはこんな報酬体系ではなく、大半が固定給のサラリーマンです。

実力があるファンドマネジャーであればヘッジファンドという世界があるのですから、とっとと会社を辞めてヘッジファンドを設立し、大金持ちを目指すものです。しかし、相場で勝つということはとても難しく、なかなかヘッジファンドのマネジャーとして生計を立てようという人も少ないのが現実です。

 

サラリーマンと、自分の腕に自信のある、そして血眼になって相場に取り組むヘッジファンドマネジャー、どちらに資金を預けたいかというと、やはりヘッジファンドですよね。

実際に結果を出すファンドマネジャーが多いことから、ハーバード大学基金やイェール大学基金のポートフォリオにヘッジファンドが入っていたり、世界中でヘッジファンドへの流入が相次いでいます。

Harvard University Financial Report

Harvard University Financial Report

ハーバード大学とイェール大学のポートフォリオ

 

世界のヘッジファンドの運用資産推移

 

日本では、このヘッジファンド投資へのアクセスが閉ざされていたのですが、近年はようやく投資ができる環境が揃ってきました。

筆者の場合は国内老舗ファンドであるBMキャピタルに運用を任せています。既に10年程度ですが、年率10%程度の利回りを継続し、資産形成を進めることができています。

BMキャピタル

BMキャピタルの評価

 

 

BMキャピタルはバリュー株を主体とした「強い下落耐性」を持ったポートフォリオを構築している点が特徴的です。

過去に年間ベースでマイナスになったことがなく、資産運用の本質を捉えており、まさに伝説の投資家であるバフェット、グレアムやレイ・ダリオの哲学を実践している稀有なファンドです。

リーマンショック、チャイナショック、コロナショック、そして2022年の調整局面も指数をアウトパフォームしています。

 

理想的な投資先

 

長年投資家の期待に応えていることから、出資が相次ぎ資産規模が大きくなっていると聞いていますが、引き続き同様の運用を筆者は期待しています。

 

まとめ

貯金3000万円の現実と、資金を運用に生かした場合のインパクトについて書いてきました。

ぜひ、参考にしていただければ幸いです。

 

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2022/9/11

40歳独身で貯金3000万超えたら何年暮らせる?セミリタイア(FIRE)には少ない?男女別で資産はどれくらいあれば安泰なのかを考える

40歳といえば仕事も慣れ、徐々に自身の経験や知見を次の世代に継承していくことも視野に入ってくる世代ですよね。 しかし、今の日本は長寿国であり(これは先進国としての資産)、70歳まで働く人も増えていくと言われています。   どうしても気になってくるのが、老後の生活ですよね。 今回は40歳時点で貯金3000万円を超えた人は、どのくらいまで資産を伸ばせば安泰と言えるのかを検証していきたいと思います。   関連記事 30代で貯金3000万円ある人の割合や中央値はどれくらい?独身の場合や子持ちの ...

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30代で貯金3000万円ある人の割合はどれくらい?少ないはずはないが・・・?投機ではなく複利を活用した投資・運用で着実に資産を増やしていこう

3000万円以上資産運用

2022/9/16

30代で貯金3000万円ある人の割合や中央値はどれくらい?少ない?独身の場合や子持ち夫婦の場合も含めて、今後の資産運用方針について解説

2020年からの米国発異次元金融緩和の影響により、株式投資、仮想通貨バブルなどで突然資産が増えてしまった人は今時多々いるのではないでしょうか。 また、FIREムーブメントの流行により、20代からコツコツと貯金・節約に努め、比較的大きな資産を築いてきたという方も多いでしょう。   30代で資産が1億円あるという人もチラホラと聞きます。 なんだかワープしていますよね。時空が歪んでいるように感じます。1億ほどではありませんが特に聞くのが3000万円に資産が到達した、3500万円突破、などです。 &nb ...

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40歳で貯金が3000万円ある人におすすめの資産運用方法とは?老後資産1億円を確実に築いていこう!

3000万円以上資産運用

2022/9/19

40歳で貯金が3000万円超えたら?セミリタイアするには少ない?1億円に増やすために資産運用を実施しよう!

40歳といえば丁度最初の子供が小学校に入り二人目の子供が幼稚園に入ろうかという年齢かと思います。 今回の記事は今まで共働きで必死に働き、駐在などの追い風もあって3000万円は蓄えることはできたという裕福な世帯の方に向けてです。   同世代の中では大きな資産を構築できています。 「今後子供の養育費は嵩み必要経費が高まることを考えると老後の蓄えとしては大丈夫なんだろうか?」と不安に思われている方も多いと思います。 今後、年金も受給金額の引き上げ総支給額の引き下げを覚悟しなければいけない状況下、出来る ...

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貯金3000万円あればセミリタイアできるのか?資産運用で時期を早めよう!

3000万円以上資産運用

2022/9/19

貯金3000万円超えたらF.I.R.E.(セミリタイア)できる?何年暮らせる?

3000万円を貯めた人からよく聞くのが、「そろそろセミリタイアも見えてきた。」という言葉です。   F.I.R.E.とは経済的自立と早期退職を目標とするライフスタイル、またはそれを啓蒙するムーブメントを指す造語です。FIREとは「Financial Independence, Retire Early movement」の略です。 同じような言葉として、「セミリタイア」がありますが、これは米国では「Early Retirement」という言葉で表現されます。   会社員の方であれば共感 ...

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最後に

投資

 

>>>個人的おすすめファンドランキング

 

私がファンドを選ぶ際に気をつけていることは、「長期で明確な戦略を実行し」、「確かなリターンをあげている」「経歴、実績共に優秀なファンドマネジャーが運用しているかどうか」、これだけです。

短期間における投資ファンドのハイリターン実績は全て無視しています。真に勝率が高い投資家は長期でみると、ピカピカな運用実績に収束します。

しかし、短期は短期。ただの運である可能性が高く、ファンドの本当の実力を測れるものではありません。

日々の膨大なニュースに翻弄され、株価の上げ下げで感情的に取引してしまう個人投資家が日本には溢れています。

しかし、投資とは自身の得意とする、勝率の高い戦略を見つけ、愚直に実行するだけなのです。これには膨大な作業量(決算読み込み、市場調査など)と強い精神力を必要とします。

このように、本当は投資とはシンプルでつまらないものです。

 

投信やヘッジファンドを選ぶ際は、この投資の考え方、哲学をしっかり持っているファンドマネジャーが在籍するファンドを選びましょう。それだけで大損することはまずありませんし、周囲の人が驚くようなリターンを自身があげていることに気づくはずです。リターンの差とはこの思考、また投資とは何かを知っているかどうかで大きく変わります。

 

勝率の高い投資戦略を愚直に実行しているファンドマネジャーが在籍するファンドを私の目でも選んでいますので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

-3000万円以上資産運用

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