1億円以上の資産運用

10年〜20年で1億円貯めるシミュレーション!年利7パーセントで着実に達成しよう!

2022年11月11日

10年〜20年で1億貯めるシミュレーションとは?年利7パーセントで着実に達成しよう!

「資産1億円」とは誰しもが憧れる目標の1つではないでしょうか?

筆者も社会人として働き始めたことから1億円を目標として資産形成を行ってきました。40近くになりようやく1億円という資産を達成することができましたが、結構長い道のりでした。

ただ、首都圏に住んでいると1億円ではまだまだ十分ではないのも事実で愕然としています。(田舎に移住すればリタイアも可能です。) 円安も進んだので、もはやミリオネアではなくなりました。65万ドルが1億円ですからね。

1億円を達成するのは容易なことではありませんが、ある程度資産があれば10年近くあれば達成可能な水準でもあります。

本日は実際に1億円を達成することができた筆者の観点から1億円を形成するために必要なことについてお伝えしていきたいと思います。

 

 

シミュレーションを行う前に必要なタネ銭か入金力を作ろう!利息生活への第一歩

資産運用は複利の力を活かして行うのが基本というのは常識ですが、それには前提があります。複利を活かす元手がないと意味がないということです。

たとえ100万円を10倍に増やすことが出来たとしても10倍にしかなりませんからね。1億円を形成するためには最低でも以下の両方が必要になってきます。

 

1億円形成のために必要なFirst Step

  • 年間300万円以上の入金力
  • 1000万円以上の余剰資金

 

1000万円以上の資金があり、毎年追加で300万円以上の追加投資ができるのであれば1億円が現実的な目標になってきます。

この水準にない方はまず、両者を達成することに全力を挙げるのが賢明かと思います。

 

現在のキャリアのままで年間300万円の入金力を形成できないのであれば以下の3つの施策を実施する必要があります。

  • 転職を重ねて年収をあげていく
  • 副業で足りない分を稼ぐ
  • 共働きができる方と結婚して協力して300万円の入金力を捻り出す

 

現在の日本企業では何ができるかではなく、どこにいるかで給料が規定されています。現在の会社にいても高い年収が得られないのであれば転職を繰り返すことを切におすすめします。

年収400万円だった人が転職を繰り返すことで年収1000万円に到達する事例を何度も見てきました。

 

また、自分でスキルがあるなら副業で稼ぐのも一つの手ですが、相当な体力、精神力を必要とするのはネックです。他にも世帯として1億円を目指す方法が挙げられます。

一人で1300万円稼ぐより夫婦で800万円と500万円稼ぐ方が税金の面でも手取りが多くなりますからね。

東京であれば共働きがスタンダードとなっているので難しいことではありません。実際、筆者も年収800万円の妻と資産形成を行なっています。

 

コラム:1億円持ってる人の割合とは?

本題に入る前に資産1億円以上保有している方の割合についてみていきたいと思います。

資産1億円以上の方については日本では富裕層と呼ばれます。海外では100万ドル(=約1億3000万円)以上保有する方はミリオネアと呼ばれます。

 

現在、日本では5,413万世帯のうち148.5万世帯が富裕層以上となっています。

全体の比率としては2.7%ということになります。小学校の40人クラスのうちの1人という割合ですね。

 

富裕層の割合

参照:野村総研

 

そして重要なことは富裕層の割合は時代を経るにつれて増加傾向にあるということです。

富裕層の比率は上昇の一途

2005年 2007年 2009年 2011年 2013年 2015年 2019年 2021年
富裕層以上比率 1.8% 1.8% 1.7% 1.6% 1.9% 2.4% 2.5% 2.7%
超富裕層 5.2 6.1 5.0 5.0 5.4 8.4 8.7 9.0
富裕層 81.3 84.2 79.5 76.0 95.3 118.3 124.0 139.5
準富裕層 280.4 271.1 269.8 268.7 315.2 322.2 341.8 325.4
アッパーマス層 701.9 659.8 639.2 638.4 651.7 720.3 712.1 726.3
マス層 3831.5 3940.0 4015.8 4048.2 4182.7 4203.1 4215.7 4213.2

 

つまり、資産を持てるものは、より富めるということがデータからもみて取れるようになっているのです。理由は簡単です。「資産自体」が稼いでくれるので、労働収入だけの人に比べると資産の蓄積が加速していくからです。

あまりにも有名なピケティの著書である「21世紀の資本」のデータ通りですね。

21世紀の資本「r>g」

21世紀の資本「r>g」

 

これが貧富の格差が拡大していく要因ですね。それでは本題にはいっていきましょう。

 

20年で1億円を貯めるシミュレーション

ではまず難易度が低い20年で1億円を貯めるためのシミュレーションを行なっていきたいと思います。

元手1000万円を毎年300万円追加出資して4%、7%、10%で運用した場合の資産は以下となります。

20年あれば4%程度の低い運用利回りでも20年後に1億円を形成することができます。

20年で1億円を形成するシミュレーション

4%運用 7%運用 10%運用
現在 1,000 1,000 1,000
1年後 1,340 1,370 1,400
2年後 1,694 1,766 1,840
3年後 2,061 2,190 2,324
4年後 2,444 2,643 2,856
5年後 2,842 3,128 3,442
6年後 3,255 3,647 4,086
7年後 3,685 4,202 4,795
8年後 4,133 4,796 5,574
9年後 4,598 5,432 6,432
10年後 5,082 6,112 7,375
11年後 5,585 6,840 8,412
12年後 6,109 7,619 9,554
13年後 6,653 8,452 10,809
14年後 7,219 9,344 12,190
15年後 7,808 10,298 13,709
16年後 8,420 11,319 15,380
17年後 9,057 12,411 17,218
18年後 9,719 13,580 19,240
19年後 10,408 14,830 21,464
20年後 11,125 16,168 23,910

 

「時は金なり」ということが良くわかりますね。コツコツと積み重ねることで遠くに行くことができるのです。

各利回りについての特集記事をまとめているので参考にしてみて下さい。

 

 

10年で1億円を貯めるシミュレーション

では、少し難易度を上げて10年で1億円をためるシミュレーションをおこなっていきたいと思います。

先ほどの例では10%で運用できたとしても1億円に到達していないので、少し初期条件を高く設定する必要があります。

パターン①:初期元本1000万円で毎年追加投資額が500万円

初期元本は1000万円のままで毎年の増資額を500万円に増額したパターンで考えて見ましょう。

以下の通り上記のパターンであれば、年率10%で運用することができれば1億円に10年で到達することが可能となります。

10年で1億円を貯めるシミュレーション①

  4%運用 7%運用 10%運用
現在 1,000 1,000 1,000
1年後 1,540 1,570 1,600
2年後 2,102 2,180 2,260
3年後 2,686 2,832 2,986
4年後 3,293 3,531 3,785
5年後 3,925 4,278 4,663
6年後 4,582 5,077 5,629
7年後 5,265 5,933 6,692
8年後 5,976 6,848 7,862
9年後 6,715 7,827 9,148
10年後 7,483 8,875 10,562

 

パターン②:初期元本2000万円で毎年追加投資額が300万円

初期投資2000万円で毎年の追加額を300万円とした場合はどうでしょうか?

このケースでも年率10%で運用することができれば10年後に1億円に到達することができます。

10年で1億円を貯めるシミュレーション②

  4%運用 7%運用 10%運用
現在 2,000 2,000 2,000
1年後 2,380 2,440 2,500
2年後 2,775 2,911 3,050
3年後 3,186 3,415 3,655
4年後 3,614 3,954 4,321
5年後 4,058 4,530 5,053
6年後 4,521 5,147 5,858
7年後 5,001 5,808 6,744
8年後 5,501 6,514 7,718
9年後 6,021 7,270 8,790
10年後 6,562 8,079 9,969

 

なかなか10年で1億円を目指すのは厳しいですね。

ちなみに初期元本が2000万円で毎年500万円追加した場合、年利7%で10年後に1億円をちょうど達成できます。

 

年利7%から年利10%を狙う投資先

では肝心な年利7%から年利10%を狙う投資先についてお伝えしていきたいと思います。

人気のインデックス投資(S&P500)はタイミングが重要!今は危険!?

積立投資ときけばインデックス投資であると反射的に考えられる人が多いと思います。

確かに20年から30年のスパンで見れば正しいでしょう。しかし、2022年以降からインデックス投資を特に初期投資の元本部分を投資するのは危険です。

 

インデックス投資はたしかに平均して7%のリターンが望めますが、あくまで30年間以上の期間で均した場合の話です。

以下のとおり大人気のS&P500指数には大きな波があります。10年毎に停滞期と上昇期が交互に入れ替わっているのです。

株式市場のリズム

2010年代は中央銀行がお金をばらまきバブル相場が発生してきました。

しかし、ばら撒きすぎた結果、インフレが発生してしまいました。現在は世界中でインフレを抑えるために中央銀行が市場からお金を回収しています。

金融緩和で上昇した株価は、金融引き締めで下落していきます。ここから暫くは2010年代(実際は40年の低金利政策)のバブルの副作用で苦しむことになるのです。

 

低金利時代のグラフ

 

さらにタチの悪いことに過度に行きすぎた円安によってS&P500指数に投資していても、米国が一転不況に陥れば、円高が進み、これまでの株価上昇分を打ち消してしまう可能性が高いのです。

2023年の米国株も2022年の下落を取り戻すべく一部回復しましたが、2024年の今も小型株が全くついてきていない相場上昇であり、骨のない相場を形成しています。

これはAD Line(騰落線、上昇した株式の数と、下落した株式の数を足し合わせたもので作られる線)で明らかですね。プロの投資家は本腰では資金を入れていないはずです。

AD LINE

AD LINE

 

 

上位7銘柄しか上昇していない

テック7銘柄しか上昇していない

 

これからは米景気の悪化と、企業業績の悪化によって株安の継続に加えて金利差縮小による円高が襲ってきます。

ここから大切な元本1000万円や2000万円をインデックスに入れるのはリスクが高いのです。

 

積立分については20年スパンでみて積み立てるのは正当化されるというのが大多数の意見です。

しかし、それでも米国が失ったテクノロジー(GAFAMを主体とした)という成長ドライバー、そして低金利政策の終焉を考えると、過去のようなリターンはもう実現できないのかもしれません。

今後のインデックス積立も、博打になる可能性は十分に秘めています。GAFAMも直近は株価が回復していますが、EPS成長率は5%程度となっておりこれはインフレで相殺される水準です・・・。

 

Googleの決算結果

 

そもそも現在のようなインフレが発生しているような状況ではインデックスには厳しい環境が継続していきます。

同じく高いインフレが発生した1970年代は株価指数は10年間にわたって暴落を経験しながら横ばいで推移しました。今回も同様の結果になってしまう可能性もあります。

1970年代の米国株価指数

1970年代の米国株価指数

 

2022年までの金融環境とは全く違い状態になっているということは理解しておきましょう。

 

安定的にリターンを狙う「ヘッジファンド」という選択肢

今後最大10年間、インデックスは横ばいになる可能性があるなから、指をくわえて見ているのも勿体無いですよね。

そのような方におすすめしたいのが、筆者も投資しているヘッジファンドという選択肢です。

 

ヘッジファンドは名前の通り相場環境によらず安定したリターンをだすことを至上命題としています。

実際、以下のとおり相場の環境を抑制しながら安定して10%程度のリターンを出し続けています。

ヘッジファンドは下落を抑制しながら市場平均より高いリターン

 

結果として安定したリターンが必要な機関投資家や保険会社によって愛用されています。

まさに長期的に資産形成を行うという観点に立った時に魅力的な選択肢であると思います。

 

筆者もヘッジファンドで投資を行い1億円を達成しています。ヘッジファンド投資はどのヘッジファンドを選ぶかという点が非常に重要になってきます。

筆者の場合はできるだけ下落耐性のある、コツコツ少しづつでも利回りを作り上げてくれるファンドを探しました。結果的に辿り着いたのが国内では老舗と言われるBMキャピタルでした。

BMキャピタルは幾度となく相場の暴落を乗り越え、堅実なリターンを積み重ねてきました。

理想的な投資先

ファンド選びには筆者は可能な限り長い期間(せめて10年ほど)の実績と、ファンドマネジャー、ひいてはファンド運営しているメンバーの経歴が大切だと考えています。

上記が欧米の著名ヘッジファンドの共通項だからです。ヘッジファンドの帝王、レイダリオ氏もハーバード大学、ウォーレン・バフェット氏もコロンビア大学、30年間マイナスリターンの年が存在しないメダリオンファンドのシモンズ氏もMIT(マサチューセッツ工科大学)出身です。

 

BMキャピタルのファンドマネジャーは東大卒業後に一流外資証券・バークレイズで経験を積んだ投資家です。ファンド運営メンバーも元財務省官僚や外資コンサル、総合商社出身者で構成されています。

詳しくはファンド担当者に聞くのをおすすめしますが、筆者がまとめた概要は以下の通りです。

BMキャピタル

BMキャピタルの特徴

 

詳しくはコチラ

 

まとめ

今回のポイントをまとめると以下となります。

ポイント

  • 初期元本と毎年の入金力が必要
  • 20年というスパンで考えると1億円は難しくない
  • 10年で達成しようとすると7%-10%のリターンが必要
  • インデックスは今後暫く厳しい環境が続く
  • 安定したリターンを目指すならヘッジファンドが魅力的

 

以下では長年の投資経験からまとめた堅実にリターンを上げることを目的とする場合に候補となるファンドをまとめた記事です。参考にしてみてください。

 

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最後に

投資

 

>>>個人的おすすめファンドランキング

 

私がファンドを選ぶ際に気をつけていることは、「長期で明確な戦略を実行し」、「確かなリターンをあげている」「経歴、実績共に優秀なファンドマネジャーが運用しているかどうか」、これだけです。

短期間における投資ファンドのハイリターン実績は全て無視しています。真に勝率が高い投資家は長期でみると、ピカピカな運用実績に収束します。

しかし、短期は短期。ただの運である可能性が高く、ファンドの本当の実力を測れるものではありません。

日々の膨大なニュースに翻弄され、株価の上げ下げで感情的に取引してしまう個人投資家が日本には溢れています。

しかし、投資とは自身の得意とする、勝率の高い戦略を見つけ、愚直に実行するだけなのです。これには膨大な作業量(決算読み込み、市場調査など)と強い精神力を必要とします。

このように、本当は投資とはシンプルでつまらないものです。

 

投信やヘッジファンドを選ぶ際は、この投資の考え方、哲学をしっかり持っているファンドマネジャーが在籍するファンドを選びましょう。それだけで大損することはまずありませんし、周囲の人が驚くようなリターンを自身があげていることに気づくはずです。リターンの差とはこの思考、また投資とは何かを知っているかどうかで大きく変わります。

 

勝率の高い投資戦略を愚直に実行しているファンドマネジャーが在籍するファンドを私の目でも選んでいますので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

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