完全リタイアを目指す投資ブログ

30代サラリーマンの資産運用録

ETF

【VT】評判のVanguard(バンガードトータル ワールド ストック)ETF(上場投資信託)を徹底分析!VTI・VWOとの相性/配当利回り/手数料/メリットデメリット/手数料

ETFに投資する際の選択肢として真っ先に名前の挙がるVanguard(バンガード)シリーズです。

 

VTIVOO、VT、VWO、VYMを代表として、その他にも様々なETFが存在します。

今まで米国を投資対象とするVTIとVYM、新興国を投資対象とするVWOについて分析してきました。

ETFカテゴリー

 

今回は世界全体をカバーする「VT」(バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF)を取り上げます。

利回りや配当金・VTIとの相性を詳しく分析していきたいと思います。

 

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)が連動を目標とするFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは

VTIはCRSP USトータル・マーケット・インデックスという、米国の投資可能な上場企業のほぼ100%のパフォーマンスに連動するETFです。

 

一方「VT」はFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスという世界全体の株式に連動するETFです。

 

FTSEはMSCIと並び世界的に有名な指数算出会社の名前であり、「FTSEエマージングインデックス」も算出しています。

 

 

グローバルとは世界全体、オールキャップは大型・中型・小型株全体という意味です。

 

先進国や新興国市場を含む是世界47カ国の8000銘柄で構成され、全世界の投資可能な時価総額の98%以上をカバーするインデックスです。

 

つまりFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは世界の株式市場全体への、成果の連動を目指すETFであるということが出来ます。

世界の株式市場が成長すれば、資産も増加するということです。

 

世界経済が成長することにBETするということですね。

 

VT・VTI・VYM・VWOの違いを分かり易く図解

それでは今までの一旦のまとめとしてVT・VTI・VYM・VWOの違いを以下に図解していました。

バンガードシリーズまとめ

 

 

VTは一番広い範囲をカバーしており、その一部分ずつを切り取っているのが、新興国のVWOで米国のVTIであり、更に米国の高配当銘柄であるVYMということになります。

 

VTとVTIの両方に投資を行うことは合理的な選択肢なのか?

VTとVTIは有名な投資信託ということもあり、VTとVTIを両方ともに投資を行っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

VTIは米国全体に、VTは世界全体に投資を行っています。

つまり、二重で米国に投資を行うことになります。

 

そして重要なのが2020年8月時点で、世界の時価総額にしめる米国の割合は実に58%にのぼります。

 

世界45か国 2020年8月の時価総額

世界45か国 2020年8月の時価総額

 

 

更に投資可能となる浮動株の中での比率でいうと実に53%が米国の株式市場で占められています。

 

浮動株は、安定した株主が保有している株式ではなく、マーケット(市場)で幅広く流通し、常に売買されている株式のことをいいます。これは、株式市場の参加者(投資家)がキャピタルゲインやインカムゲインの獲得を主目的として、市場で日々売買する株式のことを指します。一方で、創業者や役員、関係会社、金融機関などが保有している株式は、簡単に売却される可能性が少ないため、「特定株(固定株)」と言い、株式総数の中で浮動株と分けてカウントされます。

引用:i Finance

 

全世界インデックスと全米インデックスでは58%も重複する割合が大きくなります。

分散投資にならないので両者を組み合わせるのは、非効率的であるということが出来るでしょう。

 

実際、VTの保有国比率のうち米国が57.9%を占めています。

 

VT組入上位の市場構成比率(株式の場合)

 

新興国株の浮動株の割合が少ないことが影響して浮動株ベースでは米国を始めとした先進国の比率が非常に高まっていると言えるでしょう。

 

現在VTIを持たれている方で、世界全体にVTIを解約することはせずに投資を行いたいという方は、

 

バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF (VEU)又は、

バンガード・トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETF(VXUS)を追加で投資することで、

 

ほぼVTを合成することが出来ます。

 

VXUSはVEUに比べて小型株を含んでいる点が異なります。

 

バンガードシリーズまとめ

 

 

VTの構成国比率と上位構成銘柄

先程も少し触れましたが、VTの国別の構成比率は以下のようになっています。

米国は時価総額別ではなく、浮動株ベースでの時価総額比率で構成されていることが分かりますね。

 

市場 VT ベンチマーク バンガードETFとベンチマークの差 地域 :
米国 57.90% 57.60% 0.30% 北米
日本 7.00% 7.10% -0.10% 太平洋地域
中国 4.80% 4.80% 0.00% 新興市場
英国 3.90% 3.90% 0.00% 欧州
スイス 2.60% 2.60% 0.00% 欧州
カナダ 2.60% 2.80% -0.20% 北米
フランス 2.50% 2.60% -0.10% 欧州
ドイツ 2.50% 2.50% 0.00% 欧州
オーストラリア 2.00% 2.00% 0.00% 太平洋地域
台湾 1.70% 1.70% 0.00% 新興市場
韓国 1.40% 1.40% 0.00% 太平洋地域
オランダ 1.10% 1.10% 0.00% 欧州
スウェーデン 1.00% 1.00% 0.00% 欧州
香港 1.00% 1.00% 0.00% 太平洋地域
インド 1.00% 1.00% 0.00% 新興市場
イタリア 0.60% 0.70% -0.10% 欧州
デンマーク 0.60% 0.60% 0.00% 欧州
スペイン 0.60% 0.60% 0.00% 欧州
ブラジル 0.60% 0.60% 0.00% 新興市場
フィンランド 0.40% 0.40% 0.00% 欧州
南アフリカ 0.40% 0.40% 0.00% 新興市場
ベルギー 0.30% 0.30% 0.00% 欧州
シンガポール 0.30% 0.30% 0.00% 太平洋地域
ロシア 0.30% 0.30% 0.00% 新興市場
Saudi Arabia 0.30% 0.30% 0.00% 新興市場
タイ 0.30% 0.30% 0.00% 新興市場
マレーシア 0.30% 0.30% 0.00% 新興市場
ノルウェー 0.20% 0.20% 0.00% 欧州
メキシコ 0.20% 0.20% 0.00% 新興市場
インドネシア 0.20% 0.20% 0.00% 新興市場
その他 0.20% その他
アイルランド 0.10% 0.10% 0.00% 欧州
ポーランド 0.10% 0.10% 0.00% 欧州
オーストリア 0.10% 0.10% 0.00% 欧州
ポルトガル 0.10% 0.10% 0.00% 欧州
ニュージーランド 0.10% 0.10% 0.00% 太平洋地域
フィリピン 0.10% 0.10% 0.00% 新興市場
チリ 0.10% 0.10% 0.00% 新興市場
アラブ首長国連邦 0.10% 0.10% 0.00% 新興市場
トルコ 0.10% 0.10% 0.00% 新興市場
イスラエル 0.10% 0.10% 0.00% 中東
カタール 0.10% 0.10% 0.00% その他
Kuwait 0.10% 0.10% 0.00% その他
100% 100%

 

 

それでは先進国と新興国という分類で分けてみましょう。

VWOが連動しているFTSEエマージングインデックスが韓国を先進国として分類していますので、

韓国は先進国として分類します。

 

先進国と新興国の比率

 

一方、経済の比率は以下のように新興国は世界シェアを大きくしていっています。

2023年になると新興国は世界全体の45%を占めることとなります。

 

 

先進国と新興国のシェア

 

世界経済の比率に対して、時価総額が非常に過小評価されていますね。

経済の実力に対して、低い比率でしか新興国を組み入れられていないのでVTは浮動株ベースでの時価総額比率に準じてはいますが、

世界経済の成長をそのまま享受できない仕組みとなっていることが分かります。

 

VTの成績をVTI、VWOの成績と比較

この10年間の世界市場は先進国更に先進国の中でも米国が牽引していたことを考えると、容易に成績はVTI > VT > VWOとなっていることが想定されます。(コロナショック後も、米国株式市場は急速に回復)

バンガード社のHPから三社の比較をすると、以下のようになります。

想定通りの結果となっていますね。

 

青:VTI  黄色:VT  赤:VWO

 

Performance

 

データとしてみると以下のようになっています。

 

トータル・リターン

 

月末 3ヶ月 年初来 1年 3年 5年 10年 設定来
基準価額(NAV) 5.99% 14.81% 4.11% 16.00% 8.74% 10.22% 10.08% 6.62%
市場価格 6.10% 15.00% 4.06% 16.09% 8.73% 10.19% 10.08% 6.61%
ベンチマーク 6.06% 15.12% 4.05% 15.98% 8.83% 10.26% 10.14%

 

2008年のリーマンショック直後からだと世界的に景気が回復拡大していたということもあり、設定来6%という堅調な利率で成長していきました。

年率6%で10年間運用することができれば、10年間で資産を1.8倍にすることが出来ています。

 

VTの配当金

VTも他のシリーズと同様に配当金を拠出しております。

以下が直近の配当金の実績です。

 

2020年は3四半期分既に拠出されており合計0.98USDとなります。

更に第四四半期も第三四半期と同じ0.4USDが拠出されたとすると1.38USDとなります。

 

現在のVTの株価は79USD近辺を推移しているので、配当金利回りは1.7%といいうことになります。

 

日付 市場価格 ($) 基準価額(NAV) ($)
2020/9/25 $79.29 $79.25
2020/9/24 $78.45 $78.39
2020/9/23 $78.41 $78.36
2020/9/22 $79.92 $79.87
2020/9/21 $79.54 $79.47
2020/9/18 $81.14 $81.14
2020/9/17 $81.89 $81.80
2020/9/16 $82.31 $82.24
2020/9/15 $82.47 $82.39
2020/9/14 $81.96 $81.95

 

種類 直近の分配金実績 権利落ち日 支払基準日 支払開始日
Income $0.40 2020/9/21 2020/9/22 2020/9/24
Income $0.36 2020/6/22 2020/6/23 2020/6/25
Income $0.22 2020/3/23 2020/3/24 2020/3/26
Income $0.61 2019/12/23 2019/12/24 2019/12/27
Income $0.43 2019/9/24 2019/9/25 2019/9/27
Income $0.55 2019/6/17 2019/6/18 2019/6/20
Income $0.28 2019/3/25 2019/3/26 2019/3/28
Income $0.49 2018/12/24 2018/12/26 2018/12/28
Income $0.36 2018/9/26 2018/9/27 2018/10/1
Income $0.55 2018/6/22 2018/6/25 2018/6/27

 

 

VTI(約1.5%)より高くVYM(約2.6%)より低い丁度真ん中という水準ですね。

 

VTの手数料をVT・VYMと比較

バンガードは投資家目線のインデックス型ETFを投資しているということもあり、

手数料は非常に高くなっています。

 

VTIは0.04%、VYMは0.08%に対して、VTの手数料は年率0.08%となっております。

米国籍のETFの手数料が年率0.44%ということを考えると以前として非常に安いですよね。

 

VTのまとめ

VTは全世界に均一に投資するETFですが、浮動株比率で組み入れている為、先進国の比率が9割弱という高水準となってしまっています。

 

新興国の比率を高める為にVWOを組み入れることも考えられますが、VWOの構成国は既に成長のピークを過ぎた新興国で構成されており、

大きな成長が見込めるETFとはなっていません。

 

-ETF

Copyright© 30代サラリーマンの資産運用録 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.