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Japan Act(ジャパンアクト)合同会社は怪しい?ヘッジファンドとしてのアクティビスト活動まで追ってみたが如何に?

Japan Act合同会社は怪しい?ヘッジファンドとしてのアクティビスト活動まで追ってみたが如何に?

近年、金融庁が公表している貯蓄から投資へという政策の影響もあり、資産運用に取り組む人がうんと増えたように感じます。

投資先といえば、伝統的資産である株や債券などがありますが、オルタナティブ投資の一つとしてヘッジファンドも近年は日本で注目を集めています。

 

過去にヘッジファンドについては記事を書いたことがありますが、今回はたまに耳にするJapan Act合同会社について、どのような投資先なのかを調査してみたいと思います。

 

Japan Act合同会社とは?

公募ファンドではなく、インターネットにしか情報がないのでインターネットの情報をもとに調べます。

Japan Actは、独立系の投資会社として設立され、自己資金投資を主体としたバリュー/アクティビスト投資を行います。投資先企業との積極的な対話から関係構築を図り、コーポレートガバナンス・コードの適切な理解と実施及び戦略的アプローチによる企業価値・株主価値向上を実現することで、リターンの最大化を図ります。

https://www.japanact.com/

 

独立系のバリュー/アクティビスト投資を行うファンドと謳っています。

BMキャピタルと基本的には同様の戦略ですね。

 

バリュー株投資とはどのような投資なのかについては以下の記事で解説していますので参考にしてみてください。

>> バリュー株投資とは?割安指標であるPERとPBRの見方や考え方を注意点を交えながらわかりやすく説明する!

 

アクティビストの意味は以下です。物言う株主というやつですね。

英語表記はActivist。株式を一定程度取得した上で、その保有株式を裏づけとして、投資先企業の経営陣に積極的に提言をおこない、企業価値の向上を目指す投資家のことをアクティビストという。
いわゆる「物言う株主」で、経営陣との対話・交渉のほか、株主提案権の行使、会社提案議案の否決に向けた委任状勧誘等をおこなうことがある。ただし、最近では株式の保有割合が低くても、投資先企業に積極的に提言をおこなうケースもみられる。

https://www.nomura.co.jp/terms/japan/a/activist.html

 

アクティビストとしての事例はどのようなものがあるのでしょうか?

HPに記載されているのは、投資有価証券の売却についてですが、特段、物言う株主として資本政策、事業戦略に向けてのアクティビスト活動をした痕跡は残されていません。自社が出したプレスリリースしかなく・・・。

サンエー化研への剰余金の処分についての株主提案も行われていますが、当然否決されているか太刀消えになったのかで進展は特にありません。第三者機関からのリリースも特にありませんでした。

 

大量保有報告書も見当たらず、活動は謎のままです。私募ファンドの情報は中々出てきませんが、ファンドサイズが大きくなると否が応でも出てしまうものです。

本物のお金持ちは自分から露出はしないが大株主などでどうしても露出してしまうことになるようなものですが。わかりませんでした。

 

Japan Act合同会社のオフィスは東京都千代田区神田須田町1-14-1 ヒューリック神田須田町ビル2階にあるヒューリック神田須田町ビルです。

Japan Act合同会社の本社 ヒューリック神田須田町ビル

 

千代田区にオフィスを構えているのですね。家賃水準は非常に高い地域です。面談はここで行うのでしょうか。

 

駅名 20坪~30坪 30坪~50坪 50坪~100坪 100坪~200坪 200坪以上
神田駅 22,800円 18,500円 23,300円 24,000円 31,600円
(103区画) (108区画) (106区画) (57区画) (9区画)

 

 

 

Japan Actの運用残高はどのくらい?

こちらは公表されていません。

こちらもHPにあるサンエー化研、昭和パックス株式会社の大株主を洗ってみましたが今は保有されていないようでした。

 

サンエー化研10月28日時点大株主

株主名 持ち株
比率(%) 株式数
新生紙パルプ商事 16.01 1,812,000
昭和パックス 10.99 1,244,000
自社社員持株会 3.52 399,000
自社(自己株口) 3.05 345,300
日本マスタートラスト信託銀行 2.78 315,000
三菱UFJ銀行 2.74 310,000
みずほ信託銀行 2.65 300,000
双日プラネット 1.78 201,000
みずほ銀行 1.77 200,000
山田美千代 1.07 121,000
鈴木靖子 1.03 117,000

 

昭和パックス株式会社10月28日時点大株主

株主名 持ち株
比率(%) 株式数
サンエー化研 19.01 846,000
新生紙パルプ商事 18.81 837,000
三菱UFJ銀行 3.03 135,000
特種東海製紙 2.92 130,000
BNY・GCMクライアントJPRD・ISG・FEAC 2.18 97,000
みずほ銀行 1.8 80,000
農林中央金庫 1.69 75,000
鹿児島銀行 1.57 70,000
自社社員持株会 1.55 69,000
岡本圭介 1.12 50,000
損害保険ジャパン 1.12 50,000
王子ホールディングス 1.12 50,000
丸紅 1.12 50,000
みずほ信託銀行 1.12 50,000
明治安田生命保険 1.12 50,000
中越パルプ工業 1.12 50,000
自社(自己株口) 0.22 9,900

 

残高の推定もできない状態ですので、本当に面談に言って全てを聞く必要がありそうです。

わからないことだらけですので、様々な憶測が飛び交っていそうですね。

 

Japan Actの代表は?

代表は葛生大祐氏。特段経歴もよくわかりませんでした。散見される個人ブログにすら経歴情報がないので、そういうことだと思います。

 

Japan Actは合同会社の社員権募集スキーム

「合同会社の社員権募集スキーム」といえば難しく聞こえます。

しかし、スキームとしては一般的な投資信託のスキームと同じです。投資家が出資金に応じて社員権を取得して、資本市場に投資して得られたリターンを還元するというスキームです。

一般的な投資信託は証券口座から金融商品を買い運用しますよね。社員権スキームは出資という形となります。事業に対して出資するという形になるのです。

 

投資信託を購入すると「保有口数」となりますが合同会社の社員権スキームでは「社員権」と名前が異なるだけに過ぎません。

 

合同会社スキームに関しては以下の記事にさらに詳しく記載していますので参考にしてください。

 

BMキャピタルは怪しい?ポンジスキームの可能性を含めて実態をわかりやすく紐解く!

 

運用利回りは?

個人ブログ情報しかなく、全くわかりません。

 

最低出資額は?出資する方法は?

ネット情報を見る限りは最低出資額は「1000万円」となっています。

日本の私募ファンドはやはり1000万円からが基本ですね。

 

出資はインターネットを通して、とはなりません。そもそも1000万円の大金なので面談を通して慎重に事を進める必要があります。

 

私募(ヘッジ)ファンドを選ぶ際に気をつけたいポイント

公募ファンド(投資信託)を選ぶ場合はシンプルに長期で利回りが高い、安定した運用ができているかどうかをメインで比較すれば割と簡単にスクリーニングができます。

しかし私募ファンドはそうはいきませんね。口コミとネット情報を頼るしかありません。

個人的には、私募ファンド選びは以下を重視します。一つでも陰りが見えたら、信用しないことにしています。

 

  • 長年の実績があり信頼ができる(ファンドマネジャーなどの経歴に一点の曇りもない。学歴、職歴まで隈無く聞きます)
  • ハイリスクハイリターンな投資手法ではない(複利を最大限に活用する運用を重視)
  • 資産を守りつつ、たしかなリターン(安定した利回り)が期待できる
  • ファンドメンバーの経歴
  • 大量保有報告書などの情報でも良いので、少なくとも第三者機関から運用情報が出てくるのかどうかを面談前に最低限確認

 

良い投資先が見つかると良いですね。

 

最後に

投資

 

>>>個人的おすすめファンドランキング

 

私がファンドを選ぶ際に気をつけていることは、「長期で明確な戦略を実行し」、「確かなリターンをあげている」「経歴、実績共に優秀なファンドマネジャーが運用しているかどうか」、これだけです。

短期間における投資ファンドのハイリターン実績は全て無視しています。真に勝率が高い投資家は長期でみると、ピカピカな運用実績に収束します。

しかし、短期は短期。ただの運である可能性が高く、ファンドの本当の実力を測れるものではありません。

日々の膨大なニュースに翻弄され、株価の上げ下げで感情的に取引してしまう個人投資家が日本には溢れています。

しかし、投資とは自身の得意とする、勝率の高い戦略を見つけ、愚直に実行するだけなのです。これには膨大な作業量(決算読み込み、市場調査など)と強い精神力を必要とします。

このように、本当は投資とはシンプルでつまらないものです。

 

投信やヘッジファンドを選ぶ際は、この投資の考え方、哲学をしっかり持っているファンドマネジャーが在籍するファンドを選びましょう。それだけで大損することはまずありませんし、周囲の人が驚くようなリターンを自身があげていることに気づくはずです。リターンの差とはこの思考、また投資とは何かを知っているかどうかで大きく変わります。

 

勝率の高い投資戦略を愚直に実行しているファンドマネジャーが在籍するファンドを私の目でも選んでいますので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

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