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30代サラリーマンの資産運用録

ヘッジファンド

私募ファンド(ヘッジファンド)購入の際に把握しておくべきリスクとは?元本割れ/流動性(ロックアップ期間)/ポンジスキーム/投資詐欺/レバレッジ

 

一般的なサラリーマンであれば資産運用を考える時には、まずは「投資信託」を考えますよね。

その理由は、テレビや雑誌などに大々的に広告が打たれていることかが大きな要因かと思います。

 

インターネット全盛期と言われる現代でも、テレビなどオフラインの影響力はやはり凄まじいものがあります。

このように公に大々的に宣伝し、投資を募集しているのが「公募ファンド」となります。

 

ヘッジファンドとは何者?私募(プライベート)ファンド・公募ファンドの違いを理解しよう!

 

しかし、機関投資家や富裕層はテレビなどのCMに惑わされることなく、投資先を見極め、着実にリターンを重ねています。

 

では、この機関投資家や富裕層が好む投資先とはどこになるのでしょう?

それが私募ファンドとなります。

 

私募ファンドにはヘッジファンドやREITなどが当てはまりますね。

 

投資信託とヘッジファンド(HF)は何が違う?網羅的に徹底解説!1000万円以上を運用する人はHFも検討事項。

 

ヘッジファンド(HF)の購入・出資方法を解説。ヘッジファンド型の投資信託と私募HFの違いも。

 

この記事では私募ファンド、特にヘッジファンドを購入する際に把握しておくべきリスクについて解説していきます。

 

公募ファンドと私募ファンドの違いは?

上記ではざっくり公募ファンドと私募ファンドの違いに触れましたが、もう少し具体的に理解していきましょう。

以下は具体的な公募ファンドと私募ファンドの違いです。

 

公募ファンド 私募ファンド
・証券会社、銀行、保険会社などの店頭や金融機関のHPで「不特定多数」の投資家に対して販売。

・テレビ・新聞・雑誌において宣伝されているファンドも公募ファンドだけです。
・主に「個人投資家」(一般人)を対象に募集している。

・一定の法規制があり、デリバティブ、為替予約、その他オルタナティブ投資等について制限がかけられているので柔軟性に欠ける。

・私的募集により投資家から資金を集めるファンド。

・機関投資家など「専門知識を持つ投資家」や「富裕層」を対象。

・私募ファンドは専門知識を持つ投資家を対象としており、法制限がほとんど存在しないので環境に応じた柔軟な投資が可能。

・私募ファンドは、企業HPやテレビなどを利用した宣伝活動は行われない。

 

上記でわかる通り、私募ファンドは公募ファンドと異なり、法制限がほとんど存在せず、柔軟性を持った投資をすることができ、リターンを大きく出せる構造になっているのです。

 

ここからは公募ファンドより大きなリターンを見込めそうな私募ファンド(今回はヘッジファンド)を購入する際に把握しておくべきリスクを解説していきます。

 

私募ファンド(ヘッジファンド)購入におけるリスクとは?投資手法の仕組みを把握しよう

まず、私募ファンドを購入する際に疑問を持たなければならない点は以下の4つです。

  • 元本割れリスク
  • 流動性リスク
  • レバレッジリスク
  • ポンジスキームリスク

 

それぞれ解説していきたいと思います。

 

元本割れリスク

まずは元本割れリスクです。

 

そもそも元本が割れない投資といえば、「定期預金」や「保険の積立型」くらいしか思いつきませんが、元本保証を好む方はとても多いですよね。

 

しかし、ヘッジファンドではもちろん市場環境に応じてレバレッジを掛けて大きなリターンを目指し、その商品は価格変動があるものですので元本割れするリスクは秘めています。

しかし、価格変動がありリスクも秘めているからこそリターンも大きなものとなるのです。

 

これは人それぞれ好みによりますが、定期預金など元本が保証された「著しく利回りの低い」資産運用を実行するのか。

リスクを抱えながらもリターンを最大化させるヘッジファンドを選ぶのか、という選択肢になります。

 

ヘッジファンドの年間リターンが5-20%、定期預金の年間リターンが0.3%、となればどちらを選ぶかというお話です。

 

投資資金の流動性リスク

ヘッジファンドは一度出資すると、四半期、長いところでは1年の「ロックアップ期間」というものがあります。

 

資金を自由に引き出せない期間を意味しますが、投資信託などに比べると長いですよね。

 

ロックアップ期間を設けている理由としては、ヘッジファンドのマネジャーが投資計画を立てた時に、

資金の増減が度々発生してしまうと、リターンが多く取れる金融商品に投資ができなくなったりと計算が狂ってしまうことがあるからです。

 

ヘッジファンドは投資信託など少額で出資できるものではなく、一人当たりの出資金が大きいです。

一人が資金を勝手に引き出してしまうと投資機会を逃し、目標を達成できなくなってしまうのです。

 

資金を自由に引き出せないことは、他の投資に興味を持っていてもお金を動かせないことで、機会損失をしてしまうリスクがありますが、

ヘッジファンドに一定期間預けていることも、これは投資家の利益を守ることに繋がっているのです。

 

レバレッジ運用リスク

基本的に、ヘッジファンドでは「レバレッジ」をかけた運用で高いリターンを目指しています。

 

レバレッジ(Leverage)とは「てこの原理」という意味ですが、金融業界でレバレッジといった場合には、借り入れを利用することで、自己資金のリターン(収益)を高める効果が期待できることを指します。

例えば、委託保証金率30%の信用取引では、売買代金の30%の委託保証金を差し入れることで取引が可能となります。

つまり、その場合では、最大で約3.3倍のレバレッジを効かせることができるわけです。

レバレッジを効かせるということは、大きなリターンが狙える半面、リスクも大きくなりますので、十分な資産管理が求められます。

(参考:SMBC日興證券

 

上記の通り、「てこの原理」を用いて、「資金を増やして」より大きなリターンを得ていくことですね。

 

ものを売る際には「規模の経済」として仕入れが多くなれば原価が割引してもらえることで、それを定価で売り切れば儲かるというものもありますが、同じようなものです。

 

投資も投下する資金が大きくなれば、その分リターンも大きくなるのです。

 

100万円を投資して10%の利回りならばリターンは10万円ですが、1000万円の投資で同じ利回りならリターンは100万円ですよね。

 

ヘッジファンドは投資家から出資してもらったお金に加え、銀行などから資金を借り入れ、さらなるリターンを目指すのです。

 

リターンが大きくなる分、損失も当然大きくなりますので、ヘッジファンドの方針をしっかりと聞いた上でリスクを把握しておくことが重要です。

 

例えば私が投資しているヘッジファンドに関してはこのようなレバレッジを掛けず、利回りを高めていく投資手法を取っていますのでその点は安心と言えます。

 

そもそも詐欺の可能性・詐欺の代表例、ポンジ・スキーム組成の可能性を疑え

私募ファンドというと、投資詐欺の話題が頻繁に起こります。

 

これは有能なファンドマネジャーが運営しているヘッジファンドは多々疑義が出てきてしまいます。しっかり見極めましょう。

 

身分を偽り、投資家達に月利回りが50%などと夢のような話をし、資金を集めそのまま姿をくらますパターンも多いですが、「ポンジスキーム」という仕組みを利用した詐欺も存在します。

これはヘッジファンドだけではなく、REITなど他投資私募ファンドの詐欺の場合も組成するケースがあります。

 

ポンジスキームの仕組みですが、簡単に言えば投資家から資金を集め続け運用はせず、配当の支払い期が来るたびに直近に集めた資金を過去に出資した投資家に配当と偽って還元し、一部を詐欺ファンドの懐に入れていくという自転車操業です。

 

資金が大きく集まってくれば最後は姿を消し、資金は返ってこなくなるわけですね。

 

ポンジスキームを見極めるには、やはり宣伝文句が日利回りが1-5%、月利50%などとあり得ない利回りを約束してくる場合です。

 

ウォーレンバフェットでさえ年利回りが20%なのに月利50%はまずあり得ません。

月利50%と言えば複利を考慮し、再投資を継続すれば1300%などの異次元の数字となってしまいます。

 

こんな話を信じるのか?

 

一般的な感覚ではあり得ない、と考えるのが普通ですが、昨今起きている「仮想通貨詐欺」では平然とこのような異次元の利回りを宣伝で回っている人がいます。

 

私のマンションの下にあるカフェテリアでもこのような話が私の席の隣でされており、お金の世界では「夢」を信じ込んでしまうことが少なくないことがわかりました。

 

ぜひ、ヘッジファンドと話をするときには、現実味のある利回りの話しか耳を貸さないようにしましょう。

現実的な利回りを謳っているヘッジファンドしか私個人は興味がありません。

 

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この記事のまとめ

今回は私募ファンドと公募ファンドの違い、私募ファンドを購入する際の注意点を解説してきました。

 

なかなか私募ファンドに投資する、というとイメージが沸かないかと思いますが、まずはヘッジファンドの方と直接会話をして、選択肢を増やした上で投資先を決定していくのが良いかと思います。

ヘッジファンドの担当者との面談で確認すべき事項は過去の記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

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