2000万円以上資産運用

2000万円で配当金生活リタイアは可能なのか?元本保証しか成り立たない資産額であることを認識しよう

2000万円で配当金生活リタイアは可能なのか?元本保証しか成り立たない資産額であることを認識しよう

貯金、節約に勤しめば、40歳程度で資産2000万円ほど築けるパターンが多いかと思います。

この2000万円、人生にどれくらいのインパクトがあるのでしょうか?

 

多くの人が憧れるのが「配当金生活」ですよね。よく聞く「不労所得」というものです。

2000万円の資産はかなりまとまった金額であり、資産運用では大きな武器になりますが、リタイアできるほどなのでしょうか?

 

今回、詳しく検証していきたいと思います。

 

2000万円という資産をどう捉えるか

もう見飽きたかと思いますが、2000万円は非常に大きな金額なのですがまだまだマス層の域を出ません。

 

日本の富裕層・超富裕層の世帯数は、2017年を超えて2005年以降の最多に

日本の富裕層・超富裕層の世帯数は、2017年を超えて2005年以降の最多に

 

筆者自身も2000万円を超えた頃は、日本でも中々の位置にいると自負してしまっていたのですが、現実はマス層でした。

世の中にはこんなにお金持ちがいるのかと嘆いたものです。しかし、それでも2000万円は大きな金額です。

 

かなり生活を切り詰めれば、配当金でも十分に生活できるのではないかと思います。

計算してみましょう。

 

配当金生活計算の前にリタイアの定義を確認しよう(完全リタイア・セミリタイア)

実際に「配当金でリタイアしたい」という人は多いですが、リタイアにも種類があります。

 

例えば、仕事を辞めて不労所得で生活をし、人生そのものをプライベートにする「完全リタイア」。

半年は仕事をしながら、残りの半年はバカンスで楽しむような「セミリタイア」。バカンスでなくても、今のフルタイムの仕事を辞め、給料は下がるも時間の融通が利く、自分の好きな仕事につく、自由時間も増やすという生き方もあります。

 

バカンス

 

セミリタイアが人生として一番バランスが良さそうですよね。

仕事を全くしないのは社会的な繋がりも一気に減りますので、日々がつまらなくなってしまいそうです。ボランティアでも良いのかもしれませんが。

 

2000万円の配当金を計算

2000万円を持ち、配当金生活をするべく、配当利回りの高い企業の株を一括買いしたとします。

2021年10月26日時点の高配当利回りランキングが以下です。

 

順位 コード 市場 名称 取引値 1株配当 配当利回り
1 8103 東証1部 明和産業(株) 846 115 13.59%
2 9904 東証2部 (株)ベリテ 454 40 8.81%
3 9101 東証1部 日本郵船(株) 8,060 700 8.68%
4 9104 東証1部 (株)商船三井 6,890 550 7.98%
5 6815 東証1部 ユニデンホールディングス(株) 3,220 210 6.52%
6 7494 東証1部 (株)コナカ 332 20 6.02%
7 8076 名証2部 (株)カノークス 1,344 80 5.95%
8 7638 東証JQS (株)NEW ART HOLDINGS 1,204 70 5.81%
9 2914 東証1部 JT 2,259 130 5.75%
10 1852 東証1部 (株)淺沼組 4,555 260 5.71%
11 6178 東証1部 日本郵政(株) 875.3 50 5.71%
12 1820 東証1部 西松建設(株) 3,280 185 5.64%
13 4502 東証1部 武田薬品工業(株) 3,192 180 5.64%
14 8093 東証1部 極東貿易(株) 2,570 145 5.64%
15 9308 東証1部 乾汽船(株) 2,340 132 5.64%
16 9434 東証1部 ソフトバンク(株) 1,536.50 86 5.60%
17 3242 東証JQS (株)アーバネットコーポレーション 310 17 5.48%
18 3492 東証 タカラレーベン不動産投資法人 109,500 6,000.00 5.48%
19 7414 東証1部 小野建(株) 1,683 92 5.47%
20 6257 東証JQS (株)藤商事 928 50 5.39%

 

昭和産業が13.59%の配当利回りです。非常に高いですね。

2000万円の資産を昭和産業にフルインベストした場合、単純に2000万円×13.59%で2,718,000円が入ってきます。

税後(20.315%)で2,165,838です。月に直すと180,486円です。

 

独身ならこれでいいのかもしれませんね。寝てるだけで毎月18万円入ってきます。

一般的な家庭は34万6773円かかると家計調査では出ています。生活費として消費されるのは67.2%とのことで、233,031円です。

不労所得が18万円ですから、アルバイトしたらなんとかなりそうですね。

 

4人家族の生活費の内訳

 

2000万円あれば、セミリタイアは確実に出来そうですね。2000万円はとても偉大な金額であることがわかりました。

 

人生はそんなに簡単ではない、元本が保証されない

上記の計算を見て「なんだ、意外と簡単じゃないか」と思ってしまっていませんか?

思ってしまっているのであれば非常にマズイです。世の中はそんな簡単にできていません。

例えば上記の明和産業(株)という株式。

明和産業

 

株価は20年かけて緩やかに上昇してきました。

このまま上昇を続けるようであればハッピーですが、歴史に学んでみましょう。

例えば、高配当株で有名なのは日本たばこ産業ですよね。

 

日本たばこ産業

上場から約3倍程度の株価になっています。現在配当利回りは6%です。

気づきましたか?株価が下がっていますね。ここ5年はこの金融相場で考えられないほど低迷しています。

 

日本たばこ産業

 

例えば、4000円の株価の時に高利回りだと思い株を購入、配当を受け取る生活をしている中で、株価が下落。

これは2000万円の元本が減少するということですね。配当は貰うも元本が減少。元本は保証されないのです。

ただ、配当利回りはそのままなのだからいいじゃないか、と思いますよね。

 

日本たばこ産業に関しては2021年に減配を発表しています。配当利回りが7%から6%に減配。

このまま業績が伸びないのであれば、さらなる減配も見込まれるのです。

どうしますか?2000万円の元本が日本たばこのように株価が半減して1000万円となり、配当利回りも下がるとしたら。

 

2000万円があったと思ったら半減しているし配当も減少。リタイアもしてしまっているので給料の良い職場へ就職が難しい。

お先真っ暗ですよね。

 

そもそも「高配当」とは罠なのです。もう売上高が成長しない、事業が拡張しないから配当を出して投資家を繋ぎ止めているものなのです。

投資家への単なるご褒美ではないのです。低成長の企業に投資をしていると認識すべきなのです。

成長企業は配当なんて出しませんよね。キャッシュは事業に使う方が言いに決まっています。

 

高配当株は低成長の老舗企業が基本です。特に日本では時代に取り残されていく企業です。

減配が発表されたらさらに株価が下がり、元本がさらに下がります。半値もあっという間です。

 

結論ですが、高配当利回りを期待して、配当金生活でリタイアをすることは全くおすすめできません。

3%程度の配当利回りならまだ、ギリギリなんとかなる気もしますが、上記で述べたように月に生活費が233,031円かかるのであれば、3%利回りで賄う場合、総資産は最低でも116,515,500円となります。

 

やはり1億円くらいないと、リタイアとは無理なのかもしれませんね。

会社を安易に辞めるのは絶対にダメです。

 

ではどうすればいい?堅実な投資と、入金力のUP

そもそも厳しいことを言いますが、高配当銘柄を買って不労所得でリタイアしたいなんて少し人生を舐めていると思います。

リタイアとはそんなに簡単に達成できるものではありません。まずは堅実な投資をして複利で利回りを稼ぐ。着実な資産増加を狙いつつ、本業、副業で稼ぎ、投資元本を大きくしていくのが大切です。1億円まで、これで駆け抜けましょう。

 

着実に資産増加を狙うとすれば筆者が投資先としているファンドなどを参考にしてほしいです。

安易に株式投資で個別銘柄を買ったり、金融機関で損を出してしまうような投信を勧められるがままに買って欲しくないです。

 

【2021年・国内和製優良ヘッジファンド】おすすめ投資先ランキング〜リスクを抑え安全・着実に資産を増やせる運用先(投資信託などアクティブファンド含む)を紹介〜

 

 

本業と副業ですが、本業は年収増加が確実に見込めるのであれば転職しても良いでしょう。

伝統的な日系企業で働いているのであれば、できるだけしがみつきましょう。日系大企業であれば、死ぬ思いでしがみついてください。そして、出来るだけ早く帰って副業をしましょう。

年収が高く、さらに出世が見込めるのであれば副業はやらなくていいです。本来は本業が最も本気を出す上でコスパが良い先です。

 

副業を始めるのであれば、少しうまくいったところでも会社は辞めないでください。

副業で月に10万円ほど稼げて、会社の仕事がなければもっと伸ばせる、と思ったら1年休職してください。

1年やって月収が100万円を超えるようであれば会社を辞めて独立しましょう。100万円を超えないのであれば会社にしがみついて、うまく副業を維持しましょう。

 

入金力をどんどん増やして、投資元本を大きくし、「スノーボール」を形成し、資産形成を成功させていきましょう。

上記は私が長らく「確実にリタイアするであればどんな方法があるのか」について考えた結果です。筆者ももうすぐでリタイアです。

 

 

最後に

投資

 

>>>個人的おすすめファンドランキング

 

私がファンドを選ぶ際に気をつけていることは、「長期で明確な戦略を実行し」、「確かなリターンをあげている」「経歴、実績共に優秀なファンドマネジャーが運用しているかどうか」、これだけです。

短期間における投資ファンドのハイリターン実績は全て無視しています。真に勝率が高い投資家は長期でみると、ピカピカな運用実績に収束します。

しかし、短期は短期。ただの運である可能性が高く、ファンドの本当の実力を測れるものではありません。

日々の膨大なニュースに翻弄され、株価の上げ下げで感情的に取引してしまう個人投資家が日本には溢れています。

しかし、投資とは自身の得意とする、勝率の高い戦略を見つけ、愚直に実行するだけなのです。これには膨大な作業量(決算読み込み、市場調査など)と強い精神力を必要とします。

このように、本当は投資とはシンプルでつまらないものです。

 

投信やヘッジファンドを選ぶ際は、この投資の考え方、哲学をしっかり持っているファンドマネジャーが在籍するファンドを選びましょう。それだけで大損することはまずありませんし、周囲の人が驚くようなリターンを自身があげていることに気づくはずです。リターンの差とはこの思考、また投資とは何かを知っているかどうかで大きく変わります。

 

勝率の高い投資戦略を愚直に実行しているファンドマネジャーが在籍するファンドを私の目でも選んでいますので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

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