2024年に入り日経平均が最高値を更新し、新NISAもはじまり投資がブームになってきていますね。
しかし、投資初心者からすると、何に投資をすればよいか分からないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
現在は投資環境が整っているので様々な選択肢があり、逆に選ぶことが出来ないという状況になっているとも言えます。
日本人は逆張り思考がしみついているので、既に高くなってしまっている株に投資するのは怖いと思っている方も多いでしょう。
今回はこれから儲かる投資というテーマについてお伝えしていきたいと思います。
資本主義が始まってから一番儲かっている投資対象は株式
資本主義が始まって以来、最もリターンがいいのは株式投資です。そして、これからも注目され続けるのも株式投資でしょう。
百聞は一見に如かずです。「株式投資」「株式投資の未来」の著者であるシーゲル教授によって示されている以下の図はあまりにも有名ですね。
シーゲル氏は、ちなみにペンシルベニア大学大学院教授(金融論)、ウォートンの魔術師と称されています。
ウィズダム・ ツリー・インベストメンツの上級投資戦略アドバイザーを務めます。
長期で最も上昇するのは株式とされています。続いて長期国債、短期国債、金と続きます。
投資に関してはキャピタルゲイン税が20.315%と所得に比べると非常に低く設定されています。
1000万円儲ければ20%しか税金がかからないので200万円しか税金がかかりません。
課税所得が1000万円ならば180万円所得税が取られ100万円住民税の合計280万円が徴収されます。さらに保険料なども引き上がり負担額は大きく上昇します。
様々な所得上限にもひっかかるので更に負担は大きくなります。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
年収1000万円の人の手取りが690万円という話はよく聞きますよね。
ちなみに株式投資にかかるキャピタルゲイン税は20.315%ですが、なんとこれは上記の住民税10%を加えた税金なのです。
すごいですね、復興特別所得税含む所得税15.315%+住民税5%が内訳です。なんで住民税が5%なのでしょう、闇を感じますね。
株をやっている人といえば、大多数が富裕層と株式トレーダーです。
富裕層の富が加速していく理由がとてもわかりやすいですね。資産を運用すると税金が安いのです。
労働で給料としてもらうお金に対する税金は絶望的に高いです。何かの罰を受けているような感じがします。(富裕層が好む不動産も株と同じ税率です)
さて、株式投資は過去の歴史からみても、税金の面でみても、一番儲かる投資ということが一目瞭然です。
しかし、株初心者が絶対、確実に儲けられるかというとラッキーパンチしかありません。
株式投資初心者が儲ける方法とは?
真っ向勝負で株式相場に挑む人生も悪くありません。株初心者が勝つのは不可能ですが、人生を賭けて本気で取り組み、初心者を脱し、株式市場の上昇気流に乗れれば億万長者も可能でしょう。
今の時代、パソコンやスマホを活用して簡単に投資を行うことができる時代になりました。
専用のパソコンを用意して資産運用を始めたい人には、MacBo
あえて強調しますが、この世に初心者が勝てる領域はありません。夢を見るのはやめましょう。
→ 相場歴10年を超える筆者が「個別株は難しい?」「個別株は無理ゲー、ギャンブルだからやめとけ」等の意見に思うこととは?悲惨な結果でもうダメとなる前に読んで欲しい。
さて、専業トレードーを目指したいけど会社の仕事が忙しい人は、出来るだけ時間が自由に作れる仕事に職を変えましょう。
その代わり、相場で勝てるようになるというのは向き不向きが大きく関係があることを理解しておきましょう。
まず、向き不向きを判断するのに半年は必要でしょう。
向き不向きを判断する一番の大所としては、株式投資が好きかどうか、寝ても覚めても相場のことを考える変人であるかどうか、自分はそれに当てはまるのかを確認しましょう。
働きながらのサラリーマンの人でも、相場のことを考えることが楽しくてしょうがない、という人は第一関門突破かもしれません。
好きでないと継続ができないからです。努力とは継続です。努力を継続して、ようやく群衆の中でも頭一つ抜けられるのです。
さて、ここが厄介なのですが、どんなに投資が好きでも株式投資が向いていなければリターンは出ません。
野球が好きで好きでたまらない人が、特に野球がうまくない場合があるというのはここに起因します。
勉強が好きな人が勉強が得意、高学歴であるというのは、才能と運が必要のない種目であるからということもあります。
その種目が慣れと量次第である程度良い結果を出せる将棋のようなものなのか。(受験勉強など)
それとも才能と運も同時に試される、ポーカーのようなゲームなのか。(野球などスポーツ)
株式市場に関しては将棋ではありません。ポーカーです。
その年の株式相場に大きく成績は左右されますし、株式投資の理論について理解していても、大きくリターンが出せるタイミングで大きな資金を投じられる度胸があるのかどうかも試されます。
正直、将棋のように慣れと努力である程度報われる、受託などの起業の方が難易度ははるかに低いでしょう。
私自身は株式投資は行なっていますが、それは市場環境がとてもよく「誰でも儲かる相場」でしか株を買いません。
この誰でも儲かるような相場は十年スパンでくるものなので、ほとんど私は株を触っていないことがわかります。
私はリーマンショック後とコロナショック後の超低金利環境、いわば金融相場でしか投資をしていません。普段の相場は難しすぎます。
(東日本大震災の時にもチャンスはありましたが、判断つかず見送ってしまいました・・・)
これから株式投資のトレーダーとして専業になろうという人はまずは株式市場の動向を確認してください。
株式市場が低迷する中で、専業トレーダーになってしまっては悲しい未来が待っています。プロのトレーダーでもなかなか利益を出すことが難しくなるからです。
向き不向きの話でしたが、SNSなどを見て、明らかに自分のリターンが他の人より上回っているなと実感できるくらいで、ある程度は向いていると判断できます。
様々なトレード手法を駆使して、一番自分が得意とする手法を見つけましょう。バリュー株投資、グロース株投資、トレンド投資、モメンタム投資、チャートをみてテクニカル分析、投資。
向いている手法を見つけて、人よりリターンが出せるようになったところで、あとは「相場の波」を捉えるだけです。
これで勝ちです。向き不向きを確かめるには一年以上は確実に必要でしょうか。苦しい一年になると思います。
相場の波はいつ来るのかわかりません、来たら逃さずフルインベストで勝負を賭けましょう。
株トレーダーは再就職不可能なんてことが言われますが一概にはいえません。
愚直に相場と向き合った人間で、理路整然と投資手法などの話を面接で話すことができれば、どこかの企業は拾ってくれると思います。
ただし株トレーダーは無職扱いですので、社会的ステータスはなくなることを念頭に入れておきましょう。
株が向いていないと思ったら投資信託かヘッジファンドを購入するしかない
一番儲かるのは株とわかっているのに、才能がない・・・。どうしても人よりリターンが劣っている・・・。
と感じた時は、株式市場からそっと離れることをお勧めします。向いていないものは向いていません。
向いていないものは努力しても、実力の伸びが遅く効率が悪すぎます。違う才能を伸ばしましょう。才能探しの旅に出てください。
しかし、株式市場はたしかに捨て切れません。どう考えてもこの世で一番儲かる領域だからです。
才能のある人に任せましょう。株式投資の才能がある人、そしてしっかり頭角を現した人が始めるサービスがヘッジファンドです。
投資信託もありますが、ファンドマネジャーがサラリーマンなので必死さが見えません。
ヘッジファンドはリターンが出なければ貧乏、というわかりやすい運用形態ですので、下落相場でも必死にリターンを追い求めます。
私は下落相場は勝てないので(というか才能がないので)株を買いませんが、才能溢れるヘッジファンドのマネジャーは積極的に攻めに転じます。
リスク果敢の実業家なのです。
ヘッジファンドの選び方は簡単です。
まず最初に学歴を確認してください。運用において株式市場、投資手法に関する理論は絶対に理解が必要です。
流石に一般的なお勉強もできない人が相場で勝つのは少し難しいです。
「勉強なんて簡単すぎる、理論を正確に吸収し、巨額の資金を軽々と市場に投下できる度胸と市場の歪みを捉えることができる千里眼」を持つファンドマネジャーが運営しているヘッジファンドが良いです。
というか、勉強で苦労するような人は正直株式相場で勝つのは厳しいと思います。理に適った投資戦略を多数持った上で、タイミング(そして度胸)が求められるのが相場です。
世界で有名な投資家も全て高学歴です。
世界が誇る投資家、バークシャーハサウェイのウォーレン・バフェット
>>コロンビア大学ビジネススクール
世界最大ヘッジファンドのレイ・ダリオ
>>ロングアイランド大学に入学し、金融を学び、ハーバード・ビジネス・スクールでMBA。
投資助言会社のポールソン・アンド・カンパニーの創設者、ジョン・ポールソン(サブプライムで600% 150億ドルのリターン)
>>ハーバード・ビジネス・スクールでMBA。
ツーシグマ・インベストメントのジョン・オーバーデック
>>スタンフォード大学(第7回国際数学オリンピックで16歳にして銀メダルを獲得)
ツーシグマ・インベストメントのデビッド・シーゲル
>>マサチューセッツ工科大学でコンピューター科学の博士号を取得
マゼランファンドのピーターリンチ
>>ペンシルバニア大学ウォートン校 (MBA)
ファンドを運営しているメンバーの経歴も確認してください。
ファンドを運営する上で、顧客のニーズをしっかり捉えてくれるメンバーで運営されていると良いです。
上記は経歴の話をしましたが、最後に、一番大事なヘッジファンドの選び方のポイント。
それは「長年市場平均を上回っているか」です。
またポーカーの話になって恐縮ですが、プロの、大会でも優勝するような強いポーカープレイヤーは100回勝負すれば、イメージで勝率が7割程度に収束していきます。
7割程度、というと、例えばあなたとプロポーカープレイヤーが今、対戦した場合、3割はあなたが勝つ可能性があります。プロに勝てるなんて驚きですよね?
しかし、100回対戦すれば、プロのポーカープレイヤーが70勝、あなたは30勝という結果に収束していきます(振れ幅は少しもちろんあります)。
これは「運」が大きく左右するゲームだからですね。配られたカード、場に出るカードはコントロール不能ですから。
しかし、一つ一つの判断、どこでBetするか、どこで早々に下りるか、この判断の質の違いが勝率の違いに繋がるのです。
株式投資についても一緒です。「相場環境」によってリターンが大きく変わります。相場環境とは誰にもコントロールできない、「運」に他なりません。
素人がリターンがでているのは、たまたま上昇相場で投資をしていたからに過ぎないのです。停滞局面でリターンをだしてこそ本物です。
長年運営を継続して、十年単位ほどでリターンがプラスに転じていれば、それは優秀なヘッジファンドマネジャーが運営しているということです。
単年でのマイナスは気にしないようにするのが合理的な思考、というより当たり前の常識です。
当然ヘッジファンドは下落相場の中でも利益を取りに行くので、指数をオーバーパフォームし続けることも少なくなりません。
ヘッジファンドの選び方は「ファンドマネジャーとファンドメンバーの経歴」、そして「長期で見てリターンが出ているか」の2つです。
短期で投資を考えないでください。相場をなめないでください。
まとめ
絶対に儲かる投資は株式投資であることを断言します。
しかし、株式投資に向いている、そして相場のタイミングがこれからくる、という確信がない限り、株式投資で人生をベットするのは危険でしょう。
投資は本物のプロに任せて仕事に集中して収入を上げる方向に努力を傾けた方がよいでしょう。