会社員として働いていると自分がラットレースの中にいることを実感する局面は多いのではないでしょうか?
将来の給料も基本的には決まっているし、生活費も決まっている。
自分が生存して家族を養うためだけに費やされていく人生。うんざりしたことがある人は少なくないはずです。
「ラットレース」を抜け出す。
これは人生のテーマなのではないでしょうか?
本日は、以下の観点を中心にお伝えしていきたいと思います。
- そもそもラットレースとはどのようなものなのか?
- ラットレースを抜け出すためにはどうしたらいいのか?
そもそもラットレースとはなにか?
ラットレースとは、働いても働いても資産が全く貯まらないことを言います。
これは、ネズミが輪の中でくるくる回る状況に例えています。
「お金について学ぶことなく」「ただがむらしゃに働く」といったようなラットレースを抜け出さなければ資産は増えていきませんよね。
リタイア生活を送るには、基本的に年利回り3%程度を基本で考えると、約2億円の資産が必要とされています。
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ラットレースつまり給与収入だけでは、この2億円に届くまで相当な時間を要します。
年収1億円の人でも税金や出費を考えると5年ほどはかかってしまうのですから。
「金持ち父さん 貧乏父さん」にも以下の教えがあります。
貧乏父さんは「頭のいい人になる」ようにロバートキヨサキに教え、金持ち父さんは「頭のいい人間を雇う」ことを教えました。
ここには大きな違いがあり、「資本家」となるのか「労働者」として働き続けることを選択するかの大きな境目になります。
ラットレースを抜けるというのは、「労働者」という身分から自分を脱却させるということです。
労働者は一人分の働きが稼ぎになりますが、資本家、経営者はお金、そして社員が自分のために働いてくれます。
つまり、労働者一人の何倍もの収益力があるということになるのです。
ラットレースから抜け出すにはどうすれば良いのか?
社会の仕組みを理解するべき
一般的には、良い大学を卒業し、良い会社で働き、定年まで頑張り退職し年金暮らし。
これが一般の人が考える最高の人生なのかもしれません。
しかし察しの良い人はすぐに気づくと思うのですが、これは上記で述べた「貧乏父さん」が理想とする生き方です。
たしかに、日本は終身雇用制度があり、相当なことをしない限りは解雇になりません。
つまり、一旦大企業に入社さえできれば、あとは大人しくしているだけで大衆が望む人生を送ることが可能です。
しかし、それは自分の人生を生きているのでしょうか?
一念発起して、「年収をあげよう!」と考え良いオファーを他の会社から貰い、高い年収を貰う。
その会社で結果を出し、また他の会社に高い給与のオファーを貰う。これであれば、頑張り甲斐があるかもしれません。
しかし、これは気づけばラットレースにはまっていることを理解しなければなりません。資本主義は非常に残酷なのです。
どんなに高い給与のオファーを貰っても、労働者側であるあなたは資本家に労働力を提供している存在にすぎません。
たしかに年収が1500万円ほどを超えるようになってくると、人から尊敬されることはあるでしょう。
もしかしたらやりがいのある仕事に従事できるかもしれません。
しかし、ラットレースであることには変わりません。いつまでそのペースで働けますでしょうか?
自分一人の労働力のみで戦うことを、勇気を持って辞める必要があります。
そして、実はもっと楽な方法があることに気づくべきです。それは自分のために、お金、人に働いてもらうことです。
なぜかこの思考がインストールされていない人が世の中にはとても多いです。不思議でなりません。
資産運用をする!「r>g」の法則を理解しよう
「ラットレースを抜けなければならない」ということは、多くの人が理解しています。
しかし、なかなか抜けることができないのは「何を」勉強すれば良いかわからないからに他なりません。
適当に投資をして儲かればラッキーというようなことを繰り返していては、時間も資産もすり減っていきます。
効率的に勉強をしていく必要があります。
ラットレースから抜け出すにはとにかく資産を増やして運用し、複利で回していく必要があります。
つまり、資産運用、投資を学ぶ必要があるということです。
資産運用による資産の成長率は、給与収入の成長を一貫して上回り続けているというデータが「21世紀の資本論」によって示されています。
投資の世界は非常に複雑ですが、勉強すればするほど様々な商品の投資に目利きがきくようになります。
資産運用も成功していくので結果的に「お金を自分のために働かせる」ことのスキルが高まっていきます。
しかしこれは「意味のある」実践の繰り返しが必要になります。
どのくらいの投資をして、リターンはどれくらいなのか、その後税金は計算してどのくらい取られるのかなどの最低限の会計知識も必要です。
世の中には様々な投資商品があり、選定をするのにも勉強が必要で非常に時間がかかります。
しかし、ここを怠っていてはいつまでもラットレースから抜けられないのです。
以下で管理人が魅力的と選出した投資先について纏めていますので参考にしていただければと思います。
【2022年・国内和製優良ヘッジファンド】おすすめ投資先ランキング〜リスクを抑え安全・着実に資産を増やせる運用先(投資信託などアクティブファンド含む)を紹介。
会社以外の自分のビジネスを始める
自分のビジネスを始める、の意味するところは「資産」を増やし、それを維持することです。
会社員の方であれば、昼間の仕事の他に自分のビジネスを築き、資産を増やすことを常に心がけ、実行に移していく必要があります。
現時点で、昼間のサラリーマンとしての仕事が忙しすぎて、資産運用も、自分のビジネスを持つ時間がないということであれば、
永遠にラットレースを抜け出すことができません。
サラリーマン、とは他人のビジネスのために働き、経営者、株主を金持ちにすることに、自分の人生を費やしていることになるのです。
ただし、サラリーマンをやめて起業をするか、となるとそれはまた別問題です。
自分がその場にいなくても収入を生み出すスモールビジネスから始め、コツコツと長期に資産を増やしていくことをおすすめします。
例えば不動産投資などは、会社員は銀行からの借り入れも容易であることから、比較的おすすめでしょう。
(ワンルームマンション投資だけはNG)
また、収入が見込めるようになった時点で、会社を作って節税をしていくというのも非常に重要です。
サラリーマンは会社に所得税を計算してもらうため、税金を支払っている意識も低く、計算方法すら知らない人がほとんどです。
税金を取られて終わりです。
しかし、例えば資産家は会社を「節税のため」に使います。
所得税を減らすために法人を作りますので、税金への意識がそもそも高く、資産が大きくなった際にも可能な限り税金を圧縮していきます。
ここは、サラリーマンと大きな違いです。
サラリーマンは所得税を取られ節税もできず、とにかく資産が大きくなっていかないのに比べて資産家は所得税を圧縮し資産を増加させていきます。
しかし、サラリーマンであっても、法人の設立は可能で、法人設立し、自分のビジネスにかかる税金を節税、つまり経費を有効活用することができます。
資産を大きくしていく中で、節税の知識は必須となっていきます。
まずはサイドビジネス、副業を始め、法人設立し、資産を大きくしながら税金の知識をつけていくことをオススメします。
- 会社員:お金を稼ぐ→税金支払い→消費(お金を使う)
- 資産家:お金を稼ぐ→消費(お金を使う)→税金支払い
まとめ
ラットレースとは、働いても働いても資産が全く貯まらないこと、より自由な生活、彩のある人生を歩むには、このラットレースを抜ける必要性があることを解説してきました。
ラットレースを抜けるには、資産運用をするか、自分でビジネスを始めるしか方法がなく、会社員の方は特に危機感を持つべきでしょう。