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【眼力(ガンリキ)】リターンが高いと評判の投資信託「企業価値成長小型株ファンド」を徹底評価!

【眼力(ガンリキ)】リターンが高いと評判の投資信託「企業価値成長小型株ファンド」を徹底評価!

日本には様々な投資信託があります。

当サイトでは「ひふみ投信」や「ジェイリバイブ」をはじめとした有力な投資信託を中心に紹介していっています。

 

本日は通称「眼力」という名前でしたしまれている企業価値成長小型株ファンドについてお伝えしていきたいと思います。

当記事では眼力の特徴についてお伝えした上で、他のファンドとの比較を通じて考察していきたいと思います。

 

企業価値成長小型株ファンドの特徴とは?

ではまず企業価値成長小型株ファンドの特徴について見ていきたいと思います。

日本の小型株に投資を行う

眼力は日本の小型株を投資対象としています。日本には3500銘柄が上場しているので数多くの小型株銘柄が存在しています。

 

日本の上場企業数

 

後ほど、具体的な組入銘柄についてみていきますが、多くが時価総額5000億円未満の銘柄で占められています。

小型株は小型株効果を期待することができます。

 

小型株効果(Small Size Effect)とは、小型株は、大型株に比べて、平均的に高いリターンが観測される現象のことである。規模効果とも呼ばれる。小型株効果の発生は、小型株ほど倒産リスクが高いことや、その小型株を調査・分析しているアナリストの数が少なく銘柄情報を得にくいこと、流動性が相対的に低いことなどへのプレミアムであるという説明がなされている。

参照:みずほ証券

 

実際に米国のデータにはなりますが、小型株は大型株を一貫して凌駕した成績となっています。

 

大型株と小型株の成績

 

小型株は銘柄数が多いので適正な価格から乖離した株価で取引されていることが頻発します。

このギャップを狙って投資をすることで高いリターンを狙うことができるのです。

 

選ぶ銘柄は高ROE銘柄を中心にしている

眼力が選ぶ銘柄は高ROEとなっています。

高ROE銘柄はバフェットも好む銘柄で純利益を劇的に伸ばすことができます。

例えば、ROEが30%で継続する銘柄が純資産100億円保有している場合、将来のEPSは以下のように成長していきます。

 

純資産 純利益
今年度末 130 30
1年後 169 39
2年後 220 51
3年後 286 66
4年後 371 86
5年後 483 111
6年後 627 145
7年後 816 188
8年後 1060 245
9年後 1379 318
10年後 1792 414

 

10年後には純利益は14倍にまで急騰しています。株価は1株あたり純利益のEPSにPERをかけて算出されます。

PERが一定と過程するのであれば株価は14倍になるということになります。

 

30-60銘柄に厳選して投資

眼力の大きな特徴として投資する銘柄を厳選しているところがあります。

有名な「ひふみ投信」では250銘柄に投資していますが、眼力の投資銘柄数は30-60銘柄に厳選しています。

 

眼力のスクリー二ング

 

銘柄数が多いと指数と同様の動きに近づきます。しかし、銘柄数がすくないとアクティブリターンを狙うことが可能となるのです。

反面、大きく資産価格が下落する可能性もあるわけですが。

 

構成上位10銘柄とは?

では直近の眼力の構成上位銘柄について見ていきましょう。現在組入銘柄は60銘柄となっており上位10銘柄の構成比率は26.3%となっています。

 

銘柄 組入比率 ROE 時価総額
メドピア 3.4% 16.89% 1,722億円
レノバ 3.4% 26.41% 3,447億円
ウエストホールディングス 3.1% 23.30% 1,873億円
トリケミカル研究所 2.6% 35.40% 1,341億円
テクマトリックス 2.5% 15.03% 892億円
GA technologies 2.4% 14.01% 874億円
MARUWA 2.4% 10.30% 1,425億円
ニチコン 2.2% 3.63% 1,168億円
スノーピーク 2.2% 5.71% 359億円
セルソース 2.1% 15.03% 591億円

 

これらの銘柄に共通していることはROEが比較的高く業績が右肩上がりであるということに加え、PERは100倍を超える高い銘柄もあるということです。

たとえ株価が高くても業績が堅調であれば投資するというグロース株投資ファンドということになっています。

 

例として組入首位のメドピアはPERは160倍となっていますが、業績は以下のように右肩上がりとなっています。

 

メドピアの業績推移

 

決算期 売上高 営業利益 当期利益
2012/09 324 22 22
2013/09 574 89 113
2014/09 958 264 150
2015/09 1,039 136 70
2016/09 973 57 23
2017/09 1,559 82 -363
2018/09 2,199 367 206
2019/09 3,045 558 394
2020/09 5,311 1,104 725
2021/09予 7,450 1,610 1,070

 

売上高と営業利益、純利益ともに右肩上がりとなっていますね。結果として株価も以下のとおり順調に推移しています。

 

メドピアの株価チャート

 

流れに乗る銘柄に投資をしているということですね。

 

眼力の手数料水準は比較的高い

眼力の手数料水準は比較的高いものとなっていあす。

購入手数料は年率3.3%となっています。「ひふみ投信」の購入手数料がゼロであることを考えると非常に高いですね。

さらに信託手数料は1.595%というレベルになっています。アクティブ型投信の中では真ん中くらいので水準ですね。

 

アクティブ運用型とパッシブ運用型の投資信託のどちらが優れているのか徹底比較!インデックス投資は本当に最強なのか?

 

眼力の運用実績(=リターン)とは?

では肝心の眼力の運用実績について見ていきたいと思います。

 

眼力の高いリターン

以下は眼力が運用開始された2016年2月からのチャートとなります。

コロナショック以降基準価格は右肩上がりとなっています。まさに今、波にのっている投資信託ということができるでしょう。

 

眼力のリターン

参照:月報

 

基準価格自体は1.5倍にしかなっておりませんが分配金再投資後の基準価格は4倍になっています。

高い分配金は複利効果にはマイナス

眼力は非常に多くの分配金を拠出しています。

2018年2月 1,950円
2018年8月 1,550円
2019年2月 850円
2019年8月 700円
2020年2月 1,150円
2020年8月 2,350円

 

分配金をもらうことができれば嬉しいですが、長期的には複利効果を得ることができず機会損失となります。

先ほどのリターンの以下の部分に注目してください。

 

分配金再投資基準価額は税引前分配金を再投資したものとして計算を行い表示しています

 

一旦、分配金を拠出すると20.315%の税金が発生します。また、新たに再投資する時に3.3%の購入手数料を支払う必要があります。

つまり、再投資する時には分配金の4分の1が失われた状態での再投資になるのです。

 

分配金を拠出しなければ先ほどの分配金再投資基準価額の成績となりますが、分配金を出してしまうと同様の成績は実現できないのです。

安易に分配金を大量に出す投資信託は実は長期的には合理的ではない結果を招くことになるのです。

 

「日経平均」や「ひふみ投信」「ジェイリバイブ」と比較

それでは日経平均や他のファンドとリターンの比較をみていきましょう。今回比較するのは「ひふみ投信」と「ジェイリバイブ」です。

 

 

青:眼力
赤:日経平均
緑:ひふみ投信
黄:ジェイリバイブ

 

「日経平均」や「ひふみ投信」「ジェイリバイブ」と比較

 

一見すると眼力が低いリターンのように見えますが、上記のリターンは配当金拠出後のチャートとなります。

「ひふみ投信」と「ジェイリバイブ」は配当金を拠出していませんが、日経平均と眼力は配当金を出しています。

 

先ほどお伝えした通り眼力の配当金の金額は非常に多いので上記のリターンを並べ替えると以下となります。

 

眼力>日経平均>ひふみ投信>ジェイリバイブ

 

眼力の今後の注意点

眼力は今コロナショック後のグロース株相場に乗っていますが、銘柄の欄でもお伝えしたとおりバリュエーションは」非常に高くなっています。

いくら成長する銘柄とはいえPERが100倍を超えるというのは異常なレベルです。

いつまでもグロース株相場が続くわけではなく、バリュー株相場とグロース株相場が交互にやってきます。

 

グロース株とバリュー株の毎年どちらが優位かという推移

 

そして超長期的な観点ではバリュー株投資の方が高いリターンを出しているのです。以下はグロース株バリュー株のリターンの差です。

長期的に一貫してバリュー株投資の方が高い成績を残しているのです。

 

日本株のバリュー株とグロース株のリターンの比較

 

 

長期的な目線で考えて時流に乗っているからといって安易に投資を行えば基準価格が大きく下落するリスクを負うことになります。

→ グロース株投資とバリュー株投資の違いとは?どっちが魅力的なのかをデータを用いて比較して考察する。

 

まとめ

眼力は以下の特徴を持っている投資信託です。

  • 日本の小型株を投資対象としている
  • 高ROEの銘柄に投資をしている
  • 投資銘柄は30-60銘柄に厳選している

 

リターンはコロナショック後の相場に上手く波乗りしているので素晴らしいリターンを出していますが、

今後も同様の成績を残すとは限りません。

以下で筆者が実際投資をしている安定的に高いリターンを出すファンドを含めてお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

最後に

投資

 

>>>個人的おすすめファンドランキング

 

私がファンドを選ぶ際に気をつけていることは、「長期で明確な戦略を実行し」、「確かなリターンをあげている」「経歴、実績共に優秀なファンドマネジャーが運用しているかどうか」、これだけです。

短期間における投資ファンドのハイリターン実績は全て無視しています。真に勝率が高い投資家は長期でみると、ピカピカな運用実績に収束します。

しかし、短期は短期。ただの運である可能性が高く、ファンドの本当の実力を測れるものではありません。

日々の膨大なニュースに翻弄され、株価の上げ下げで感情的に取引してしまう個人投資家が日本には溢れています。

しかし、投資とは自身の得意とする、勝率の高い戦略を見つけ、愚直に実行するだけなのです。これには膨大な作業量(決算読み込み、市場調査など)と強い精神力を必要とします。

このように、本当は投資とはシンプルでつまらないものです。

 

投信やヘッジファンドを選ぶ際は、この投資の考え方、哲学をしっかり持っているファンドマネジャーが在籍するファンドを選びましょう。それだけで大損することはまずありませんし、周囲の人が驚くようなリターンを自身があげていることに気づくはずです。リターンの差とはこの思考、また投資とは何かを知っているかどうかで大きく変わります。

 

勝率の高い投資戦略を愚直に実行しているファンドマネジャーが在籍するファンドを私の目でも選んでいますので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

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