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引き出しできない?出金できないと集団訴訟を受けているスカイプレミアムは今後どうなる!?

スカイプレミアム

昨年、スカイプレミアムが投資界隈を賑わせました。

金融庁から営業停止命令を受けた上に、引き出すことができずポンジスキームではないかとの疑惑が浮上したからです。

 

筆者もヘッジファンドへの投資家として様々なファンドを検討するなかでスカイプレミアムも当然検討しました。

しかし、「ある点」が明らかに不自然であり怪しいと思い投資を回避しました。結果的には大正解でした。

 

本日は、そもそもスカイプレミアムがどのようなファンドなのかをお伝えした上で以下の点を解説していきたいと思います。

どのような指摘を受けているのか?

既存の投資家は出金することができるのか?

 

スカイプレミアムの特徴とは?

まずは、スカイプレミアム の特徴についてお伝えしていきたいと思います。

スカイプレミアムの会社概要

スカイプレミアム

 

社名 SKY PREMIUM INTERNATIONAL PTE.LTD. ( スカイプレミアムインターナショナル )
創立 2013年2月
代表 Tan Eh Ling
社員数 約80名
会員数 28,200名(2021年8月時点)
所在地 160 Robinson Rd, #27-09, Singapore 068914
事業内容 ライフスタイルのサブスクリプション型サービスの提供

 

意外かと思いますが、ファンド運用に特化した会社ではありません。

ライフスタイルに関する様々なサービスの一環として資産運用サービスを提供しているということになります。

その中で今回話題になっているのがFX運用をおこなっている「ライオンプレミアム(GQFX)」です。

 

ライオンプレミアム(GQFX)とは?

スカイプレミアムも複数の投資商品をサービスとして提供していますが、その中で最も人気を博していたのが「ライオンプレミアム(GQFX)です。

その理由は異常に高いパフォーマンスです。以下が2018年から問題が発覚する2021年6月までのリターンです。

 

2018年 2019年 2020年 2021年
1月 1.8% 1.4% 0.8% 0.9%
2月 1.7% 1.6% 1.4% 1.1%
3月 3.4% 1.4% 2.2% 0.8%
4月 1.0% 2.1% 1.6% 1.2%
5月 2.8% 2.2% 0.7% 1.3%
6月 1.0% 0.7% 0.9% 1.3%
7月 2.4% 1.2% 1.5% -
8月 1.2% 2.1% 0.9%
9月 2.4% 0.7% 0.4%
10月 1.2% 0.8% 1.2%
11月 1.3% 1.3% 1.1%
12月 1.0% 0.8% 0.8%
年間Total 23.3% 17.6% 14.3%

 

上記みて不自然だなと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

年度ベースで3年連続リターンがあるのは、別段不思議なことではありません。しかし、月次ベースでも全てプラスのリターンなのです。

上記に示している42ヶ月で全てプラスというのは、投資をしている方であれば分かると思いますが、ほぼ不可能です。

 

しかも、ライオンプレミアムが投資対象としているのはFXです。

FXというのは投資という代物ではありません。上がるか下がるかを予想するゲームです。

株式市場は全体として上昇し続けるので極論すると全員が儲かり続ける投資です。

 

筆者は事業会社でFXトレーダーとしての経歴が3年ほどあります。

その間、様々な敏腕トレーダーやファンドのかたとも交流がありました。しかし、毎月プラスのリターンを出しているという方は一人としてもいませんでした。

損失を小さく抑えて、利益を極大化して年度ベースで高いリターンを出している方はいらっしゃいました。

 

しかし、毎月プラスを積み重ねるというのは、現実的ではないのです。

この為替トレーダーとしての経験が筆者に違和感を持たせました。

 

金融庁からの営業停止命令の内容とは?

スカイプレミアムと、役員1名が2021年9月に証券取引等監視委員会から営業停止命令をうけています。

指摘点①:出資金の集め方が違法

スカイプレミアムはエージェントを使って資金を集めていました。

金融庁に無登録であっても事業を行う目的で、社員が資金を集めることは全く問題ありません。

しかし、スカイプレミアムはエージェントを起用して資金を集めていました。

これではネズミ講が発生してしまいます。

 

当社らは、金商法第29条所定の登録を受けずに、国内の一般投資家に対しエージェント約500人を介して、投資セミナーを開催するなどして、当社会員のみ契約可能な取扱商品である「LION PREMIUM※」(投資一任契約に基づく投資運用に該当する海外投資商品、以下「ライオンプレミアム」という。)について取得勧誘を行い、その後も申込書等の記載方法を助言・指示するなどして、当該商品につき顧客とThink Smart Trading社(当該商品に係る運用指示を行っているとされる主体。法人格の有無、実在性及び実態不明)との間の投資一任契約の締結の媒介を行っている。

 

簡単に図で説明すると以下となります。エージェント500名がセミナーや個別勧誘などをおこなって会員を募っていたのです。

これは明確に金融商品取引業違反です。

 

スカイプレミアムの違反内容

 

指摘点②:運用の実態が不明

そして深刻なのが二点目です。実際に運用されているのか不明であるという点が証券取引等監視委員会によって指摘されています。

当委員会の調査の結果によれば、当社が顧客から受け取った投資資金については、顧客に対する説明とは異なる事実も判明しており、その運用・管理の実態は不明です。

参照:証券取引等監視委員会

 

つまり、顧客から集めた資金を運用しておらず、新規顧客から集めた出資金を既存の投資家に分配するポンジスキームの疑いがかけられています。

 

ポンジスキームポンジスキームとは?

 

運用実績を見て思ったのですが、エクシア合同会社と同じなのです。

毎月リターンを出し続けており、一見すると爆益を叩き出しているファンドかのように見えます。

しかし、実際はポンジスキームの可能性が高いという状態だったわけです。

関連:出金できない?やばい?ポンジスキームが疑われる「エクシア合同会社」を徹底評価。

 

コラム:スカイプレミアムは集団訴訟を受けている?

このような事態に発展すると集団訴訟の話が持ち上がります。

たしかに、スカイプレミアムに関しても集団訴訟の話が湧き上がった時期もありました、。被害者のオープンチャットも開設されています。

 

スカイプレミアムの被害者の会

 

ただ、現在集団訴訟が行われているという情報はありません。

被害者の中にはイライラを募らせている方もいらっしゃいます。

 

オプチャの集団訴訟の件で被害者集めてる管理人ってエージェントかなー? 年明けに動くと言ってから6月まで引き伸ばしてるし期待してた人にとっては地獄だよねww というか今から訴訟して間に合うのかな? もう個人的に弁護士探した方がいいと思うけど。

@Macky

 

既存の投資家は出金できるのか?

新規で考えられている方はやめたほうがいいというか、営業停止なのでそもそも申し込むことはできません。

重要なのは既存投資家が資金を引き出せるかということだと思います。

 

正直いって厳しいと思います。なぜなら先ほどお伝えした通りポンジスキームの可能性が高いからです。

既に投資家から集めた資金は相当程度蒸発していると考えたほうがよいでしょう。

 

エージェントは人にあらず…

スカイプレミアム評判1

@はなや

 

んん?何を訂正するんですか? スカイプレミアムの場合、1200億円のうち700億円が行方不明になっていて、FX運用は確認できず、返金はほぼ止まり、ついにベリーズのライセンスも剥奪され、顧客のお金が今どこにあるか分からないわけですよね?

実質破綻したスカイプレミアム。エージェントと信者の最後の砦が ・ベリーズでライセンスを取ってるから大丈夫! だったけれどそれもついに剥奪された模様。最後は正義が勝つがお金は戻ってこない。 エージェントが全員豚箱に行きますように。

@投資猫生活

 

スカイプレミアムの件でカスタマーサポートに何度メールしても定型文の返信しかなくてそろそろブチ切れそう。正直直接の担当よりもこいつら全員相手に訴訟してやりたい。自分の人生かけてでもこいつら全員刑事罰受けさせたい。

@yanami

 

まとめ

今回のポイントをまとめると以下となります。

 

ポイント

  • スカイプレミアムは様々なサービスを行う一巻として運用サービスを提供している
  • FX運用なのに42ヶ月連続プラスリターンという不可解な成績をだしていた
  • 金融庁からエージェントを使った集金とポンジスキームを疑われている
  • 出勤可能性はおそらく著しく低い

 

ファンドを選ぶ際は詐欺ファンドではないかという点に注意してしっかりと選定していきましょう!

最後に

投資

 

>>>個人的おすすめファンドランキング

 

私がファンドを選ぶ際に気をつけていることは、「長期で明確な戦略を実行し」、「確かなリターンをあげている」「経歴、実績共に優秀なファンドマネジャーが運用しているかどうか」、これだけです。

短期間における投資ファンドのハイリターン実績は全て無視しています。真に勝率が高い投資家は長期でみると、ピカピカな運用実績に収束します。

しかし、短期は短期。ただの運である可能性が高く、ファンドの本当の実力を測れるものではありません。

日々の膨大なニュースに翻弄され、株価の上げ下げで感情的に取引してしまう個人投資家が日本には溢れています。

しかし、投資とは自身の得意とする、勝率の高い戦略を見つけ、愚直に実行するだけなのです。これには膨大な作業量(決算読み込み、市場調査など)と強い精神力を必要とします。

このように、本当は投資とはシンプルでつまらないものです。

 

投信やヘッジファンドを選ぶ際は、この投資の考え方、哲学をしっかり持っているファンドマネジャーが在籍するファンドを選びましょう。それだけで大損することはまずありませんし、周囲の人が驚くようなリターンを自身があげていることに気づくはずです。リターンの差とはこの思考、また投資とは何かを知っているかどうかで大きく変わります。

 

勝率の高い投資戦略を愚直に実行しているファンドマネジャーが在籍するファンドを私の目でも選んでいますので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

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