一つの区切りとなる貯金1000万円。
1億円の10分の1とはいえ誰でも実現できる貯金額ではありません。
以下は日銀に金融広報中央委員会が発表している単身世帯の年代毎の金融資産保有額です。
平均値は全員の貯金額の合計を人数で割ったもの、中央値は100人いたら真ん中の50位の人がいくらの貯金を保有しているかという数値です。
基本的に平均の方が中央値よりも大きくなっているので、上位層が異常な金額を保有しており全員を引き上げていることがわかりますね。
上記結果から分かるとおり20歳代の平均は106万円、中央値は5万円となっています、
30歳代の平均も359万円で、中央値は77万円となっています。
1000万円という貯金を作り上げられた方はそれだけで優等生なのです。
本日は1000万円という資金があればどのような使い道があるのか?
という点にフォーカスしながらお伝えしていきたいと思います。
1000万円あったら何ができる?
まず1000万円があったら何ができるのでしょうか?
レクサスLSモデルを手に入れることができる
1000万円あれば憧れの高級車を購入することができます。
トヨタの2019年10月発売モデルであるレクサスLSは最低価格999.6万円で販売されています。
その後の維持費やメンテナンス費用はかかりますが、1000万円あれば高級車も手に届く水準なのです。
高級クルーズ船に乗ることができる
1000万円あれば高級クルーズ船にのることができます。
ダイヤモンドプリンセス号で悪いイメージを持っている方もいらっしゃると思いますが、豪華な遊びとして一度は体験してみたいものですね。
JTBクルーズでは合計100日異常の豪華客船でのツアーを提供しています。(参照:JTBクルーズ「飛鳥II」)
ツアーの最中に歌姫や落合シェフの料理も毎日提供されています。
価格帯でいうと「C:スイート」の1000万円を利用することができます。人生一度の思い出によいかもしれませんね。
港区の高級タワマンに3年間住める
憧れのタワマン生活も期間限定ではありますが、実現することができます。
以下は人気の港区のTHE ROPPONGI TOKYOの価格水準です。
13階と低層階ですが1LDKで賃料と管理費込みで合計29万円/月となります。年間で350万円で住むことができるのです。
約3年間という期間限定ではありますが、港区のタワマンに住むことを実現できるのです。
子供3人を都内一流私立中高で学ばせることができる
自分のためではなく子供の教育に費やしてあげたいという方も多いでしょう。
以下は都内のトップ校の一角をしめる開成中学と開成高校の学費です。
月額合計は56,350円ですので、年間676,200円となります。入学金等44万円と中高6年間の合計で450万円となります。
子供二人で900万円ですので、2人を開成中高で学ばせてあげることができるのです。
老後資金に1000万円は全然足りない
1000万円あればどのようなことができるのかという点についてお伝えしていきました。
しかし、人々が生活を営んでいくことで最大の懸念事項は老後の生活だと思います。
2019年は財務省による「老後2000万円問題」が話題を呼びました。
老後2000万円問題は単純な計算で計算されております。
高齢無職世帯の年金収入と支出の不足金額の平均が月間55,000円となります。つまり年間だと66万円ということですね。
年間不足額66万円が65歳から95歳までの30年間発生し続けるとすると1980万円となり約2000万円が不足となるという理屈です。
しかし、上記の支出のグラフをご覧ください。
住居は僅か1.3万円、交際費は2.5万円、食費も二人で一ヶ月3.5万円という想定になっています。
正直、上記のような生活をしていては豊かな余生を暮らすことはできませんよね。
都内であってもある程度余裕のある老後を送りたいという方は1億円以上を目指していくのがよいでしょう。
1000万円の使い道は特別な投資手法で更に資産を増やすこと
最初の項では1000万円を消費する方向でお伝えしてきました。
しかし、1000万円あればこそ投資を行うフェーズに到達しているのです。
老後の資産を構築するためにも、1000万円は使うのではなく投資で増やすと考えるのが賢明です。
投資にはある程度のタネ銭が必要
投資をするにしても、やはりある程度のタネ銭が必要です。
100万円を運用に成功して倍にしたとしても200万円にしかなりません。
しかし、1000万円であれば10%の運用益をだすだけで100万円の利益を出すことができるのです。
先ほどの例と同じく、2倍にすることができれば2000万円を達成することができます。
ある程度のタネ銭があるからこそ投資をする意味がでてくるのです。
複利の力は偉大!大いに物を言う
複利の力は偉大と言う話はよく聞くと思います。
しかし、本当にコツコツとした利回りでも時間を利用すれば大きな資産を構築することができるのです。
比較的な安定運用の範囲である年率5%運用で20年後には3000万円近くの資産を築くことができます。
10%で運用することができれば20年後に約7倍の7000万円まで飛躍的に資産を伸ばすことができるのです。
5%運用 | 7%運用 | 10%運用 | |
1年後 | 1050 | 1070 | 1100 |
2年後 | 1103 | 1145 | 1210 |
3年後 | 1158 | 1225 | 1331 |
4年後 | 1216 | 1311 | 1464 |
5年後 | 1276 | 1403 | 1611 |
6年後 | 1340 | 1501 | 1772 |
7年後 | 1407 | 1606 | 1949 |
8年後 | 1477 | 1718 | 2144 |
9年後 | 1551 | 1838 | 2358 |
10年後 | 1629 | 1967 | 2594 |
11年後 | 1710 | 2105 | 2853 |
12年後 | 1796 | 2252 | 3138 |
13年後 | 1886 | 2410 | 3452 |
14年後 | 1980 | 2579 | 3797 |
15年後 | 2079 | 2759 | 4177 |
16年後 | 2183 | 2952 | 4595 |
17年後 | 2292 | 3159 | 5054 |
18年後 | 2407 | 3380 | 5560 |
19年後 | 2527 | 3617 | 6116 |
20年後 | 2653 | 3870 | 6727 |
以下、各利回り毎のおすすめの投資先についてお伝えしていますので参考にしていただければと思います。
1000万円資産があるからこそできる投資がある
投資信託は証券会社によっては100円から買えますし、個別株も株価が低い低位株であれば数万円から購入することができます。
しかし、本当に資産をコツコツと積み上げたい人は以下のような投資先に投資をする必要があります。
- 出来る限り下落をミニマイズできる手法で運用している
- 安定した成績を叩き出している
日本の投資信託は手数料ビジネスに成り下がっており、長期的に資産を形成する金融商品として必ずしも適しているとはいえません。
投資信託は儲からないのはなぜ?本当におすすめの運用先とは。公募ファンドの仕組み/日米の公募投信のコスト比較 / 信託報酬(手数料)とリターンの関係
本当に魅力的な金融商品は必ずしも門戸が広く開かれているわけではありません。
投資信託は公募ファンドですが、ヘッジファンドという私募ファンドの形態で運用されているファンドも存在しています。
ヘッジファンドは富裕層のみから出資を受け入れており、海外では最低でも1億円以上からしか受け入れていません。
事実上、個人投資家が投資をすることは不可能なのです。
しかし、日本では海外のヘッジファンドと遜色のない成績を残しながらも1000万円から投資ができる優良ヘッジファンドも存在しているのです。
筆者が投資しているヘッジファンドは東大卒のファンドマネージャーが外資系金融で磨いた投資手法で過去運用開始から7年間マイナスをだすことなく、年率10%程度で運用をおこなっています。
以下で詳しくお伝えしていますので参考にしていただければと思います。
まとめ
1000万円あれば高級車に乗ることも、タワマンに住むことも、高級クルーズ船にのることもできます。
しかし、老後の資金を考えた時に1000万円という金額は非常に心細い金額と言わざるを得ません。
老後の資産を考えた時に長期的な視点にたって老後資産を構築するためには堅実な手法で着実に運用していくのが賢明です。
以下、今回紹介したヘッジファンドがそもそもどのようなファンドなのかという点を踏まえておすすめ投資先についてお伝えしています。
→ 【2020年・国内優良ヘッジファンド】おすすめ投資先ランキング〜リスクを抑え安全・着実に資産を増やせる運用先を紹介〜