投資信託

(三井住友・げんきシニアライフ・オープン)三井住友DSアセットマネジメント株式会社の運用で評判の投資信託を評価!「元気で健康な高齢者関連ビジネス」「介護関連ビジネス」特化ファンドの成績は?

(三井住友・げんきシニアライフ・オープン)三井住友DSアセットマネジメント株式会社の運用で評判の投資信託を評価!「元気で健康な高齢者関連ビジネス」「介護関連ビジネス」特化ファンドの成績は?

自分の資産を着実に増やすにあたり、誰もが「とにかく早くお金持ちになりたい」と思って取り組みますよね。

しかし、実はその考え方が資産運用で最も失敗する思考です。世の中には色んな「チャンス」が転がっているように思います。

FX、個別株、レバレッジ商品、もっとひどいのは月利数%と謳う現実離れした金融商品を販売するファンドなど。

 

しかし、世界一の投資家であるウォーレン・バフェット氏がしきりに繰り返す言葉があります。

それは、「ルール1.損をしないこと、ルール2.ルール1を忘れない」というものです。

 

急いで資産を増やそうとすればするほど、資産の増加スピードは下がります。スノーボールとも言われますが、徐々に資産の増加スピードとは上がっていくものなのです。

つまり、巷には数え切れないほどの投資信託、ETFなどファンドがありますが、選び方のコツとしては「損を出さない」「長期でプラスを出している」という実績があるファンドを選ぶべきでありこれが成功の近道です。

とにかくプラスリターンで複利を積み重ねる、これが一番重要なのです。

 

そんな観点から、今回は日本投信である「三井住友・げんきシニアライフ・オープン」を取り上げてみたいと思います。

 

 

三井住友・げんきシニアライフ・オープンの特徴とは?

「三井住友・げんきシニアライフ・オープン」は三井住友DSアセットマネジメント株式会社が運用しています。

主要投資対象は、日本の「元気で健康な高齢者関連ビジネス」と、「介護関連ビジネス」に関連する企業です。高齢化社会における成長分野・成長企業等をリサーチ。

風代わりな投信ですよね。日本の少子高齢化社会をトレンドとして捉えた商品になります。

 

運用プロセスは以下の通りです。

 

運用プロセス

 

アクティブシニア関連銘柄、ヘルスケア関連銘柄を絞り込みリサーチ、銘柄選定、分析、会議を経てポートフォリオを構築します。

 

アクティブシニア関連銘柄とは・・・レジャー、外食、スポーツ、健康 商品、不動産・金融商品等、元気で 健康な高齢者に関連したビジネス の銘柄です。

ヘルスケア関連銘柄とは・・・医療機器、医薬品、介護施設・ 用品・サービスなど介護関連 ビジネスの銘柄です。

 

三井住友・げんきシニアライフ・オープンの所属カテゴリーは「国内小型グロース」となっており、小型株の成長性を期待し銘柄を購入し株価上昇を狙っていくファンドであることがわかりますね。

 

純資産額は2021年7月31日時点で393.93億円程度となっています。中型ファンドですね。

こんなにも資金が集まるのですね。期待されている証拠だと思います。が、数字が全てですので後でしっかり見ていきましょう。

 

 

三井住友・げんきシニアライフ・オープンの組み入れ上位銘柄

三井住友・げんきシニアライフ・オープンのポートフォリオをみていきましょう。以下は7月末のデータです。

まずは業種です。

組⼊上位10業種(%)

 

やはりサービス業が1位、ついで小売業、卸売業です。

ポートフォリオは以下の通りです。

 

銘柄名 東証33業種名 比率
SHOEI その他製品 3.3%
EIZO 電気機器 3.3%
前田工繊 その他製品 3.2%
カチタス 不動産業 3.1%
パルグループホールディングス 小売業 3.1%
KeePer技研 サービス業 3.0%
物語コーポレーション 小売業 3.0%
リオン 電気機器 3.0%
チャーム・ケア・コーポレーション サービス業 2.8%
カーブスホールディングス サービス業 2.6%

 

上位にSHOEI、EIZO、前田工繊が並びます。マイナーな銘柄が並んでおり、小型グロース株ファンドを実感します。

 

構成銘柄トップのSHOEIは世界トップの高級ヘルメットメーカーです。渋いです。SHOEIブランドはワールドワイドに健在です。

そんなSHOEIの株主は以下の通りとなっています。

 

株主名 持ち株
比率(%) 株式数
ノーザン・トラスト(AVFC)リ・フィデリティ・ファンズ 9.13 2,452,000
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 7.77 2,088,000
日本カストディ銀行(信託口) 6.09 1,635,000
アルク産業 5.21 1,400,000
RBC・IST15PCTノン・レンディング 3.36 902,000
昭和電工 3.31 888,000
明和産業 2.98 800,000
ステート・ストリート・バンク&トラスト505001 2.96 794,000
バンク・オブ・ニューヨーク133652 2.24 602,000
CEPLUXスレッドニードル(Lux) 2.18 586,000
自社(自己株口) 0 100

 

ノーザン・トラスト(AVFC)リ・フィデリティ・ファンズ、日本マスタートラスト信託銀行(信託口)が上位株主であり、オーナー企業というわけではないですね。

 

業績は以下です。

四半期業績推移

 

近年業績が急上昇していますね。強い企業成長を実現しています。

 

売上高 営業利益 経常利益 当期利益
3年平均成長率 7.60% 11.10% 10.70% 12.40%
5年平均成長率 6.50% 8.10% 8.90% 10.90%
10年平均成長率 6.80% 18.10% 17.10% 18.00%

 

当期純利益の10年平均成長率が18%は非常に高い水準です。

 

アクティブ型投信として一般的な手数料水準

低位株オープンはアクティブ投信として一般的な水準となっています。

購入手数料:3.3% (税込)
信託手数料:年率1.65%(税込)

購入手数料が若干高いですが、一般的な水準の範囲といえます。

 

三井住友・げんきシニアライフ・オープンの運用実績

肝心の三井住友・げんきシニアライフ・オープンの運用実績をみていきたいと思います。

以下は2016年以降のチャートとなります。

基準価額・純資産総額の推移(円・億円)

 

実際の基準価格と税引前分配金再投資後の基準価格との間に乖離があります。

実際には両者の間に収斂します。(分配金を出した瞬間に20.315%の税金が発生してしまうからです。)

Morning Starのデータとしてみると以下の通りとなります。

 

1年 3年(年率) 5年(年率) 10年(年率)
トータルリターン 16.84% -0.44% 9.61% 16.28%
標準偏差 14.37 18.51 15.84 15.44

 

損を出さないことに特化したいので、通年成績も見ていきます。直近は異次元金融緩和で大きなリターンを出した割に、3年リターンは低いですね、マイナスになってしまっています。直近は成績が悪いのではないかとの疑念が生まれます。

 

1-3月期 4-6月期 7-9月期 10-12月期 1-12月期
2021年 3.34% -2.38% -- -- --
2020年 -21.21% 13.60% 9.52% 8.42% 6.28%
2019年 7.49% -7.14% -1.64% 10.12% 8.12%
2018年 -3.48% -0.38% 5.25% -20.58% -19.62%
2017年 1.29% 14.35% 12.35% 13.28% 47.41%

 

ここ5年で1回、マイナスの年がありますね。それも-19.62%と非常に大きな損失です。

 

マイナスを出しているのですでに選択範囲になく、TOPIXとも比べようと思いましたがそれはやめておきます。

マイナスを出すことがなぜここまで悪なのかを強調している理由は、以下の数字を見てすぐに答えがわかる人は理解できると思います。

 

<運用利回りが高いのはどちらか?>

パターン①

1年目:+30%
2年目:+30%
3年目:-30%

 

パターン②

1年目:+5.76%
2年目:+5.76%
3年目:+5.9%

 

答えはパターン②です。ハイリターンを出すには安定した利回りとマイナスを出さないことが大事なのです。極端にリターンが高い投資は、いつか大きなマイナスを出し過去の利益を吹き飛ばしてしまうのです。

 

まとめ

三井住友・げんきシニアライフ・オープンは、近年はマイナスを出してしまう年も頻発しており不安定、想定される最大損失も大きくなってきています。

過去の結果をみて、投資をするかどうかを判断する前に一度立ち止まって考えてみることを推奨します。

 

最後に

投資

 

>>>個人的おすすめファンドランキング

 

私がファンドを選ぶ際に気をつけていることは、「長期で明確な戦略を実行し」、「確かなリターンをあげている」「経歴、実績共に優秀なファンドマネジャーが運用しているかどうか」、これだけです。

短期間における投資ファンドのハイリターン実績は全て無視しています。真に勝率が高い投資家は長期でみると、ピカピカな運用実績に収束します。

しかし、短期は短期。ただの運である可能性が高く、ファンドの本当の実力を測れるものではありません。

日々の膨大なニュースに翻弄され、株価の上げ下げで感情的に取引してしまう個人投資家が日本には溢れています。

しかし、投資とは自身の得意とする、勝率の高い戦略を見つけ、愚直に実行するだけなのです。これには膨大な作業量(決算読み込み、市場調査など)と強い精神力を必要とします。

このように、本当は投資とはシンプルでつまらないものです。

 

投信やヘッジファンドを選ぶ際は、この投資の考え方、哲学をしっかり持っているファンドマネジャーが在籍するファンドを選びましょう。それだけで大損することはまずありませんし、周囲の人が驚くようなリターンを自身があげていることに気づくはずです。リターンの差とはこの思考、また投資とは何かを知っているかどうかで大きく変わります。

 

勝率の高い投資戦略を愚直に実行しているファンドマネジャーが在籍するファンドを私の目でも選んでいますので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

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