完全リタイアを目指す投資ブログ

30代サラリーマンの資産運用録

外貨預金

【2020年】外貨預金・おすすめ通貨は結局どれ?各国通貨を徹底比較!

 

「外貨預金」を考える上で、迷うのは「どの通貨にするか」ですよね。

以前の記事で、外貨預金の概要とそのメリットとデメリットについて解説してきました。

 

外貨預金は儲かるのか?メリット・デメリット、2020年時点では絶対おすすめしない理由を徹底解説。リスク分散/新興国通貨で大損可能性/タイミング/FX

 

上記記事では私は外貨預金はおすすめしないとし、その理由も執筆しました。

 

今回の記事では、「それでも外貨預金をしたい」

「どの通貨がおすすめなのか?」

という方に向けて執筆していきたいと思います。

 

おすすめの通貨はやはり米ドル?

 

まず、外貨預金取引ができる通貨は以下の通りです。

 

  • 米ドル
  • ユーロ
  • 豪ドル(オーストラリアドル)
  • 英ポンド
  • NZドル(ニュージーランドドル)
  • 南アフリカランド
  • カナダドル
  • スイスフラン

 

それぞれの通貨の概要を記載していきます。

参考:https://www.bk.mufg.jp/ippan/kinri/list_j/kinri/gaikayokin.html

https://www.globalnote.jp/post-1409.html

 

米ドル(USD)

 

(2020年9月時点)

  • 預金金利:0.010%
  • 国債格付:Aaa(ムーディーズ)、AA+(S&P)、AAA(フィッチ)
  • 米国GDP:世界1位

 

世界の基軸通貨である米ドル。

流通量が世界一、価格変動も安定的でリスクは限定的となっています。

人気通貨であり中長期の投資向きとなっています。

 

米国は経常収支赤字国であり米ドル安の圧力を常に受けています。

新型コロナウィルス感染拡大騒動により、FRBは利下げを実行しました。

 

金利は2年前までは3%程度(一部大手ネット証券)の水準でしたが、今では0.010%となっています。

以下は直近のFRBパウエル議長の会見です。

 

 

8月末にもパウエル議長は会見し、インフレ率が2%を超えていく水準でも、様子見をした上で利上げを行なっていくという声明を出しています。

インフレ率をこれから徹底的に上げていく政策に本腰を入れておりますので、米ドルの通貨価値はしばらく減価していくことが見込まれます。

 

米ドルは信頼できる通貨ですが、今は外貨預金として運用するタイミングでは全くありません。

 

 

ユーロ(EUR)

(2020年9月時点)

  • 預金金利:0.001%

 

2002年に欧州の基軸通貨として導入されたユーロ。

世界通貨流通量は上記のドルに次いで2位であり、価格変動は比較的安定的です。

 

ユーロ圏は経常収支黒字地域なので常に「ユーロ高」の圧力が発生。

 

政策金利が低く、EU加盟国の信用不安が解消されていないことや、ユーロ圏の政治的な統一が実現されておらず長期投資には向きません。

ギリシャやPIIGSを含めた国の財政問題が火種としてまだ残っているのには注意した方が良いでしょう。

 

2017年〜2018年の段階では長期化していた金融緩和からの出口を模索する動きが出ていました。

しかし、2019年9月にFRBに続く形で政策金利の引き下げが行われ-0.5%の水準となっています。

 

現在はコロナショックもあり、利上げをしていく局面はしばらくないといえます。

世界的な金利引き下げによる景気対策の流れはしばらく潮流となっていくでしょう。

 

ECB(欧州中央銀行)は16日の定例理事会で、主要政策金利のうち、市場介入金利である定例買いオペの最低応札金利(リファイナンス金利)を0.00%に、下限の中銀預金金利をマイナス0.50%に、上限の限界貸出金利を0.25%に、いずれも据え置くことを全員一致で決めた。市場予想通りだった。

出所:モーニングスター

 

ユーロも預金金利が低すぎますので、こちらも選択肢にはならないでしょう。

 

豪ドル(オーストラリアドル/AUD)

(2020年9月時点)

  • 預金金利:0.05%
  • 国債格付け:Aaa(ムーディーズ)、AAA(S&P、フィッチ)
  • オーストラリアGDP:世界14位

 

豪ドルはオーストラリアの通貨でありAUDと表現されます。

米のFRBの利上げが実行されるまでは主要通貨で最も高い金利でした。

 

しかし、直近では利下げを続けており政策金利は0.25%まで落ち込んでいます。

 

豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表

豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表

 

 

一昔前とは違い、もう豪ドルでさえも高金利通貨とはいえない水準です。

 

またオーストラリアは資源大国です。

通貨価値も資源価格(鉄鉱石、石炭、原油などの鉱物・エネルギー価格)により上下する点は理解しておく必要があります。

 

豪ドルも外貨預金には向かない時代に突入していますね。

 

 

英ポンド(£)

(2020年9月時点)

  • 政策金利:0.01%
  • 国債格付:Aa2(ムーディーズ)、AA(S&P)、AA-(フィッチ)
  • 英国GDP:世界5位

G4通貨として米ドル、ユーロ、円に次いだ4番目のイギリスの通貨。

米ドルやユーロと比べ流通量が少ないため値動きが激しく1日で対円レートが2〜3円動くこともあります。

 

金利も低く、長期投資よりも短期投資で人気が高く、為替差益を狙いとする投資家が多いです。

ブレクジットの際は1日で対円レートがなんと20円近く下落しました。

 

ブレクジット

イギリスが欧州連合(EU)から離脱すること。

英国(Great Britain)と退出・離脱(exit)を組み合わせた造語。

ブレグジットという言葉は、リスボン条約改正をめぐって、イギリスと欧州連合各国との歩調が合わないことや、PIIGSに代表されるような、財政の悪化した国々が出現してきたことで生まれたという見方が多い。

ちなみに、イギリスの首相であるデーヴィッド・キャメロンは、2017年までに欧州連合離脱の是非を問う国民投票を行うことを明言している。

なお、ブレグジットと似た言葉に「グレグジット」があるが、これはギリシャのユーロ圏離脱の意である。

(引用:ブレクジット

 

英国の経常収支は赤字なので月末は取引の多く、「ユーロ高」「ポンド安」になりやすい傾向にあります。

 

世界的な利下げ傾向の潮流に応じて、政策金利は0.10%で据え置いています。

 

イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表

イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表

 

こちらも、外貨預金先として全く好ましくありませんね。

 

 

NZドル(ニュージーランドドル/NZD)

(2020年9月時点)

  • 預金金利:0.050%
  • 国債格付け:Aaa(ムーディーズ)、AA(S&P、フィッチ)
  • NZGDP:世界53位

 

ニュージーランドの通貨。

以前までは豪ドル並び高金利でしたが、政策金利は低くなっており、一時期の米ドルの利上げにより高金利の代表格の座から退きました。

現在は更に政策金利を引き下げており0.25%になっています。

 

ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)は24日、政策金利を過去最低の0.25%に据え置くと発表した。中銀は新型コロナウイルスによる世界経済の混乱が、NZの雇用や物価上昇率にも影響を及ぼしていると指摘した。3月に量的緩和政策の実施を決めたが、必要であれば追加措置を講じる姿勢も示した。

NZは厳しい都市封鎖などが奏功し、6月8日深夜に外国人の入国制限を除いたすべての規制を解除した。中銀は声明で「5月時点の予想より早い段階で国内の経済活動が再開され、予算案に示された政府の財政刺激策も予想を僅かに上回った」とした。ただ今後も経済上の課題は残るとし、必要であればNZ国債などの買い入れ規模の拡大も検討するという。

出所:NZ、政策金利を据え置き 0.25%

 

資源大国のオーストラリアの豪ドルとは異なり、ニュージーランドの場合は農業国ですので、食糧価格が通貨価格変動の一つの大きな指標となります。

世界的なコロナウィルス対策で、外貨預金には向かい風の状況が続いています。

 

南アフリカランド(ZAR)

(2020年9月時点)

  • 預金金利:3.85〜4.05%
  • 国債格付:Ba1(ムーディーズ)、BB-(S&P)、BB(フィッチ)
  • 南アGDP:世界34位

参考:https://www.rakuten-bank.co.jp/assets/forexdep/campaign/gaika-100928.html

 

まだまだ新興国・南アフリカの通貨であるランド。

リスクが高い分、金利も高い通貨として日本でも大人気でしたが、今回のコロナ感染拡大騒動で預金金利も半減してしまいました。

 

ランドの通貨流通量は少なく、その分ボラティリティの高い価格変動が起こっております。

ボラティリティが高い上に、3%程度の預金金利では全く預けるメリットがありませんね。

 

 

カナダドル(CAD)

(2020年9月時点)

  • 預金金利:0.01%
  • 国債格付:Aaa(ムーディーズ)、AAA(S&P)、AA+(フィッチ)
  • カナダGDP:世界10位

 

参考:https://www.bank-daiwa.co.jp/rate_fc/

 

カナダの通貨。

豪ドルが資源大国通貨として紹介しましたが、カナダドルに関しては原油産出国であり「原油価格」が一つの大きな指針になります。

 

カナダ政府債務はGDP比90%程度となっており、日米ほどの規模ではないが懸念されているポイントとなります。

これは、米国との貿易問題が再燃すれば通貨への下押し圧力となってしまうことを指します。

 

カナダはG7の一角であり、世界でも政治的・経済的にも安定していると言われる優秀な国です。

(米国と近い位置にいるのも経済的には有利)

 

利上げサイクルに突入し始めた頃であり、少しずつ投資家からの人気を集め始めていましたが、これもコロナ感染拡大騒動で政策金利の引き下げがあり、魅力ある通貨ではなくなってしまいました。

 

(中央銀行)は3日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を現行の年0.25%で据え置くと発表した。据え置きは2会合連続。声明では新型コロナウイルスの世界経済への影響について「どのように回復できるか不透明感は強いままだが、ピークに達したようだ」との見解を示した。「金融状況は改善し、商品価格は過去数週間で上昇している」と説明した。

出所:カナダ中銀、政策金利を年0.25%で据え置き 2会合連続

 

スイスフラン(CHF)

(2020年9月時点)

  • 預金金利:0.001%

 

スイスの通貨です。

スイス中央銀行が低い政策金利を設定しており、預金金利はなんと日本より低い水準となっています。

 

その結果、「リスク回避」のための資産の置き場所となっています。これは日本円と同様ですね。

政府債務も先進国の中では低く(対GDP比50%未満)財政破綻のリスクは低いですが、投資の意味でフラン預金することはリターンがなくおすすめできません。

 

おすすめの外貨預金・通貨ポートフォリオ

どうしても外貨預金をする、という人向けに、個人的な見解となりますが、私が推奨する通貨ポートフォリオは以下の通りです。

  • 日本円 → 45% 
  • 米ドル → 25%
  • スイスフラン → 30%

 

現状、米国はコロナ感染拡大騒動による景気停滞を抑えるべく、利下げを実行しインフレ率を高める政策を取っています。

この流れは数年続くことでしょう。

 

当然、米国のインフレが上昇するということは、米ドルの価値は下がり、円が強くなります。

長期的には、FRBの利上げで通貨価値は落ち着いていくでしょうから、上記の通貨ポートフォリオは長期(10年スパン)を前提としています。

 

正直に申し上げると、外貨預金をしている場合ではなく、現在はFRBの利下げ、異次元の金融緩和を行なっている状況で、明らかに株高になっていく未来が見えています。

アベノミクスでは、株式市場にて多くの億万長者が生まれました。これを金融相場と言いますが、まさにこの金融相場が2020年の3月に生まれたのです。

 

現在は間違いなく株です。株取引に自信のない人は、株式投資で高いリターンを目指すヘッジファンドなどが視野に入ってくるでしょう。

以下の記事でおすすめのヘッジファンドを紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。(私自身も、株式投資でリターンをあげるヘッジファンドへ投資してます)

 

【2020年・国内優良ヘッジファンド】おすすめ投資先ランキング〜リスクを抑え安全・着実に資産を増やせる運用先を紹介〜

 

 

この記事のまとめと、おすすめの投資方法

各国の通貨とその特徴、おすすめポートフォリオを紹介してきました。

 

この記事はあくまで外貨での預金をどうしてもしたいと考えている人に向けて書いた記事です。

私個人としては、外貨預金よりも利回りがよく納得のいくリスクリターンがあげられる優れた投資先が存在することを経験則的に理解しているため、

外貨預金で資産運用をすることはありません。

 

 

外貨預金は儲かるのか?メリット・デメリット、2020年時点では絶対おすすめしない理由を徹底解説。リスク分散/新興国通貨で大損可能性/タイミング/FX

 

そもそも論なのですが、外貨預金で運用するにしてもFXを活用するにしても、為替で儲けようと考える以上はゼロサムゲームの中で勝というということに他なりません。

あなたが為替で収益を上げている以上、世界の誰かは損失を被っています。

為替の世界で、全員が勝つということはありえないのです。

 

他者を出し抜いて自らが収益を上げるという構造上、為替は運用というよりもギャンブルの域を出ないと言えます。

一方、株式や不動産はこの限りではありません。

 

株式市場全体の値上がりにより、特定の株式市場に投資する全ての人が収益を得ることもあります。

資産運用において株式投資の方が正当性を得やすいのは、この原則が存在するからです。

 

海外に投資を行う醍醐味は、やはり一国の経済の成長を享受するということですから、

外貨で資産を持つくらいなら、更にその外貨を通じて成長力ある国の「株式」や「不動産」へと投資していく方が遥かに合理的なのです。

 

 

さて、今日は外貨預金についての基本的な考え方を解説しました。

皆さんの助けになれば幸いです。

-外貨預金

Copyright© 30代サラリーマンの資産運用録 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.