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個人におすすめできる債券投資とは?ハイイールド債投資信託を含めてお伝えする!

個人におすすめできる債券投資とは?ETFやハイイールド債投資信託を含めてお伝えする!

投資で資産を構築したいけど、できる限りリスクは犯したくない。

元本は保証された形で資産運用を行いたいという願望を持たれている方は多いと思います。

元本保証の代表格といえば定期預金ですが、定期預金ですと利率が低すぎて資産運用といえる代物ではありません。

→ 1000万円以上の資産を大口定期預金で運用。銀行の優遇メリットと金利比較!おすすめは?どこに預けるべきか。

 

そこで候補として上がってくるのが債券投資なのではないでしょうか?

債券は国や会社が発行している資金調達手段で発行した額面に対して一定量率の利子を投資家に支払います。

本日は債券投資について現在の金融環境について整理した上で、おすすめの債券投資につしてお伝えしていきたいと思います。

 

2021年現在の金融環境とは?各国金融緩和で債券利回りは大幅に低下

まずは債券投資について重要な現在の金融環境についてみていきたいと思います。

日本は日銀の金融緩和継続でゼロ金利政策が継続

日本銀行はご存知の通り日銀の大規模な金融緩和が継続しております。

日銀の政策はイールドカーブそのものをコントロールするイールドカーブコントロールという画期的な政策をとっています。

 

実質金利低下の効果を長短金利の操作により追求する「イールドカーブ・コントロール」を、新たな枠組みの中心に据えることとしました。

その手段としては、2016年1月のマイナス金利導入以降の経験により、日本銀行当座預金へのマイナス金利適用と長期国債の買入れの組み合わせが有効であることが明らかになりました。これに加えて、長短金利操作を円滑に行うための新しいオペレーション手段(指値オペ)を導入することとしました。

参照:日本銀行

 

イールドカーブとは各国債の年限に応じて金利をプロットしていったものです。

現在は10年物の国債金利は0%近辺となっています。基本的には国債金利は年限が長くなればなるほどリスクプレミアムが乗って金利が高くなります。

長期国債と言われる10年物ですら0%近辺ということは殆ど日本の国債から金利を受け取ることは難しいといえるでしょう。

 

イールドカーブコントロールを図解

参照:日経新聞

 

また、当然ですが社債金利は国債金利に上乗せした形で決定されます。

国債金利がここまで低く落ち込んでいる状態では社債の金利も殆ど期待することができません。

また、日銀はインフレ率を2%とすることを目標と

 

コロナショックで米国ですら超低金利となっている

コロナショックが発生するまでは米国の政策金利である翌日物金利を示すFF Rateは1.5%近辺でした。

 

米国の政策金利の推移

 

しかし、コロナショックが発生してから米国の中央銀行であるFRBは金利を0%-0.25%に引き下げることを発表しました。

 

The effects of the coronavirus will weigh on economic activity in the near term and pose risks to the economic outlook. In light of these developments, the Committee decided to lower the target range for the federal funds rate to 0 to 1/4 percent.

参照:FRB

 

現状、まだまだコロナショックの収束の兆しは見えておらず、追加の緩和も2020年12末時点で示唆されております。

 

【ワシントン=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)は25日、11月4~5日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。参加者の多くは会合で「米国債の購入増など、追加緩和が可能だ」などと指摘。早ければ12月中旬の次回会合で、量的緩和政策の拡充を検討する方針を表明した。

参照:日経新聞

 

実際、金融緩和を受けて米国ですら10年国債の金利は1%近辺というレベルになっています。

 

米国10年国債の利回りの推移

 

国債や社債は魅力的な投資先とは言い難い

先進国の国債や社債は投資利回りが低すぎる

先ほどの環境を踏まえてやはり現状国債や社債への投資は旨味がありません。

日本国債は財務省が「個人向け国債」をだしていますが残念ながら年率0.05%という水準です。

また、社債については極端に取り扱いが少なく楽天証券で取引できる社債は存在していません。

 

期待の米国債については以下の通りの利回りとなっています。基本的に国債でも社債でも1%未満の水準となっています。

取引できる米国債

確かに25年債ですと利回りは1.64%となっていますが、25年間資産を拘束されて毎年たったの1.6%では到底割りがあいませんね。

25年間何が起こるかわからないですからね。

 

コラム1:「利回り」と「利率」の違いについて

上記で利回りと利率という単語がでてきて混乱された方もいらっしゃると思います。

結論からいうと重要なのは利回りです。以下で利回りと利率の違いについてお伝えしていきます。

 

債券には額面と取引されている金額の二つがあります。100万円の額面の債券が95万円で取引されているとは限らないのです。

利率とは

 

一方の利回りは実際の取引金額と償還金額の差益も考える必要があります。

例えば額面100万円で利率が3%の債券が95万円で取引されている場合のキャッシュフローは以下の通りとなります。

 

利回りとは

 

償還差益:5万円
利子:3万円×5年間 =15万円
合計:20万円

 

5年間で95万円投資して20万円の利益なのでこれを年平均リターンとして計算した5%が利回りとなります。

最終的なリターンという意味では利回りを確認する必要があるのです。

 

新興国債券は為替リスクが大きすぎる

新興国債券は利回りが高いのでは?

という指摘もあると思います。確かに以下の通り表面上の金利は高くなっています。

新興国債券の外貨建金利

 

トルコの債券ですと利回りは11%となっています。しかし、これはあくまでトルコリラ建です。

金利が高い国というのはインフレが発生している国であることを意味します。

 

次の項目で説明する通り、インフレが発生している国の通貨の価値は下落します。

実際過去10年のトルコリラ円のレートは以下の通り悲惨なものとなっています。

 

トルコリラ円のレート推移

 

10年で約4分の1になっており、この期間トルコリラ建で投資をしていたら円建だと大きく損失を被ることになるのです。

日本円建でプラスのリターンを確保できるかについて考えないといけません。

そもそも安全な投資先として債券投資を考えている場合は、新興国債券投資は適切な投資先にはなりえません。

新興国債券に投資をするくらいであれば、株式投資を行った方が合理的です。

 

コラム2:インフレが高い国の為替レートが下落する理由

基本的に日本のようにデフレの国の通貨とトルコのようにインフレしている国の通貨では、デフレしている国の通貨価値の方が高くなります。

 

たとえば、日本とトルコのインフレ率が以下の通りだとしてトルコリラ円のレートが現在10円だとします。

日本のインフレ率:0%
トルコのインフレ率:10%

今100円のリンゴは10トルコリラということになります。

 

1年経過した時、日本はインフレしないのでリンゴの価格は100円のままとなります。

一方、トルコではインフレが発生しているのでリンゴは11トルコリラになります。

リンゴはリンゴなので100円と11トルコリラの価値は等しくなっています。つまり1トルコリラは9.1円と円高に傾きます。

 

そもそもインフレというのは通貨の価値が下がることを意味します。

金利が高い通貨は大小として為替レートが下がりやすいことを心に留めておきましょう。

 

ハイイールド債投資信託という選択肢は投資妙味がある?

債券投資で最も高いリターンを獲得できるのがハイイールド債券への投資です。

債券には国債や社債含めてS&P社やムーディーズから格付けが付与されます。

格付けは以下の通りに構成されているのですが、S&P社でBB格付以下、ムーディーズでBa格付以下の債券をハイイールド債券といいます。

 

ハイイールド債とは

 

ハイイールド債券は倒産する可能性が高いですが、その分債券利回りが高くなります。

最も人気の高い「みずほUSハイイールドオープン」の組み入れ銘柄は以下となっています。

比較的高い利回りの銘柄を非常に広く分散しながら組み入れていることがわかりますね。

 

「みずほUSハイイールドオープン」の組み入れ上位銘柄

 

リターンは2020年12月末時点で以下となっています。2013年9月以降から資産は1.5倍になっています。

 

みずほUSハイイールドオープンのリターン

期間 リターン
直近1ヶ月 1.4%
直近3ヶ月 4.5%
直近6ヶ月 8.5%
直近1年 1.0%
直近3年 6.6%
直近5年 22.4%
設定来
(2013年9月5日〜)
52.4%

 

他の債券投資よりは圧倒的に高いリターンとなっていますね。ただ、チャートを見ていただければわかる通り、全く元本保証ではありません。

景気が悪くなるたびに格付が低い会社は倒産するので一気に価格が下落するのです。

正直、ここまでの価格のボラティリティがあるのであれば、あえて債券投資をする必要もありません。

株式投資の方が大きなリターンを得ることができますからね。

 

債券投資よりも高い利回りが狙えて安全な株式投資手法で投資をしよう!

今まで債券投資についてみてきました。まとめると以下となります。

  • 日本は勿論のこととして米国ですらもゼロ金利政策
  • 先進国債券投資は国債も社債も2021年現在妙味が殆どない
  • 新興国債券は為替リスクが大きすぎて円建で大きく資産を失う可能性がある
  • ハイイールド債投資は高いリターンが期待できるが価格変動幅が大きくて元本保証型ではない

 

ある程度のリターンを狙うのであれば、やはり株式投資が合理的な選択肢となります。

以下200年の歴史を見てもわかる通り株(Stocks)は社債(Bonds)や国債(Bills)を大きく上回るリターンを長期的に叩き出しているのです。

 

資産運用の長期リターン

株式投資といえばギャンブルと考えている方もいらっしゃると思うのですが、

長期的にみたら大きな資産を築くことができる最高の選択肢なのです。

 

それでもやはり価格変動幅が怖いという方におすすめできるのがヘッジファンドという選択肢です。

ヘッジファンドはどのような市場環境であってもプラスのリターンをだすことを至上命題としている絶対収益型のファンド形態です。

→ ヘッジファンドとは何者?わかりやすく簡単に解説。私募(プライベート)ファンド・公募ファンド(投資信託)の違いを理解しよう!!

 

実際、ヘッジファンドは以下の通り株式インデックスに比べて安定的にリターンを積み上げてきています。

株価暴落局面でも損失を抑制したり、むしろ利益をとって右肩上がりのリターンを実現してきているのです。

 

ヘッジファンドのインデックスに対して優れた成績

 

結果として安定的に運用する必要がある年金基金や保険会社なども積極的にヘッジファンドを取り入れて運用を行っています。

実際に筆者が投資しているヘッジファンドを含めて、安全に資産を増やすことに特化したファンドについて以下ランキング形式でお伝えしていますので参考にしていただければと思います!

最後に

投資

 

>>>個人的おすすめファンドランキング

 

私がファンドを選ぶ際に気をつけていることは、「長期で明確な戦略を実行し」、「確かなリターンをあげている」「経歴、実績共に優秀なファンドマネジャーが運用しているかどうか」、これだけです。

短期間における投資ファンドのハイリターン実績は全て無視しています。真に勝率が高い投資家は長期でみると、ピカピカな運用実績に収束します。

しかし、短期は短期。ただの運である可能性が高く、ファンドの本当の実力を測れるものではありません。

日々の膨大なニュースに翻弄され、株価の上げ下げで感情的に取引してしまう個人投資家が日本には溢れています。

しかし、投資とは自身の得意とする、勝率の高い戦略を見つけ、愚直に実行するだけなのです。これには膨大な作業量(決算読み込み、市場調査など)と強い精神力を必要とします。

このように、本当は投資とはシンプルでつまらないものです。

 

投信やヘッジファンドを選ぶ際は、この投資の考え方、哲学をしっかり持っているファンドマネジャーが在籍するファンドを選びましょう。それだけで大損することはまずありませんし、周囲の人が驚くようなリターンを自身があげていることに気づくはずです。リターンの差とはこの思考、また投資とは何かを知っているかどうかで大きく変わります。

 

勝率の高い投資戦略を愚直に実行しているファンドマネジャーが在籍するファンドを私の目でも選んでいますので、以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

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