ヘッジファンドを購入(出資)するにあたり、どのような方法があるのでしょうか?
欧米では代表的な運用手段であるヘッジファンド。
日本ではまだまだその存在すら認知されておらず、情報も全然落ちていません。(そもそも私募なので、公に告知ができない)
最近はヘッジファンド型の投資信託なんかも存在しますよね。あれってどうなのでしょうか?
今回の記事では、私募ファンドであるヘッジファンドを購入する選択肢、方法についてお伝えしていきます。
ヘッジファンドに勤めている人の紹介など人脈を活用
ヘッジファンドを購入するのであれば、私募ファンドであり公に告知がないのであれば、やはり自身の人脈をつたって紹介してもらうのが鉄板でしょう。
私の場合は会社で働いている仲良くしている同僚の知り合いがファンドマネジャーでした。
最初はヘッジファンドに出資するという話をすべく会ったわけではなく、ゴルフに一緒に参加しただけでした。
当然ヘッジファンドでマネジャーを務めていることはそこで知りましたが営業は全くされませんでした。(されたら困るのですが)
節度を持った、上品な方でした。
その数年後に、私にもまとまった資金ができた段階で運用先を複数考えている際に、実績等話を聞いて、信頼して運用をお任せしました。
しかし、私のこのケースは非常にレアケースです。
ヘッジファンドに勤めている友人や知り合いなど普通はいません。欧米ならまだしも、日本は特にその存在は稀有です。
ヘッジファンド型の投資信託を購入する手も?
投資信託にもなんと、ヘッジファンド型のものがあります。
これはヘッジファンドの運用手段を真似しているに過ぎませんどこが真似かというと、下落相場でもプラスのリターンを目標にするという点です。
が、これはやはり公募ファンドであり運用に規制がかかるという足枷があるので、やはりリターンを出すのは厳しいです。
ヘッジファンド型の投信の多くは絶対収益型と呼ばれ、相場の下落局面においてもプラスのリターン達成を運用目標とする。
3月にプラスのリターンを上げたのは86本中14本あるが、純資産残高が10億円以上のファンドに限ると、「ノムラ・グローバルトレンド(円コース)年2回決算型」、「ロボット戦略 世界分散ファンド」、「AI日本株式オープン(絶対収益追求型)」、「あい・パワーファンド」の4ファンドしかない。
もっとも、4本のうち3本は運用期間5年未満で、唯一5年以上の実績がある「ノムラ・グローバルトレンド(円コース)年2回決算型」についても、2月末までの過去5年間のリターン(年率)は▲3.05%、カテゴリー内で36本中第34位と低迷している。
ヘッジファンド型といえど、投資信託は投資信託です。
投資信託とヘッジファンドの違いについて紹介しました。
投資信託は公募をする代わりに柔軟な運用手法の変更など、相場に合わせて迅速に動くことができません。その中で高いリターンを目指すこと自体が仕組みとして難しいです。
また、投資信託の手数料の仕組みを見ると、成果を出そうが出すまいが購入手数料と預け入れ残高に対する信託報酬を支払うことになっています。
成果がマイナスでも、常に投資信託の販売員、運用会社、ファンドマネジャーはホクホクなのです。資金を集めることが正義となっています。
しかし、ヘッジファンドは成果報酬がメインの収入になります。ファンドマネジャーとそのチームの本気度が大きく異なります。
結果が出やすいのはどちらかというと、当然ヘッジファンドになるので、投資家としても信頼できます。
投資信託を一方的に非難はしません。投資信託があるおかげで、国民のマネーリテラシーは向上しているとも言えるでしょう。
そして、ファンドを組成した胴元が大金を稼いでいますので、むしろサラリーマンとして働いているファンドマネジャーや販売員は少々の歩合と固定給の部分が大きい給与体系ですから、怒りを向けるべきはその仕組みを作った人なのかもしれません(笑)
プライベートバンク プライベートバンキングを活用してヘッジファンドを購入する
プライベートバンクを活用するのは王道中の王道です。
プライベートバンクとは、富裕層御用達の金融サービスですね。
プライベートバンキングはさらにアグレッシブな運用をするものです。
プライベートバンクは、端的に言うと富裕層のお金を安全なところで運用するというのがそもそもの興りです。古くからプライベートバンクがある国や地域は、政治的に不安定な時代が長く続いていました。不安定な国に住む富裕層のお金が流れてきて運用するようになったというのが歴史的な流れです。
スイスのプライベートバンクだと、中世くらいにまで起源はさかのぼります。イタリアやスペインといった国家体制が非常に不安定だった国の富裕層がスイスに資産を預けたのです。そのため、スイスのプライベートバンクは顧客の資金を安全に運用するということを今も大切にしています。
一般的には、プライベートバンキングは、大手のUBSやクレディスイスから独立した資産運用部門を指します。どちらかというと、米国が発祥でした。米国の大手銀行が、富裕層の資産をアグレッシブに運用するのがプライベートバンキングです。資産を増やすために非常にアグレッシブな運用をするので、資産を守ることを第一にするプライベートバンクとの違いは、そこにあると考えています。
出所:ZUU ONLINE
プライベートバンクが一番安全にヘッジファンドを選択できそうですが、そもそも口座開設までたどり着ける人が限られています。
預金数億円以上から、などと閾値が非常に高いです。
日本の富裕層は野村総研の分類を見てみると、1億円以上の富裕層は127万世帯しかいません。
日本の総世帯数は5700万程度ですから、日本のトップ2%に入らなければなりません。
会社創業して成功した人がメインターゲットになってくるでしょう。
私含め、サラリーマンですと、大きくどこかで成長株などを当てない限りは難しい水準ですね。
または複利で安定した高い水準の利回りが継続できれば、40代、50代で見えてくる資産額です。
最短なのはやはり直接HFに問い合わせて購入
自身の人脈、プライベートバンクを活用するなどは本当に運も作用するため、ヘッジファンドの購入にたどり着けない人は一生運用を任せられないということになります。
また、ヘッジファンド型投信を購入するという選択肢も、実際にヘッジファンドに投資をする魅力に対して相当劣ってしまう現実があります。
宣伝はできない私募ファンドであるヘッジファンドですが、公式ページから問い合わせれば面談は可能です。
面談はまとまった資金があり、商品を理解してくれる投資家であることが前提条件になります。
基本的に、しっかり運用を行なっているヘッジファンドであれば公式ページは存在します。(私が出資しているBMキャピタルも公式があります)
臆せず、とりあえず問い合わせてみて、面談が可能であれば、担当者に商品について説明をしてもらい、出資を検討してみましょう。
以下は私が個人的におすすめできるヘッジファンドの特集です。
参考にしてみてくださいね。
まとめ
今回はヘッジファンドの購入方法について様々な方法を解説してみました。
やはり、直接問い合わせるのが最短であり、情報もすぐに獲得ができます。
ファンドマネジャーの経歴、担当者と運用チームの経歴、過去の実績など、色々と聞いてみるようにしましょう。
ヘッジファンド購入の際に気をつけるべきことは過去の記事でも紹介していますのでそちらも見てみてくださいね。