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ヘッジファンドの利回りを比較!海外ファンドと国内老舗のBMキャピタルの実績などを列挙

ヘッジファンドの利回りを比較!海外ファンドと国内老舗のBMキャピタルの実績などから読み解く!

欧米では王道な投資の一つであるヘッジファンド投資。近年は日本でもBMキャピタルなどを始めとしたヘッジファンドへの投資も門戸が開かれてきました。

プライベートバンク、ファンドラップなどでヘッジファンドの魅力を金融業界が積極的に発信するようになったことが大きいと思われます。

さて、今回の記事では海外、日本双方のヘッジファンドの「利回り」に特化して、取り上げていきたいと思います。

 

海外ヘッジファンドの利回りはどれくらい?

2020〜2022年の運用利回りランキング

直近3年の運用利回り(2023年第二四半期まで)ランキングです。1位のPeconic Partnersは年率42.85%のリターン、3年で約3倍となっています。ちょうどコロナショック後からの成績なので、米国株を触っていたヘッジファンドは軒並みハイリターンです。

2位はあの映画ビッグショートで有名なマイケルバーリ氏です。映画の中だけではなく、現役でも大活躍ですね。年率は37.47%となっており、まさに異次元ですね。

Rank Fund Manager Hedge Fund 3-Year Performance Ann. 3Y Return AUM
1 William Harnisch Peconic Partners 191.50% 42.85% $ 1.76B
2 Michael Burry Scion Asset Management 159.79% 37.47% $ 106.94M
3 Paul Singer Elliott Investment Management 131.78% 32.34% $ 8.16B
4 Arne Alsin Worm Capital Llc 107.02% 27.45% $ 107.17M
5 Karthik Sarma SRS Investment Management 106.39% 27.32% $ 6.97B
6 Till Bechtolsheimer Arosa Capital Management 105.71% 27.18% $ 327.37M
7 Bruce Berkowitz Fairholme Capital Management 96.25% 25.20% $ 1.21B
8 Vince Maddi SIR Capital Management 95.03% 24.94% $ 938.39M
9 Jos Shaver Electron Capital Partners 88.37% 23.50% $ 1.66B
10 Bob Robotti Robotti Robert 87.27% 23.26% $ 567.83M
11 Jason Wild JW Asset Management 86.68% 23.13% $ 260.63M
12 Clinton Murray Lodge Hill Capital 82.26% 22.15% $ 263.44M
13 Quincy Lee Ancient Art 79.98% 21.64% $ 458.57M
14 Lauren Wolfe & Christian Asmar Impactive Capital Lp 75.23% 20.56% $ 2.46B
15 Gregory Bylinsky Bandera Partners 74.32% 20.35% $ 242.97M
16 Richard Meisenberg ACK Asset Management 71.46% 19.69% $ 647.81M
17 Joshua Friedman Canyon Capital Advisors 64.30% 18% $ 677.30M
18 Murray Stahl Horizon Kinetics Asset Management 63.30% 17.76% $ 5.20B
19 Eric Bannasch Cadian Capital Management 61.81% 17.40% $ 1.61B
20 Barry Rosenstein Jana Partners 59.83% 16.92% $ 1.32B

https://hedgefollow.com/top-hedge-funds.php

 

ただこれらのヘッジファンドは最低出資額が5百万ドル(7億円)程度が必要で、またアメリカで投資をするにはアメリカ在住でなければならないのが通常です。

筆者もマイケルバーリのサイオンマネジメントに一部託してみたい気持ちでいっぱいですが、その願いは叶いません。とはいえ、上記は3年の累計、年率なので、10年以上のスパンで考える長期投資ではまた違ったヘッジファンドの方が良い場合もあるでしょう。

 

伝説のヘッジファンド・ルネサンステクノロジー

伝説のヘッジファンドであるルネサンステクノロジー(メダリオンファンド)は30年無敗という究極のパフォーマンスを出しています。ついでに年率39%利回りと破壊力抜群です。

james simon performance hedgefund

 

2001、2002年でS&P500がITバブル崩壊している中で40%以上のリターンを出し、リーマンショックで指数が-46%の中92.5%のリターンを出しています。もはや異次元です。

誰もがメダリオンファンドに投資したいと考えましたが、富裕層限定などそのレベルではなく、大規模になると戦略が機能しないため、自社社員のみの運用に途中で切り替えてしまっています。小型ヘッジファンドでないと確かに出せないパフォーマンスだと思います。

ルネサンステクノロジー社員に採用された人生の勝ちが確定したようなものですね。

 

夢のようなリターンを謳うファンドはたくさんいますが、現実にメダリオンファンドが夢以上のリターンを出してしまっているため、あり得ると錯覚してしまいそうですね。その意味ではメダリオンファンドの存在は悪なのかもしれません・・・笑

ところで、上記の海外超トップヘッジファンドを見ていると、富むものはさらに富むのだなと悲観に暮れてしまいますね。我々は我々の持ち場でコツコツとリターンを積み重ねましょう。

 

日本ヘッジファンドの利回り

日本のヘッジファンド業界はまだまだ黎明期であり、利回りランキングなどは存在しません。今回は筆者が注目しているヘッジファンドの利回りを見ていきたいと思います。

BMキャピタル

日本ではかなり知名度が大きくなってきたBMキャピタル。同社はルネサンステクノロジーほどの派手なパフォーマンスはないものの、過去に一度もマイナスを出したことがない点は同様です。

BMキャピタル

 

資産運用においては、マイナスを出さないことが非常に重要で、複利効果を狙っていく必要があるのです。

ルネサンステクノロジーのみならず、ウォーレン・バフェット氏が運用しているバークシャー・ハサウェイも運用開始から30年間はマイナス運用なし、直近までの50年間でマイナス回数は2回のみでした。

その結果、バフェット氏は複利効果で世界で5本の指に入る億万長者に成り上がりました。

warren buffett return

 

またBMキャピタルは下落耐性が強く、ボラティリティが少ない点はレイダリオ氏がマネジャーを務めていたブリッジウォーターに似ています。

世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーターアソシエイツを解説。帝王レイ・ダリオの投資哲学とは?

 

BMキャピタルについて詳しくは以下の記事を参考にしてください。筆者は実際に投資している投資家ですが、バイアスがかからないよう注意してまとめています。

【投資して大丈夫?】和製国内ヘッジファンド・BMキャピタルの実態を徹底的に暴く。

 

オリエントマネジメント

筆者が最近注目しているファンドとしてオリエントマネジメントがあります。中国に特化した投資で、BMキャピタルとは異なり、少しボラティリティは高めですがリターンに夢があります。ポートフォリオの比率として捉えるのであれば、BMキャピタル7割、オリエントマネジメント3割と言ったところでしょうか。

オリエントマネジメント

 

同社の過去実績は中国の株式市場が20%下落する中でも10%以上のリターンを確保するなど、中国の情勢、現地企業調査など入念に行っている結果がパフォーマンスに繋がっているものと想像します。

中国株式市場が上向いた時はさらなるリターンが見込めるため、今後の展開が楽しみですね。

更に詳しくオリエントマネジメントについて知りたい方はこちらからどうぞ。

 

〜コラム〜ヘッジファンドのファンドマネジャーの年収

世界トップのヘッジファンドのファンドマネジャーの年収とはどれくらいなのでしょうか?

世界トップのヘッジファンドマネジャー

 

上記は2017年時点のデータですが、先に触れましたルネサンステクノロジーのジェームズシモンズが160億ドルでトップとなっています。日本円が1ドル140円と考えると実に2240億円となります。

年収が2,240億円ですから別格ですね。大谷翔平の年俸は40億円ですが、MLBのトッププレイヤーと金融業界のトッププレイヤーに圧倒的な差があることがわかります。

 

大谷翔平のパフォーマンスに人々は歓喜しエキサイティングな気持ちにさせてくれますが、ジェームズシモンズは実際にお金を増やすということをしているので、その差が天文学的な数字の根拠になっていることがわかります。

2位も先に触れたレイダリオ氏ですね。年俸は年俸は1960億円でした。もう買えるもので欲しいものは一つもないでしょうね。

 

大損リスクはある?おすすめしないヘッジファンドとは

日本でも直接ヘッジファンドへ投資ができる機会が出てきました。

しかし、選定を失敗すると、大損するリスクはあります。ヘッジファンドを選ぶ際に筆者が気をつけていたのは以下です。

  • ファンドマネジャーの経歴は明るいか(実績のあるヘッジファンドのマネジャーはほぼ100%高学歴でありキャリアも素晴らしい)
  • 過去10年以上の運用実績があるか(短い期間の実績では実力が測れない)
  • 過去10年以上の運用実績は堅実な結果となっているか
  • ファンド運営社員の経歴(優秀な人材の周りには優秀な人材が集まる)

上記を念頭に置いた上で筆者が堅実に資産を増やせるはずであると選定したファンドは以下の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。

【2023年・国内和製優良ヘッジファンド】おすすめ投資先ランキング〜リスクを抑え安全・着実に資産を増やせる運用先(投資信託などアクティブファンド含む)を紹介。
【2024年・日本優良ヘッジファンド一覧!】おすすめ運用先ランキング

資産運用の世界に足を踏み入れることは、多くの人が避けて通れない道です。特に、貯金が1000万円を超えた瞬間、その資産の増加の遅さに心を痛める方も少なくありません。 このような状況に直面した際、資産運用 ...

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最後に

投資

 

>>>個人的おすすめファンドランキング

 

私がファンドを選ぶ際に気をつけていることは、「長期で明確な戦略を実行し」、「確かなリターンをあげている」「経歴、実績共に優秀なファンドマネジャーが運用しているかどうか」、これだけです。

短期間における投資ファンドのハイリターン実績は全て無視しています。真に勝率が高い投資家は長期でみると、ピカピカな運用実績に収束します。

しかし、短期は短期。ただの運である可能性が高く、ファンドの本当の実力を測れるものではありません。

日々の膨大なニュースに翻弄され、株価の上げ下げで感情的に取引してしまう個人投資家が日本には溢れています。

しかし、投資とは自身の得意とする、勝率の高い戦略を見つけ、愚直に実行するだけなのです。これには膨大な作業量(決算読み込み、市場調査など)と強い精神力を必要とします。

このように、本当は投資とはシンプルでつまらないものです。

 

投信やヘッジファンドを選ぶ際は、この投資の考え方、哲学をしっかり持っているファンドマネジャーが在籍するファンドを選びましょう。それだけで大損することはまずありませんし、周囲の人が驚くようなリターンを自身があげていることに気づくはずです。リターンの差とはこの思考、また投資とは何かを知っているかどうかで大きく変わります。

 

勝率の高い投資戦略を愚直に実行しているファンドマネジャーが在籍するファンドを私の目でも選んでいますので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

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