ファンドラップ

大和証券が提供するダイワファンドラップの運用実績は?手数料や評判など

2022年11月1日

大和証券が提供するダイワファンドラップの運用実績は?手数料や評判など

今金融業界を賑わしているファンドラップ、その中でも大和証券が提供する商品について取り上げていきます。

ファンドラップといえば、オーダーメードで個人投資家の意向に沿ってポートフォリオを組むため、ファンドラップ商品自体のパフォーマンスが均一化できず、その運用実態が不透明との指摘が出ています。

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金融情報会社のQUICKは10日、「ファンドラップの台頭と資産管理型営業の実践」と題したQUICK資産運用討論会を開いた。金融庁の井藤英樹・政策立案総括審議官は基調講演で、多くの金融機関が投資信託で一任運用するファンドラップに力をいれていることを踏まえ「大切なのは顧客に十分な付加価値を提供することだ」と指摘した。資産運用業の高度化に向けて、運用パフォーマンスの「見える化」を強化する考えを示した。

金融庁井藤氏、一任運用「付加価値の提供を」

 

大和証券ファンドラップとはどのような商品か?

大和証券が提供するファンドラップは以下のラインナップで展開されています。

  • ダイワファンドラップ
  • ダイワファンドラップ(プレミアム)
  • あんしんつながるラップ
  • ダイワファンドラップ(オンライン)

 

色々ありますが、一般的なダイワファンドラップは最低契約金額が300万円以上と敷居が低く、手数料は「資産評価額(契約金額)およびリスク水準に応じた料率」となっています。

真ん中2つのダイワファンドラッププレミアム、あんしんつながるラップは敷居が高く最低契約金額は3,000万円以上と、ダイワファンドラップの十倍となっています。富裕層向けであることを明確にしています。手数料は一般ダイワファンドラップと同様です。

 

ダイワファンドラップオンラインは契約金額が1万円以上から、手数料は一律1.1%(年率、税込)となっています。こちらはサービス提供も少ないですし、オンラインで簡単にやり取りということで、もはや真ん中の2つの商品を際立たせるために置いてあるかのような商品ですね。

ダイワファンドラップの商品概要

 

ダイワファンドラップとダイワファンドラップ(プレミアム)の比較

ダイワファンドラップオンラインは置いておいて、一般ダイワファンドラップと富裕層向けダイワファンドラッププレミアム&あんしんつながるラップを比較してみましょう。まずは以下2つです。

  • ダイワファンドラップ(契約金額300万円から)
  • ダイワファンドラップ(プレミアム、契約金額3,000万円から)

上記の表では少し比較しづらいので個別にいきます。まずはリスク水準、つまり運用方針のオプションは以下の違いがあります。

ダイワファンドラップ ダイワファンドラップ(プレミアム)
リスク水準 「安定」から「積極」まで、計5種類 「より安定」から「より積極」まで、計7種類

 

かなり大雑把で抽象的ですが、ダイワファンドラップの方がより保守的に、よりリスクを取れることになっています。

これは運用担当者がどこまで細やかに運用をしていくかというワークロードみたいなものだと思います。ダイワファンドラップの方が当然担当者はやる気を出して取り組むということです。凄く抽象的ですね。

 

ついで資産クラスです。何で運用してくれるのかということです。商品に違いはありませんでした。

唯一の違いはダイワファンドラップの方は外国株式、債券、REITで為替ヘッジあり・なしも運用に組み込むということです。昨今の円安などを見ると、為替はヘッジしたい、いやニュートラルだ、など意見があるので、選択肢があるのはいいですよね。

これも運用担当者がどこまでやるのか、ということだと思います。

ダイワファンドラップ ダイワファンドラップ(プレミアム)
資産クラス
  • 日本株式
  • 外国株式
  • 日本債券
  • 外国債券
  • J-REIT
  • 外国REIT
  • コモディティ
  • ヘッジファンド
  • 日本株式
  • 外国株式(為替ヘッジあり/なし)
  • 日本債券
  • 外国債券(為替ヘッジあり/なし)
  • J-REIT
  • 外国REIT(為替ヘッジあり/なし)
  • コモディティ
  • ヘッジファンド
対象
ファンド
資産クラスごとに計10本の投資信託
  • 4タイプ計42本の投資信託
  • 投資対象ファンドから資産クラスごとに最大3銘柄選択可能

 

対象ファンドに関しては、契約金額の大きさからダイワファンドラッププレミアムの方が本数が増えるのは当然ですね。

付帯サービスの違いは以下の通りです。相続時受取人指定サービス、暦年贈与サービスがついているかどうかですね。相続の相談にもプレミアムであれば乗ってくれるということでしょう。金額が大きくないと人件費に対して利益が出ないので、プレミアムのみの付帯となります。

ダイワファンドラップ ダイワファンドラップ(プレミアム)
付帯
サービス
  • 定期受取サービス
  • 寄附サービス
  • 定期受取サービス
  • 相続時受取人指定サービス
  • 暦年贈与サービス
  • 寄附サービス

 

ダイワファンドラップ(プレミアム)とあんしんつながるラップの比較

最低契約金額が3,000万円で同額の2つの商品も一応比べていきます。あんしんつながるラップは65歳以上でないと契約はできません。

まずは運用方針のオプションですが、あまり違いが分かりません。

ダイワファンドラップ(プレミアム) あんしんつながるラップ
リスク水準 「より安定」から「より積極」まで、計7種類 「資産保全重視」から「積極」までの計6種類※2

 

ダイワファンドラップ(プレミアム) あんしんつながるラップ
資産クラス
  • 外国株式(為替ヘッジあり/なし)
  • 日本債券
  • 外国債券(為替ヘッジあり/なし)
  • J-REIT
  • 外国REIT(為替ヘッジあり/なし)
  • コモディティ
  • ヘッジファンド
  • 日本株式
  • 外国株式※1
  • 日本債券
  • 外国債券※1
  • J-REIT
  • 外国REIT※1
  • コモディティ
  • ヘッジファンド
  • 債券総合戦略※3
  • 複合資産戦略※3

 

あんしんつながるラップには債券総合戦略など抽象的な文体が踊っています。うまい具合に債券で利益を出すということだと思います。為替ヘッジのありなしは「プレミアム特約」を申し込むと運用可能なようです。

「債券総合戦略」および「複合資産戦略」は、「資産保全重視スタイル」を選択されたお客さま専用の資産クラスです。

 

付帯サービスはあんしんつながるラップの方が充実しています。財産承継サポートサービス、ご家族への運用情報共有サービスが追加で付されています。相続関係の商品強化と、家族への商品セールスに活用できる顧客リスト獲得へ向けた情報共有サービスでしょうか。筆者があまりにも辛口であるため、少し表現が強すぎる点はお許しください。

ダイワファンドラップ(プレミアム) あんしんつながるラップ
付帯
サービス
  • 定期受取サービス
  • 相続時受取人指定サービス
  • 暦年贈与サービス
  • 寄附サービス
  • 定期受取サービス
  • 相続時受取人指定サービス
  • 暦年贈与サービス
  • 寄附サービス
  • 財産承継サポートサービス
  • ご家族への運用情報共有サービス

 

手数料比較

最後に手数料ですが、以下3商品は「資産評価額(契約金額)およびリスク水準に応じた料率」となっています。

  • ダイワファンドラップ
  • ダイワファンドラップ(プレミアム)
  • あんしんつながるラップ

総契約資産に対して4%とか5%など書いてくれると分かりやすいのですが、以下のように運用方針によっても手数料が変わってくるのですね。

「ダイワファンドラップ」の手数料および費用について

「バランス」が中間点だと思うので、その手数料率を見ると、例えば3000万円超1億円以下で見ると、1.1%となっています。

1000万円超3000万円以下は1.430%です。

 

手数料については上記のみではなく、加えて購入している投資信託の信託報酬がかかってきます。一般的にはアクティブファンドであれば2%前後の信託報酬ですので、バランス型の手数料と合わせて3-3.5%が合計で手数料はかかってくることになってきます。

「ダイワファンドラップ」の運用・管理に係る料金であるファンドラップ・フィーは、3カ月ごとにお支払いいただき、「投資顧問料」と「取引等管理手数料」の2つから構成されています。

その他間接的にいただく費用として、投資信託に係る信託報酬等が、信託財産から別途差し引かれます。

 

ダイワファンドラップオンラインも一律1.10%(税込)程度ですので、3%程度が年間でかかってくるということですね。

 

 

ダイワファンドラップの運用実績(利回り)

実際の運用実績をみていきましょう。

とはいえ、上記の通り「より安定」「バランス」「より積極」など様々なコースがあるため、本来の実力が計りかねるところがあります。

一応、金融庁が調査した結果が以下でした。ダイワファンドラッププレミアムが堂々の一位です。過去5年の年平均リターンは6%となっています。

 

合計残高(億円) 平均信託報酬
残高荷重平均(%)
ファンドラップフィー 過去3年 過去5年
シャープレシオ リターン シャープレシオ リターン
ダイワファンドラップ プレミアム 979.68 0.88 1.4300 1.54 8.1 1.15 6.0
Mizuho Fund Wrap 2699.91 0.60 0.7700 1.13 8.0 0.79 5.0
野村SMA 12859.84 0.78 1.0450 1.18 7.6 0.70 4.0
野村ファンドラップ 17536.54 0.68 1.1605 1.17 7.8 0.69 4.3
ダイワファンドラップ 26899.08 1.13 1.5400 1.05 8.2 0.66 4.7
SMBCファンドラップ 6512.03 0.74 1.4850 0.98 6.7 0.63 4.1
ウエルス・スクエア ファンドラップ 1398.14 0.60 1.3750 1.03 5.1 0.60 2.7
日興ファンドラップ 18741.10 1.3200 0.91 7.7 0.54 4.1
水戸ファンドラップ 999.27 0.37 2.2000 1.03 6.6 0.52 3.1
みずほファンドラップ 1355.14 0.24 1.6500 0.77 5.8 0.49 3.2
三井住友信託ファンドラップ (SMA) 8295.60 1.13 1.6500 0.93 7.1 0.48 3.3
いちよしファンドラップ 1663.41 1.43 2.0240 0.77 7.5 0.46 4.0
ダイワSMA 963.57 0.61 2.2000 0.53 3.6 0.32 2.2
MUFGファンドラップ 4867.70 0.33 1.5400 0.35 1.2 0.30 0.9
東海東京ファンドラップ 1382.75 0.35 1.6500 0.50 1.9 0.20 0.6
ON COMPASS+ 202.55 1.66 0.0000 1.12 10.0  -  -
ダイワファンドラップオンライン ( 253.21 0.28 1.1000 1.11 8.7  -  -
りそなファンドラップ 7336.58 0.64 1.1385 1.01 4.3  -  -
アイザワファンドラップ 555.65 0.58 1.6500 0.84 6.8  - -

 

運用成績を見て、そのファンドの実力を正確に測りたい場合は可能な限り長期での結果を見る必要があるので5年の成績を見ています。

しかし、5年で年率6%はインデックスファンドの成績を下回ってしまいます。

インデックスファンドは30年長期で年率7%です。

 

付帯されているサービスに魅力を感じているのであればファンドラップという選択肢もありますが、そこまで必要なサービスかというと、筆者の場合ですと必要ありません。

 

また、年率6%は金融庁が調査を出して、憶測ではありますがもっとも良かった投資方針の運用成績を出しているのではないかと思うので、8分くらいで見ておいた方が良い気もします。

加えて、過去5年といえばCovid19パンデミックで激しい金融緩和によるバブル相場だった時代です。安定運用とはいえ、6%はあまりにも低い数字に筆者は見えてしまいます。バブルがあって年率6%程度ですから、バブルではなく金融引き締めが行われている今年2022年なんかの成績は不安を覚えてしまいます。

 

 

評判は?ファンドラップで儲かった!大損した!など口コミ

評判を少し見ていきましょう。渡辺謙のCMの話題ばかりであまり運用成績に触れられている口コミは見つかりませんでした。

 

まとめ

ダイワファンドラップについて、各ラインナップの比較なども実施してきました。

運用利回りを見る限り、わざわざファンドラップで(ダイワのみならず)運用しなくても他に良い選択肢がいくらでもあるのではないかと思いました。

 

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最後に

投資

 

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私がファンドを選ぶ際に気をつけていることは、「長期で明確な戦略を実行し」、「確かなリターンをあげている」「経歴、実績共に優秀なファンドマネジャーが運用しているかどうか」、これだけです。

短期間における投資ファンドのハイリターン実績は全て無視しています。真に勝率が高い投資家は長期でみると、ピカピカな運用実績に収束します。

しかし、短期は短期。ただの運である可能性が高く、ファンドの本当の実力を測れるものではありません。

日々の膨大なニュースに翻弄され、株価の上げ下げで感情的に取引してしまう個人投資家が日本には溢れています。

しかし、投資とは自身の得意とする、勝率の高い戦略を見つけ、愚直に実行するだけなのです。これには膨大な作業量(決算読み込み、市場調査など)と強い精神力を必要とします。

このように、本当は投資とはシンプルでつまらないものです。

 

投信やヘッジファンドを選ぶ際は、この投資の考え方、哲学をしっかり持っているファンドマネジャーが在籍するファンドを選びましょう。それだけで大損することはまずありませんし、周囲の人が驚くようなリターンを自身があげていることに気づくはずです。リターンの差とはこの思考、また投資とは何かを知っているかどうかで大きく変わります。

 

勝率の高い投資戦略を愚直に実行しているファンドマネジャーが在籍するファンドを私の目でも選んでいますので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

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