投資信託

ナスダック100を用いたロングショート戦略を実践する投資信託「テトラ・ネクスト」を掲示板での口コミや評判を含めて徹底評価!

2022年12月6日

ナスダック100を用いたロングショート戦略を実践する投資信託「テトラ・ネクスト」を掲示板での口コミや評判を含めて徹底評価!

2020年からのハイテクバブル相場を受けて個人投資家達が投機的な取引に熱狂しました。

GAFAMやテスラだけでなくハイパーグロースと言われる類の成長企業が実態と乖離して勢いよく株価を伸ばしていきました。

 

そのため米国の新興企業に向けた投信が数多く組成されていきました。今回、お伝えするテトラ・ネクストもその一つです。

本日はテトラネクストがどのような投資信託なのか分析したうえで、安定した投資を行う際の考え方についてもお伝えしていきたいと思います。

 

他に米国の成長株に投資している投資信託については以下でお伝えしていますのでご覧いただければと思います。

 

 

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テトラ・ネクストの特徴

まずはテトラ・ネクストの特徴についてみていきたいと思います。

投資対象はナスダック100先物

テトラネクストはナスダック100先物を売買することで運用戦略を実行していきます。(後述)

ナスダック100指数は米国のナスダック市場に上場する金融セクター以外の銘柄のうち流動性が高く時価総額の大きい上位100銘柄で構成する株価指数です。

GAFAMとよばれる「グーグル」「アップル」「メタ」「アマゾン」「マイクロソフト」「エヌビディア」「テスラ」といった超大型テクノロジー企業が組み入れられています。

俗に言う世界の株式市場を先導しているマグニフィセント・セブンといわれる銘柄群ですね。

 

構成上位10銘柄は以下となります。

Nasdaq 100 QQQ Components

# Company Symbol Weight
1 Apple Inc AAPL 11.328
2 Microsoft Corp MSFT 10.324
3 Amazon.com Inc AMZN 5.618
4 NVIDIA Corp NVDA 4.234
5 Meta Platforms Inc META 3.726
6 Broadcom Inc AVGO 3.013
7 Alphabet Inc GOOGL 2.906
8 Alphabet Inc GOOG 2.873
9 Tesla Inc TSLA 2.862
10 Adobe Inc ADBE 2.194

 

運用戦略①:日中トレンド戦略

テトラ・ネクストは大きくわけて4つの戦略で運用がなされています。

 

テトラネクストの運用戦略

 

まずは運用戦略の根本をしめる日中トレンド戦略についてお伝えしていきます。

日中トレンド戦略は前日のナスダック100先物の終値に対して上下それぞれにトレンドラインを設定して当日の日中にナスダック100先物の価格が、

上方トレンドラインを上回ったら買い建をおこない、下方トレンドラインを下回ったら売り建てるというシンプルな戦略です。

 

テトラネクストの日中トレンド戦略

 

 

運用戦略②:月初トレンド戦略

月初トレンド戦略は原則として月初4営業日の間ナスダック100を買い建てする戦略です。

月初に上昇する傾向があるという特性を戦略に組み入れています。

 

第一営業日 第二営業日 第三営業日 第四営業日
月初トレンド戦略 買建て 買建て 買建て 買建て

 

運用戦略③:月中トレンド戦略

当月の基準日に対して、5営業日前のナスダック100先物の価格が、前月の基準日における価格を上回れば買い建てを行い、下回れば売り建てるという戦略です。

 

月中トレンド戦略

 

運用戦略④:月末トレンド戦略

月末最終営業日の4営業日前におけるナスダック100先物の価格が前月末の価格を下回れば買い建てを行い、前月末の価格を上回れば売り建てを行う戦略です。

月末トレンド戦略

 

運用方針からわかること

運用は買い建てと売り建てを駆使して行うことがわかりました。

つまり、相場環境によらずリターンを狙っていくということが読み取れます。

 

上昇相場では売り建てを織り交ぜるので若干リターンは低くなることが想定されますが、下落相場では売り建てのリターンが相殺して暴落を抑制できると期待できますね。

実際に上記のようになっているかを運用実績で確認していきたいと思います。

 

為替ヘッジは実施していない

テトラネクストは為替ヘッジは実施していません。

つまり、ドル円が上昇すると基準価額は上昇しますし、ドル円が下落すると基準価額は下落します。

 

テトラネクストの運用実績

ではテトラネクストの運用実績についてみていきたいと思います。

以下はテトラネクストの運用実績ですが約3年運用した結果マイナスのリターンとなってしまっています。

テトラネクストの運用実績

テトラネクストの運用実績

 

では実際にナスダック100指数をずっと買って放置していた場合と比較したものが以下となります。

青:テトラネクスト
赤:ナスダック100指数(円建)

テトラネクストと円建のナスダック100指数の比較

テトラネクストと円建のナスダック100指数の比較

 

残念ながらテトラネクストが大きくアンダーパフォームしています。

様々な戦略を実行した結果、リターンが大きく悪化するという体たらくな成績となってしまっているのです。

これは正直いってテトラネクストに投資する意味はありませんね。

 

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掲示板での散々な口コミや評判

上記の成績から容易に想像はつきますが、以下の通り口コミや評判は散々なものとなっています。

金融機関は手数料ビジネスとして投資信託を販売しているのがよくわかりますよね。

 

口コミ①

このファンドを解約してだいぶ経つけど、先日、
平然と「担当者が変わった。いまはキャンペーン中である。」
などと新しい投信の売り付け勧誘と思われる電話があった。
これだけ損をさせておいて、なめているのか。

 

関連:【ブログ更新】投資信託はおすすめしない?質の低い投信選びに失敗して大損して地獄を見ないためにその問題点やリスクを解説。

 

口コミ②

なんでこんなファンドを買ってしまったのか…
後悔してます。

 

口コミ③

どうやったら上がってくれるん?

 

ちなみにみんなの評価は異例の「売りたい」が100%となっています。

 

売りたいが100%

Yahoo finance

 

 

安定したリターンを目指すのに適した選択肢とは?

おそらくテトラネクストを購入した方は、どのような市場環境でもリターンが欲しいという目的で購入されたかと思います。

相場にいる限りは定期的に暴落に巻き込まれるので、暴落にまきこまれずに右肩あがりで資産を増やしたいと考えるのは自然なことです。

 

しかし、上記でも見た通りテトラネクストは難しそうな戦略を実行しているにも関わらず上昇相場でも下落相場でも軟調に推移してしまっています。

市場環境によらず安定したリターンを出す投資先として実際に筆者が投資しているのがヘッジファンドです。

 

ヘッジファンドは、名前の通りどのような市場環境でも安定的なリターンをだすことを至上命題とする絶対収益型のファンドです。

実際に以下の通り市場平均よりも高いリターンを暴落を抑制しながら叩き出してきています。

 

ヘッジファンドは下落を抑制しながら市場平均より高いリターン

 

代表的なヘッジファンドとして名を馳せているブリッヂウォーターでは以下の通り相場環境によらず安定して右肩あがりで上昇しています。

Bridgewater Associates return

 

ただ、ブリッジウォーターのようなファンドは機関投資家にしか提供されておらず、個人投資家は投資することができません。

ただ、日本のヘッジファンドの中には上記のブリッジウォーターと同様の運用を実践して人気を博しているファンドが存在しています。

実際、筆者が投資しているファンドを含めて投資対象となりうるものを以下でランキング形式でお伝えしていますのでご覧いただければと思います。

 

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【2024年・日本優良ヘッジファンド一覧!】おすすめ運用先ランキング

 

最後に

投資

 

>>>個人的おすすめファンドランキング

 

私がファンドを選ぶ際に気をつけていることは、「長期で明確な戦略を実行し」、「確かなリターンをあげている」「経歴、実績共に優秀なファンドマネジャーが運用しているかどうか」、これだけです。

短期間における投資ファンドのハイリターン実績は全て無視しています。真に勝率が高い投資家は長期でみると、ピカピカな運用実績に収束します。

しかし、短期は短期。ただの運である可能性が高く、ファンドの本当の実力を測れるものではありません。

日々の膨大なニュースに翻弄され、株価の上げ下げで感情的に取引してしまう個人投資家が日本には溢れています。

しかし、投資とは自身の得意とする、勝率の高い戦略を見つけ、愚直に実行するだけなのです。これには膨大な作業量(決算読み込み、市場調査など)と強い精神力を必要とします。

このように、本当は投資とはシンプルでつまらないものです。

 

投信やヘッジファンドを選ぶ際は、この投資の考え方、哲学をしっかり持っているファンドマネジャーが在籍するファンドを選びましょう。それだけで大損することはまずありませんし、周囲の人が驚くようなリターンを自身があげていることに気づくはずです。リターンの差とはこの思考、また投資とは何かを知っているかどうかで大きく変わります。

 

勝率の高い投資戦略を愚直に実行しているファンドマネジャーが在籍するファンドを私の目でも選んでいますので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

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