投資信託

(低位株オープン)日興アセットマネジメントの運用で評判の投資信託を評価!低位株に特化したバリューファンドの成績は?

(低位株オープン)日興アセットマネジメントの運用で評判の投資信託を評価!低位株に特化したバリューファンドの成績は?

自分の資産を着実に増やすにあたり、誰もが「とにかく早くお金持ちになりたい」と思って取り組みますよね。

しかし、実はその考え方が資産運用で最も失敗する思考です。世の中には色んな「チャンス」が転がっているように思います。

FX、個別株、レバレッジ商品、もっとひどいのは月利数%と謳う現実離れした金融商品を販売するファンドなど。

 

しかし、世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏がしきりに繰り返す言葉があります。

それは、「ルール1.損をしないこと、ルール2.ルール1を忘れない」というものです。

 

急いで資産を増やそうとすればするほど、資産の増加スピードは下がります。スノーボールとも言われますが、徐々に資産の増加スピードとは上がっていくものなのです。

つまり、巷には数え切れないほどの投資信託、ETFなどファンドがありますが、選び方のコツとしては「損を出さない」「長期でプラスを出している」という実績があるファンドを選ぶべきでありこれが成功の近道です。

とにかくプラスリターンで複利を積み重ねる、これが一番重要なのです。

 

そんな観点から、今回は日本投信である「低位株オープン」を取り上げてみたいと思います。

 

低位株オープンの特徴とは?低位株に特化したバリューファンド

「低位株オープン」は日興アセットマネジメント株式会社が運用しています。

主要投資対象は、日本の金融商品取引所第一部上場の全銘柄です。値がさ株・中位株・低位株の3ランクに分類したうえで、低位株(第一部上場銘柄中、低位3分の1)に属する銘柄群の中から成長性、業種分散等を勘案した銘柄に投資します。

 

低位株に特化しており、大きなリターンを狙っていることがわかりますね。

 

運用プロセスは以下の通りです。

 

【当ファンドの運用プロセス】

 

 

運用プロセスは日本の低位株の抽出、信用リスク銘柄などの排除、投資対象の選定、ポートフォリオの構築です。

 

低位株オープンの所属カテゴリーは「国内小型バリュー」となっており、小型株を割安で購入し株価上昇を狙っていくファンドであることがわかりますね。

 

純資産額は2021年7月31日時点で38.75億円程度となっています。非常に小型なファンドですね。

 

低位株オープンの組み入れ上位銘柄

低位株オープンのポートフォリオをみていきましょう。以下は7月末のデータです。

 

(ポートフォリオ)

銘柄 業種 純資産比
JVCケンウッド 電気機器 1.35%
シュッピン 小売業 1.18%
テモナ 情報・通信業 1.14%
バンドー化学 ゴム製品 1.11%
新東工業 機械 1.06%
ゼビオホールディングス 小売業 1.06%
センコーグループホールディングス 陸運業 1.04%
クロス・マーケティンググループ 情報・通信業 1.03%
スクロール 小売業 1.01%
新日本科学 サービス業 1.00%

 

上位にJVCケンウッド、シュッピン、テモナが並びます。非常にマイナーな銘柄が並んでおり、バリュー株ファンドを実感します。

 

構成銘柄トップのJVCケンウッドの株主は以下の通りとなっています。

 

株主名 持ち株
比率(%) 株式数
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 8.91 14,613,000
日本カストディ銀行(信託口) 8.26 13,547,000
インタラクティブ・ブローカーズ 2.58 4,229,000
ステート・ストリート・バンク&トラスト505103 1.69 2,775,000
日本カストディ銀行(信託口5) 1.62 2,654,000
DFA(Int`l)スモールキャップバリュー・ポートフォリオ 1.57 2,571,000
バンク・オブ・ニユーヨーク・メロン140040 1.51 2,482,000
日本カストディ銀行(信託口6) 1.41 2,310,000
JPMBLノムラ・インターナショナル1CE 1.39 2,279,000
JPモルガン・チェース・バンク385781 1.35 2,207,000
自社(自己株口) 0.04 59,700

 

日本マスタートラスト信託銀行(信託口)、日本カストディ銀行(信託口)が上位株主であり、オーナー企業というわけではないですね。

業績は以下です。

 

売上高 営業利益 経常利益 当期利益
3年平均成長率 -3.10% -11.00% -8.60% -3.40%
5年平均成長率 -1.30% 1.70% 28.60% -8.70%
10年平均成長率 -2.50% -9.30% -5.00% -

 

成長率が低いですね。COVID19も無風だったようですが、業績見通しが明るくないのは気になるところです。

 

アクティブ型投信として一般的な手数料水準

低位株オープンはアクティブ投信として一般的な水準となっています。

購入手数料:3.3% (税込)
信託手数料:年率1.65%(税込)

購入手数料が若干高いですが、一般的な水準の範囲といえます。

 

低位株オープンの運用実績

肝心の低位株オープンの運用実績をみていきたいと思います。

以下は2016年以降のチャートとなります。

 

当ファンドの年間騰落率および分配金再投資基準価額の推移

 

年間騰落率のボラティリティが気になりますね。

Morning Starのデータとしてみると以下の通りとなります。

 

1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン 31.51% -0.21% 8.17% 9.64%
標準偏差 16.31 20.96 17.55 18.11

 

損を出さないことに特化したいので、通年成績も見ていきます。直近は異次元金融緩和で大きなリターンを出した割に、3年リターンは低いですね。マイナスです。直近は成績が悪いのではないかとの疑念が生まれます。

 

1-3月期 4-6月期 7-9月期 10-12月期 1-12月期
2021年 14.54% -3.19% -- -- --
2020年 -23.79% 9.71% 9.14% 1.72% -7.18%
2019年 6.58% -2.93% 0.89% 15.26% 20.32%
2018年 -6.32% -0.61% 5.02% -21.81% -23.55%
2017年 5.56% 5.36% 10.24% 6.90% 31.07%

 

ここ5年で2回もマイナスの年がありますね。厳しいですね。

マイナスを出しているのですでに選択範囲になく、TOPIXとも比べようと思いましたがそれはやめておきます。

 

まとめ

低位株オープンは、近年はマイナスを出してしまう年も頻発しており不安定、想定される最大損失も大きくなってきています。

過去の結果をみて、投資をするかどうかを判断する前に一度立ち止まって考えてみることを推奨します。

最後に

投資

 

>>>個人的おすすめファンドランキング

 

私がファンドを選ぶ際に気をつけていることは、「長期で明確な戦略を実行し」、「確かなリターンをあげている」「経歴、実績共に優秀なファンドマネジャーが運用しているかどうか」、これだけです。

短期間における投資ファンドのハイリターン実績は全て無視しています。真に勝率が高い投資家は長期でみると、ピカピカな運用実績に収束します。

しかし、短期は短期。ただの運である可能性が高く、ファンドの本当の実力を測れるものではありません。

日々の膨大なニュースに翻弄され、株価の上げ下げで感情的に取引してしまう個人投資家が日本には溢れています。

しかし、投資とは自身の得意とする、勝率の高い戦略を見つけ、愚直に実行するだけなのです。これには膨大な作業量(決算読み込み、市場調査など)と強い精神力を必要とします。

このように、本当は投資とはシンプルでつまらないものです。

 

投信やヘッジファンドを選ぶ際は、この投資の考え方、哲学をしっかり持っているファンドマネジャーが在籍するファンドを選びましょう。それだけで大損することはまずありませんし、周囲の人が驚くようなリターンを自身があげていることに気づくはずです。リターンの差とはこの思考、また投資とは何かを知っているかどうかで大きく変わります。

 

勝率の高い投資戦略を愚直に実行しているファンドマネジャーが在籍するファンドを私の目でも選んでいますので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

-投資信託

© 2021 30代サラリーマンの資産運用録 Powered by AFFINGER5