「5000万円」といえば準富裕層の仲間入りを水準です。
総務省の調査によると4000万円以上の貯蓄額を誇る世帯は全体の10%程度となっています。
5000万円の貯蓄額を保有している世帯は全体の5%程度といったところでしょうか。
普通にサラリーマンをされている方なら子供の養育費にお金がかかり、退職金を含めてなんとか達成できる水準。
他には遺産相続によって、またはご不幸による保険金など突発的なことで、5000万円の資産額となった方もいらっしゃるでしょう。
本日は皆さんの大切な5000万円を安定的に更に資産を守りながら10%程度の利回りで増やしていくのに、おすすめの方法について紹介していきたいと思います。
もくじ
5000万円の貯金があったら何ができる?どんな生活、使い道?
5000万円あったら何ができるのでしょうか?(筆者の資産がまさにこのレンジなのですが)
2000万円あれば何ができるのかも以前考えてみましたが、今回も色々調べてみました。
資産2000万円あったら何で運用すべきか。3000万円への近道は株やヘッジファンドを主体としたポートフォリオ?不労所得を目指そう。
とりあえずフェラーリはサクッと買えそうでした。
憧れのフェラーリも、5000万円を使っていいと言われると、不思議と安く感じてしまいます。
5000万円の威力が実感できます。
では次にどんな家に住めるのか。トップ芸能人が住んでいるとされるラトゥール代官山の家賃をみてみました。
最も高い部屋で月額約531万円。8ヶ月程度は住めそうですね。1年は無理でした。
不動産経済研究所の調査によると、家賃が最も高い部屋があるのは「ラ・トゥール代官山」(渋谷区)で、月額531万円であることが分かった。ちなみにサラリーマンの平均年収は約406万円(関連記事)。この物件はサラリーマンの平均年収では1カ月も住めないことになる。2位以下は「六本木ヒルズレジデンス」(港区、同450万円)、「元麻布ツインズ」(港区、同330万円)、「城山トラストコート」(港区、同310万7000円)、「麻布第一マンションズ」(港区、同280万円)と続いた。
ラトゥール代官山に住めるレベルの人たちの収入は、家賃の1/3程度が相場と考えると、1500万円/月以上を稼いでるのでしょうね。
年収は少なくとも2億円程度必要になりそうです。全くの別世界ですね。資産5000万円では厳しいので、さらなる資産アップが必要になります。
5000万円で配当生活?リタイアはできる?
サラリーマンの方で「リタイア」については皆さんすぐイメージがつくと思います。
リタイアとは労働をやめて、築いた資産並びにそこから得られる運用で生活することを意味します。
5000万円を10%で運用することが出来れば、毎年500万円の運用益を確保することが出来ます。
確かに毎年500万円の運用が確定的に得ることができるのであれば、節約生活を行うことにより、なんとかリタイアが可能となるでしょう。
しかし、確実に10%を確保するのは至難の業というより不可能に近いです。
平均して10%程度の運用を出すことは可能ですが、毎年10%を出し続けるのは、投資界の巨人でさえ難しいのです。
あのウォーレンバフェットでさえも、リーマンショックの時のよおにマイナスの運用成績をだす年もあるのです。
仮に10%の運用をだそうとした結果、▲10%の運用結果となった場合には元本が、4500万円に毀損し、より運用益のみで生活するのが難しくなっていきます。
株式の値上がり益(=キャピタルゲイン)ではなく、配当によって安定収益を賄おうとした場合も考えてみましょう。
インカムゲイン(=配当益)を狙おうと高配当銘柄に投資をしたとしても、複数銘柄に分散投資をしても現在の日本株や米国株では平均5%のポートフォリオが関の山です。
結果的に得られる配当益は250万円程度となりとても生活できる水準ではありませんし、世の中が不況になれば企業業績が悪くなり配当金が減少し更に少なくなることもあるのです。
5000万円の資産を糧に仕事を完全にリタイアしてしまうのは、非常に危険な選択肢であると言わざるを得ないでしょう。
5000万円で配当生活?セミリタイアはできる?
では、5000万円でセミリタイアをすることは可能なのかという点について考察しましょう。
セミリタイアというのは現在の本業を辞めて、労働体系をかえて賃金は少なくなるものの余裕をもった仕事をしながら、投資による運用利益と組み合わせて生活していくことを指します。
5000万円を高配当銘柄とリートを組み合わせて5%程度の配当を確保し250万円の配当金を、確保しながら労働することにより500万円程度を稼ぐことが出来れば十分に生活していくことが出来ます。
また早期退職を用いることにより50歳を迎えたあたりで退職することにより、通常の退職金よりも高い金額を見込むことが出来企業によっては2000万円程度を貰うことが出来るので、元本が7000万円になれば更に楽にセミリタイアを行うことが可能になります。
5%のインカムゲインを確保すれば350万円の収入を得ることが出来ますからね。
安全な老後資産を構築するにはやっぱり5000万円を複利運用で増加させるべき
老後余裕をもった生活を送る為には1億4000万円が必要になります。(計算根拠はまた別途)
5000万円ではやはり心もとなく、得られた利益を生活費に回すのではなく、運用によって出来うる限り増やしておいた方がいいと言えるでしょう。
株式の配当やリートの分配金といったインカムゲインは、毎年お金が入ってくるので一見お得のように考えられがちですが、本当に大きな収益を獲得するのであればインカムゲインを再投資して運用する方が合理的なのです。
【配当金を5%で受け取り5年間運用した場合】
元本5000万円
1年目:250万円
2年目:250万円
3年目:250万円
4年目:250万円
5年目:250万円
合計:元本5000万円+配当金250万円×5年=6250万円となります。
【配当金5%を再投資し5年間運用した場合】
元本5000万円
1年目:5250万円
2年目:5512万円
3年目:5788万円
4年目:6077万円
5年目:6381万円
合計:5年間複利で運用した結果6381万円となります
配当金を再投資した方が5年でも130万円ほどの差がでてくるのです。
利回りが10%で20年ともなれば、その差は飛躍的に増加していくこととなります。
つまり、毎年の利益をお金として使用するよりも、更に投資に回した方が、雪だるま式に資産を増加させることが出来るのです。
ここからはこの複利の効果を獲得しながら、運用で結果を出していくにあたりおすすめの投資先を紹介します。
投資先①:米国の市場平均に連動するETF(期待リターン8%)
米国の市場平均であるS&P平均の1871年から2017年の年平均利回りは7%程度となっています。
以下のように一貫して右肩上がりで上昇しています。
左の縦軸のメモリが等間隔でないことら如何に順調に株価が順調に上昇していっているかが見て取れます。
コロナショックも全戻しして、絶賛成長中です。
株価の上昇は企業の利益が上昇していることに裏付けされており、世界最強の先進国である米国が常にイノベーションを起こして世界を索引してきた歴史を物語っています。
米国の指数S&P500に投資を行うのであれば、ETF(Exchange Traded Fund)がおすすめできます。
ETFは投資信託と個別株の両方の性質をもっており、投資信託のように多くの銘柄を組成したファンドを、株式市場が開場している間であればいつでも取引できるというのがETFの特徴です。
VTIといわれるバンガード社が組成しているETFは米国株式市場全体に連動することを目指したETFです。
年率手数料はわずか0.03%のETFで楽天証券やSBI証券で簡単に購入することが出来ます。
世界最強通貨米ドルを保有しながら6%~7%程度のリターンを狙うことができます。
しかし、リーマンショックのような危機に弱いため、投資する局面を間違えると大きなドローダウンが、起こることは想定しておいた方がよいでしょう。
投資先②:日本株バリューファンドに1000万円(期待リターン10%以上)
残りの1000万円は日本株で安定的なパフォーマンスを出し続けているBMキャピタルへの投資です。
BMキャピタルはバフェットの先生であるベンジャミン・グレアム氏の投資手法を実行し、安全性を重視し下落リスクを極小におさえながらも年率10%程度の利回りを期待できる、攻守ともに備えた期待できるファンドです。
米国株と米国債券、新興国不動産ポーションは当然米ドル建なので為替変動リスクを売ります。
しかし、BMキャピタルは日本円建ですので為替リスクを負う必要がないのが大きな魅力です。
実際過去5年以上の運用でマイナスの運用成績を半年ベースで出したことはありません。
安全且つ着実に日本円建ての資産を増やしたいという方にとっては非常におすすめできる投資先になります。
BMキャピタルはプライベートファンドなのですが、投資信託と異なり、どのような市況環境でも利益を追求する絶対利益追求型のファンドとなります。
投資信託は儲からないのはなぜ?本当におすすめの運用先とは。公募ファンドの仕組み/日米の公募投信のコスト比較 / 信託報酬(手数料)とリターンの関係
市況を言い訳にせず顧客資産を如何に資産を増やしていくかということを重点に添えて、運用を行っており、実際に結果を出している点が非常に評価できる点です。
自分で運用を行う自信がないという方は、上記二つのような敏腕マネージャー、つまり、正真正銘のプロに運用を任せて運用手法を学びながら資産を構築していくのが良いでしょう。
米国ETFは期待リターンが8%とこれは高いですが、私が預けているBMキャピタルは10%を上回る成績を期待できます。
→ 老舗国内ヘッジファンド・BMキャピタルを徹底的に暴く。社長の経歴/利回り/問い合わせ方法/契約・解約方法/解散した場合/コロナショックの影響/bmcapitalの本当の評判
ヘッジファンドはほかにもありますので、こちらの記事も参考にしてください。
5000万円のポートフォリオとまとめ
ヘッジファンドと米国株ETFを紹介しましたが、正直な話、コロナショックを受けて現在は金融相場、米国株も株高が見込まれ、日本株もまだまだ割安水準となっています。
5000万円あるのであれば、正直な話全部ヘッジファンドで運用をお願いするのもありですが、まずは1000万円や2000万円でヘッジファンドが結果を本当に出すかどうかを見極めつつ、金額を上げていくのが良いでしょう。
米国株ETFはいつ買ってもOKです。ポートフォリオと言える内容ではありませんが(すいません)、私は今までBMキャピタルが結果を出してくれているのでバイアスがかかっていることをお含みおきください。
その他5000万円の金融資産について話をしている記事もありますので、そちらも参考にしてくださいね。
貯金5000万円生活までの道のり!500/1000/2000/3000万円から資産5000万円が見えてくる条件と運用方法を解説。
以上